ホームページをWordPressで制作した場合、制作後の集客はどのようにされていますか?今回はWordPressで行うSEO対策について解説を行っていきたと思います。以下の様な課題や問題点がある方はぜひ参考にされてみてください。
- 「WordPressでSEO対策ってできる?」
- 「SEO対策は何から始めたらいい?」
- 「WordPressの集客方法は?」
- 「WordPressで制作したあとのSEO対策は?」
そうお悩みの方も多いかもしれません。ホームページからの集客は、複雑な内容が多く戸惑ってしまうことも多いですよね。そこで今回はSEO集客を初めて行う方に向けて、WordPressを使ったサイトでやっておきたい対策リストを11個ご紹介します。
11個の内訳は以下です。
【設定編】
- 1. SEO対策に強いテーマを選ぶ
- 2. SEO特化のプラグインを導入する
- 3. サイトマップを作成する
- 4. パンくずリストを作る
- 5. 「www」の有無を統一する
- 6. no index、canonicalの設定をする
【投稿編】
- 1. 内容に合った魅力的なタイトルをつける
- 2. 見出しを設定する
- 3. altタグを使用する
- 4. ディスクリプションを設定する
- 5. パーマリンクをわかりやすいものに変更する
SEO集客にWordPressがおすすめな理由も併せて、ぜひチェックしてみてください。
SEO集客にWordPressをおすすめする理由
WordPressというと、「ブログに特化したサイト」、「簡単なサイトを作るのに使える」といったイメージをお持ちの方もいるかもしれません。
となると、「SEO対策しても効果があるのだろうか」と感じる方も多いでしょう。
ですが、WordPressはSEO集客にも適したツールなのです。理由は、SEO対策に合わせて機能を選びやすいからです。
例えば、WordPressにはSEO対策に特化した
・テーマ
→デザインのテンプレートのようなもの
・プラグイン
→追加できる機能、ツール
が豊富にあります。
これらのテーマやプラグインを使うことで、SEO対策にかかる時間や手間を省けます。余った時間を、より良いコンテンツ制作に充てることで、検索結果の上位表示も期待できるでしょう。
また、テーマの中にはクローラー(サイトを巡回するロボットのようなもので、検索結果の順位変動に関わっている)が良い評価を下しやすい構造となっているものも。
このように、WordPressはSEO対策に特化した機能があるため、SEO集客におすすめです。
【設定編】WordPressでまず行いたいSEO対策6選
それでは、実際にWordPressでSEO対策をするためのToDoリストを見ていきましょう。
まずは、「設定編」から。記事内容に関わる部分ではないので、変更しやすいのが利点です。
そのため、WordPressでSEO対策をする際は最初にこの項目から着手してみることをおすすめします。
本章でご紹介する対策は以下の7つです。
- 1. SEO対策に強いテーマを選ぶ
- 2. SEO特化のプラグインを導入する
- 3. サイトマップを作成する
- 4. パンくずリストを作る
- 5. 「www」の有無を統一する
- 6. no index、canonicalの設定をする
それぞれの項目をみていきましょう。
SEO対策に強いテーマを選ぶ
WordPressによるSEO集客は、テーマ選びが肝心です。「このテーマに変更したら、順位が大幅に変わった!」
といった即効性は期待できません。
ですが、適していないテーマを選ぶと、設定に時間がかかったり、プラグインを余計に追加しなければいけなかったりと、不便な点が多くなります。
そのため、あらかじめSEO対策に適したテーマを選ぶようにしましょう。
SEO集客をする際にテーマ選びで考慮したい点は以下の3点です。
- 表示速度が速い
- レスポンシブ対応(スマホやタブレットで見てもデザインが崩れない)
- カスタマイズがしやすい(文字装飾やデザインなど)
テーマには有料、無料のものがありますが、おすすめは有料タイプです。
機能が豊富で、サポート体制が整っていることも多く、特にWordPress初心者の方にはおすすめです。WordPressテーマの費用相場は、1~2万円ほど(基本は買い切りタイプ)。投資と考え、導入の検討をおすすめします。
そのほか、具体的な推奨テーマは、下記記事でご確認いただけます。
<関連リンク>
「【2024年版】初めてでも安心!使いやすいWordPressテーマ5選」
SEO特化のプラグインを導入する
WordPressには、SEO対策に特化したプラグインがあります。
それらを導入することで、良質なコンテンツ制作やサイトの管理にも役立ちます。
・Contact Form 7
→問い合わせフォームを作成できる
→CFDBでお問い合わせの管理も可能
・XML Sitemaps(旧 Google XML Sitemaps)
→XMLサイトマップを作成できる
※サイトマップについては次節でご紹介します。
・Table of Contents Plus
→自動で記事の目次を作成できる
XMLサイトマップを作成する
XMLサイトマップは、サイト全体の内容を示したファイルのようなものです。これがあることで、クローラーがサイトを巡回しやすくなると言われています。
クローラーが巡回しやすくなると、検索結果への反映が速くなることも期待できます。その結果、検索結果の順位が上がりやすくなるでしょう。
WordPressの場合、先ほどご紹介したプラグイン「XML Sitemaps」で作成できます。そのほか、自動生成ツール等を使えばプラグインを導入せずに作ることも可能です。
例えば、「sitemap.xml Editor(http://www.sitemapxml.jp/)」にアクセスすると、無料でXMLサイトマップを自動生成できます。
パンくずリストを作る
パンくずリストもSEO対策として有効と考えられています。
パンくずリストとは、ページの上部や下部に
「ホーム>カテゴリー>現在表示されている記事」
のように、サイトの階層を示すリストのことです。
パンくずリストによって、ユーザーは自身がサイトのどこにいるかを把握できます。また、リストを辿って別記事にアクセスすることも容易になるため、滞在率や滞在時間の上昇も期待できるでしょう。
