ホームページ制作前の市場調査からカテゴリ構成・ワイヤーフレーム作成までの流れをご紹介します。
まずはなぜ、ホームページを制作するのか?、リニューアルするのかを明確にするために以下のような目的などを記載するシートを用意する必要があります。
今回は新規ホームページ立ち上げに関する内容でご説明をしていきたいと思います。
業種:住宅、地域:福岡、ホームページの種別:コーポレートサイト兼PRサイト、CMS導入
以上の内容になります。
ホームページ制作前の記入シート
ホームページ制作する目的
なぜ、ホームページを制作するのか、非常に大切ですよね。今回は企業の情報を伝えるとともに、自社が行っているサービス内容も伝えることができるホームページを立ち上ることを目的とします。(本来であれば数字的目標が加わればなお良いでしょう)
誰に対して情報を発信していきたいのかを明確に
今回は住宅会社を参考にターゲットを明確化していきます。男性に対してなのか。女性に対してなのかでサイトのデザインやフォント、文字の大きさ等が異なってきますので、ターゲットはしっかりと明確化する必要があります。
ここでもポイントとなるターゲットを明確化する方法ですが、ペルソナを用いることで更にターゲットを明確化することができます。
ペルソナ(persona)とは、サービス・商品の典型的なユーザー像のことで、マーケティング関連において活用される概念です。
ペルソナに関する記事はこちらで紹介しています。ペルソナの記事はこちら
ホームページ制作時に対策するキーワード
SEO対策のことですね。ホームページを立ち上げた際はターゲットに対して集客をしなければいけません。もちろん新規での立ち上げなので、ホームページ自体も検索にかかっていない為、SEO対策をする必要があります。その前段階としてキーワードの市場調査が効果的です。
キーワードの市場調査とは
ユーザーが検索するであろうキーワードをあらかじめ考察し、月間の検索ボリューム数等を把握しどのキーワードで対策することで、どれだけのアクセスを集めることができるのかを事前に把握します。
では、簡単にキーワードの市場調査方法をご説明します。
今回は建設会社なので「住宅会社」をメインキーワードに設定、地域は「福岡」それらを組み合わせたサジェストと呼ばれるキーワードをリスト形式で保持しておきます。
サジェストとはGoogleなどの検索サービスでキーワードを入力した時、そのキーワードと一緒に検索される可能性が高いキーワードが自動的に表示されます。 そのキーワードをサジェストキーワードといいます。
住宅会社 福岡のサジェストキーワードは以下となりました。
- 住宅会社 福岡
- 福岡県 住宅会社
- 福岡 住宅会社 ランキング
- 福岡市 住宅会社
更に上記キーワードの月間検索ボリューム数を調査します。
- 住宅会社 福岡 月間検索数:500
- 福岡県 住宅会社 月間検索数:350
- 福岡 住宅会社 ランキング 月間検索数:300
- 福岡市 住宅会社 月間検索数:350
上記月間の検索ボリューム数はGoogleのみの数字になります。また、Yahooでの検索は含まれておらず、キーワードの入れ替えなどで数字は左右しますので、参考程度にお考えください。
これらを数字化することで一体どんなキーワードで上位を獲得すれば、どのくらいのアクセスが集まるのかが、逆算することができます。
逆に、これだけのアクセスでは満足いかないとなる場合もあるので、更に異なるキーワードを見つけ、サジェスト検索から、ボリューム数の調査を繰り返すことになります。
対策キーワードのリストが集まったら次は、対策コンテンツの洗い出し
各コンテンツで各キーワードを対策できることが理想です。以下に例を記載します。
TOPページ:対策キーワード「住宅会社」※地域は自然と対策できるのまずは住宅会社と設定
施工事例:対策キーワード「福岡市」「北九州市」「久留米市」「飯塚市」といった地域に絞ったキーワード対策
上記を対策するために、カテゴリ分けをするとより細かな対策できることが分かりますね。
採用情報:対策キーワード「住宅 採用情報」採用情報に先輩写真の声などを追加することでコンテンツを充実させることができます。
上記のように1コンテンツ1キーワード、または同類の複数キーワードが対策できれば、サイトの構成としては問題ないでしょう。
もちろんサイトを更新することで対策キーワードの内容も変化しますし、コンテンツも増えてくるでしょう。コンテンツを増やす際はぜひサジェストキーワードと月間検索ボリューム数の調査を忘れないようにしましょう。
ではある程度必要コンテンツが揃ったところで一度コンテンツを整理する必要があります。今回はサンプルですが、カテゴリ構成を記載した図を作成しましたのでご覧ください。
ホームページのカテゴリ構成
あくまでも参考程度のカテゴリ構成ですが、これら図をきっちり作成することで、サイトの構成が明確化しますね。更にプラスでコンテンツに対策するキーワードの記載も行うと今後のサイト運用が一段と便利になりますね。
ではカテゴリ構成の次に準備するワイヤーフレーム
ワイヤーフレームとは、webページのレイアウトを定める設計図のことです。
デザイン会社にサイトのデザインを依頼するは予め、こちらの要望を聞き入れてもらうために必要となるサイトの設計図です。サイト制作会社に依頼を行った際は、デザイン制作前に一度担当者から提出があるでしょう。(もちろん提出がない会社もありますので、こちらも参考程度に)
ホームページ制作に必要なワイヤーフレーム
ワイヤーフレームに関してもサンプルとして作成しましたのでご覧ください。
どこに何を配置するのかが一目でわかりますね。住宅を建設する際も必ず作成する設計図と同じ役割を果たしますので、カテゴリ構成同様サイト制作時には大切なワイヤーフレームです。
手順としてサイトの目的、キーワードの選定、対策コンテンツの洗い出し、カテゴリ構成、ワイヤーフレームの順になります。
以上がホームページ制作前の市場調査からカテゴリ構成・ワイヤーフレーム作成になります。
また今回はGoogle広告・Yahoo広告・各種SNSの発信に関しての内容は割愛させていただきました。
これらももちろんホームページを運用する上ではなくてはならないものなので、ターゲット層に応じた運用が必須となります。
現在では、広告やSNSに関するお問い合わせが増えている為、必要に応じて記事が作成できればと思っています。以上ホームページ制作前の市場調査からカテゴリ構成・ワイヤーフレームの作成についてでした。
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この記事の監修者
永田達成
TATSUNARI NAGATA / 代表取締役
株式会社Soeluの代表取締役。1987年生まれ。福岡県出身。
2010年に大学卒業後、地元福岡のウェブ制作会社に営業として入社。
2019年に個人事業主として独立し、2021年に株式会社Soeluを設立。
現在は福岡を中心に東京・神奈川・大阪・名古屋・札幌など全国から多くのクライアント様とウェブを通して活動中。
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