2021年6月と7月二回に分けてコアアップデートが行われることがGoogleの公式から発表されました。
Later today, we are releasing a broad core algorithm update, as we do several times per year. It is called the May 2020 Core Update. Our guidance about such updates remains as we’ve covered before. Please see this blog post for more about that:https://t.co/e5ZQUAlt0G
— Google SearchLiaison (@searchliaison) May 4, 2020
ツイートを翻訳すると以下のような訳となります。
本日遅くに、年に数回行うように、幅広いコアアルゴリズムの更新をリリースします。これは2020年5月のコアアップデートと呼ばれます。このような更新に関するガイダンスは、以前に説明したとおりです。詳細については、このブログ投稿を参照してください。
ただ、Googleのアルゴリズムでは、ほぼ毎日、検索結果を改善するための変更をリリースしておりそのほとんどの変更は小さなものとなりますが、年に数回は大きめのアップデートが行われることが通例です。
Google公式のコアアップデートの詳細
大規模なコア アップデートは、数か月ごとに行われる傾向にあります。サイトがコア アップデートの影響を受け、その後にコンテンツを改善した場合、掲載順位が回復する可能性があるのは、次の大規模なコア アップデートのリリース時です。
今回のアップデートもコンテンツの品質やE-A-Tを重視するコアなアップデートが今まさに行われています。(2021年7月2日時点)
EATとは
「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」を意味します。
Googleの最近の傾向としては、サイト内のコンテンツ品質に基づいて検索順位を決めている傾向にあります。ではコンテンツの品質は一体どのようなことがあるのかGoogle公式の内容にて確認を行ってみましょう。
コンテンツと品質に関する質問
- コンテンツは、独自の情報、レポート、研究、分析を提供しているか。
- コンテンツは、特定のトピックに対して包括的または完全な説明を充分に提供しているか。
- コンテンツは、あたりまえのことだけでなく、洞察に富んだ分析や興味深い情報を含んでいるか。
- コンテンツが他のソースから得られたものである場合、単なるコピーや書き換えでなく、付加価値とオリジナリティを充分に提供しているか。
- 見出しやページタイトルは、内容を説明する有用なものになっているか。
- 見出しやページタイトルは、コンテンツを誇張したり、読者に強いショックや不快感を与えたりするものでないか。
- 自らブックマークしたり、友人と共有したり、友人にすすめたくなるようなページか。
- コンテンツは、雑誌、百科事典、書籍に掲載または引用されるような価値があるか。
このような内容があげられます。
Googleが目指すものは、最終的にはユーザー目線に立った検索内容といえることがこの内容で判断できます。つまり検索上位に表示されるようにするにはユーザーが常に求めている答えや解決法を発信することが重要となります。
さらにここ最近では専門性の重視がかなり重要視され、何かに特化したサイトやブログが上位表示される傾向にあります。これはサイトにアクセスすることでその問題の情報が複数ある方がユーザーとしてはそのサイトで問題解決ができるという認識だと判断できます。
ではここで専門性に関する内容をGoogleの公式が発表していますので確認してみましょう
専門性に関する質問
- コンテンツは、明確な情報源、関係する専門知識の証明、著者またはコンテンツを公開しているサイトの背景情報(著者ページへのリンクやサイトの概要ページなど)など、掲載されている情報が信頼性の高いものであることを示すための情報を提供しているか。
- コンテンツを制作しているサイトを調査した場合、そのトピックに関する権威者としてそのサイトが信頼されている、または広く認識されているという印象を受けるか。
- コンテンツは、トピックに関して明らかに充分な知識を持つ専門家や愛好家によって書かれているか。
- コンテンツに明らかな誤情報がないか。
- お金や人生に関連する問題について、このコンテンツを安心して信頼できるか。
ここでもやはり信用できるかや品質に関する内容が書かれていますね。最終的は品質の高い安心できるサイトというのがGoogleが求めているコンテンツとなることは間違いありません。
コンテンツの質に関してはいかにまとめられています。
コンテンツの提示や制作に関する質問
- コンテンツに誤字やスタイルに関する問題がないか。
- コンテンツは適切に制作されているか。急いで制作されたような印象を与えていないか。
- コンテンツが多数のクリエイターへの外部委託によって大量制作されていたり、複数のサイトの大規模なネットワークに拡散されており、個々のページまたはサイトのプレゼンスが低下していないか。
- コンテンツに、主要なコンテンツを妨害したり注意をそらしたりするほどの大量の広告が掲載されていないか。
- コンテンツは、モバイル デバイスでも適切に表示されるか
誤字や脱字に関してもクロールで判断している可能性があり、質の低いコンテンツは公開しないほうが良いと言えますね。また、大量の広告表示もユーザーに対するユーザービリティを下げる評価となりますので、大量の広告サイトやアフィリエイトブログも今後検索維持が大変になることは間違いありませんね。
最後にEATに関するGoogleが発表してる内容を解説していきたいと思います。
品質評価ガイドラインと E-A-T について
EATについてはこちらで解説しています。Google検索セントラルに掲載されているSEO対策に関する成功事例について 2015 年に自社のサイトを Google Search Consoleに登録 最初の1年間はクロールエラーのチェックに集中して問題を修正することで、Go[…]
検索品質評価者はページの検索順位を制御できないということを理解することが重要です。
品質評価者のデータが直接ランキングのアルゴリズムで使用されることはありません。品質評価者のデータは、レストランにあるフィードバック カード(お客様アンケート)のようなものです。こうしたフィードバックを利用して、Google のシステムが機能しているかを確認しています。
品質評価者がどのようにコンテンツの品質を評価しているかを理解すれば、コンテンツの改善に役立てることができるかもしれません。そして、コンテンツを改善することで、Google 検索での掲載順位も改善される可能性があります。
品質評価者は、Google が E-A-T と呼ぶ基準をコンテンツが満たしているかを判断するために特別な訓練を受けています。この基準は「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」を意味します。ガイドラインを確認することで、E-A-T の観点からコンテンツを評価して、検討すべき改善点を見つけられるかもしれません。
この記事の監修者
永田達成
TATSUNARI NAGATA / 代表取締役
株式会社Soeluの代表取締役。1987年生まれ。福岡県出身。
2010年に大学卒業後、地元福岡のウェブ制作会社に営業として入社。
2019年に個人事業主として独立し、2021年に株式会社Soeluを設立。
現在は福岡を中心に東京・神奈川・大阪・名古屋・札幌など全国から多くのクライアント様とウェブを通して活動中。
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