その結果、検索順位の上昇に繋がることも。
WordPressのテーマ内で設定できることが多いため、ぜひ実践してみてください。
「www」の有無を統一する
同一のサイトでも、URLに「www」があるか無いかによって、検索エンジンから別サイトと認識されている場合があります。
例えば、
・https://www.simple-alpha.com
・https://simple-alpha.com
と、同じサイトに対し2つのURLがあったとします。
すると検索エンジンは、2つは別のサイトAとBと認識します。これにより、「AのコンテンツがBにもある。重複コンテンツである」と認識された場合、SEO対策上、不利に働くでしょう。(特にGoogleは同一または似たコンテンツに低評価を加える動きが強まりつつあるようです)
URLの「www」の有無を解消するには、.htaccessファイルを使い、301リダイレクトすることが多いです。
※301リダイレクトとはある特定のページにアクセスしたユーザーを指定のページに自動的に誘導する仕組みです。また301リダイレクトはリダイレクト先のSEO対策も引き継ぐためリニューアルやページの統合の際には必ず利用しましょう。
no index、canonicalの設定をする
no index、canonicalの設定も、先ほどに引き続きURLに関する設定です。
- 未完成のページ
- 同一内容のページ、URLが複数あるページ
は、クローラーによって登録されると、検索結果に悪影響が出ることも。
それを予防するためにも、
- no index
- canonical
のタグを使って対処をしていきます。
【投稿編】記事でも行えるSEO対策5選
続いて、投稿時に行えるSEO対策を5つご紹介します。細かな設定が多いため面倒に思う方も多いかもしれません。
ですが、アクセスされる確率に直結する設定もあるため、ぜひ参考にしてみてください。
- 1. 内容に合った魅力的なタイトルをつける
- 2. 見出しを設定する
- 3. altタグを使用する
- 4. ディスクリプションを設定する
- 5. パーマリンクをわかりやすいものに変更する
内容に合った魅力的なタイトルをつける
記事のタイトルによって、検索結果でクリックされる確率はかなり変動すると言われています。
ネットニュースを見ていて、「タイトルが気になって記事にアクセスしてしまった」という経験がある方も多いのではないでしょうか。このようにユーザーを引き付ける力を持っているのが記事タイトルです。
「じゃあユーザーが興味を引くように、タイトルを大げさに設定してみよう」と考えるのはNG。
タイトルと記事内容が合っていないと、ユーザーから懸念を抱かれやすくなります。また、検索エンジンからの評価が下がる可能性も。そのため、内容に合った魅力的なタイトルをおすすめします。
見出しを設定する
ユーザーが読みやすいように、見出しタグを設定しましょう。
同じ文字サイズで3000字以上の文章が続くと、読みづらくなってしまいます。その結果、途中でサイトを離脱するユーザーも増えるでしょう。見出しタグを活用すれば、どの章で何が書かれているかがわかりやすくなります。
ユーザーは欲しい情報にアクセスしやすくなるでしょう。その結果、他の記事にアクセスしたり、サイト滞在時間が伸びたりと、SEO対策上良い行動が期待できます。
altタグを使用する
altタグは、画像が表示されない場合に代わりに表示される文章のことです。altタグが設定されていると、検索エンジンが画像の内容を把握できます。
その結果、画像検索で表示されやすくなり、アクセス増が期待できるでしょう。altタグを1つ設定しただけで急激にアクセスが増えるかというと、そうではありません。
ですが、こうした細かな積み重ねが検索結果での上位表示に効いてくることがあります。そのため、ぜひ投稿時には画像のaltタグも設定してみてください。
ディスクリプションを設定する
ディスクリプションは、検索結果ページにそのサイト(記事)の説明として表示される文章のことです。ユーザーは、記事にどのようなことが書かれているのかをアクセスせずに知ることができます。
そのため魅力的な内容が記載されていれば、アクセスの増加も期待できるでしょう。
パーマリンクをわかりやすいものに変更する
パーマリンクとは、ページに個別に設定されているURLのことです。
「Googleは可能であれば、意味のある語句を使用する」ことを推奨しています。下記でGoogleのURLに対する姿勢を確認できるため、投稿前にぜひチェックしてみてください。
参照:https://developers.google.com/search/docs/crawling-indexing/url-structure?hl=ja
まとめ
今回はWordPressを使ったSEO対策についてご紹介しました。
おすすめする施策は以下の11点です。
【設定編】
- 1. SEO対策に強いテーマを選ぶ
- 2. SEO特化のプラグインを導入する
- 3. サイトマップを作成する
- 4. パンくずリストを作る
- 5. 「www」の有無を統一する
- 6. no index、canonicalの設定をする
【投稿編】
- 1. 内容に合った魅力的なタイトルをつける
- 2. 見出しを設定する
- 3. altタグを使用する
- 4. ディスクリプションを設定する
- 5. パーマリンクをわかりやすいものに変更する
WordPressはSEO対策にも適しているツールです。ぜひ今回の記事を参考に、集客に活かしてみてください。
この記事の監修者
永田達成
TATSUNARI NAGATA / 代表取締役
株式会社Soeluの代表取締役。1987年生まれ。福岡県出身。
2010年に大学卒業後、地元福岡のウェブ制作会社に営業として入社。
2019年に個人事業主として独立し、2021年に株式会社Soeluを設立。
現在は福岡を中心に東京・神奈川・大阪・名古屋・札幌など全国から多くのクライアント様とウェブを通して活動中。
永田達成の代表プロフィールはこちら
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