「ホームページの更新方法とは?」
「ホームページを更新する効果を知りたい」
「更新を依頼する際の費用相場はどのくらい?」
中小企業庁の調査によると、ホームページの開設率は大企業で95.6%、中規模企業で80.4%となっています。数多くの企業が自社のホームページを持っており、情報発信をしている状況です。
しかし、中規模企業で毎日もしくは毎月更新している割合は、約25%とそれほど多くありません。ホームページを更新する効果や費用相場が、気になる方もいるのではないでしょうか。
そこで、この記事では
- ホームページを更新する効果・方法
- ホームページ更新の作業内容と費用相場
- Web制作会社に更新を依頼するメリット
- 自社でホームページの更新を行うメリット
について解説します。ホームページの更新で悩んでいる経営者やWeb担当者にとって、必見の内容となっています。ぜひこの記事を最後までお読みいただき、自社ホームページ集客アップの参考にしてみてください。
ホームページ更新の4つの効果
ホームページを更新する効果は、なにがあるのでしょうか。ホームページは営業マンに変わって、24時間集客してくれます。常に最新の状態にしたいところです。
ホームページを更新する効果は以下のとおりです。
- 最新の情報を伝えられる
- アクセス数の向上
- 検索順位の向上
- 会社のイメージアップ
それぞれ参考にしてみてください。
1.最新の情報を伝えられる
ホームページは更新しないと、時間が経つにごとに情報が古くなります。定期的に更新することで、常に最新の情報を伝えられるのが特徴です。特に新しい商品・サービスが出たのに、ホームページに掲載されないと、少なからず集客に影響が出ます。
また、古い情報のままだと、顧客からクレームを受ける可能性があります。問い合わせをしたのに商品の生産が終了していたり、旧住所に行ってしまったりがあるでしょう。その場合、クレームにつながる可能性があるので、絶対に避けなければなりません。
ホームページを定期的に更新して、最新の情報を伝えるのは非常に重要です。
2.アクセス数の向上
ホームページを更新すると常に最新の情報を受け取れるので、ユーザーのアクセス数を向上できます。ユーザーはサイトに訪問すると、情報が更新されているか確認します。前回の訪問から何も変化がないと、ほしい情報がないと判断して、離脱していく可能性が高いです。
また、更新頻度を上げてアクセス数を増やせば、リピーターの確保にもつながります。ブログで情報発信することで、更新を楽しみにしてくれるユーザーができます。そして、安定した集客が可能になり、売上アップにつながるのです。
3.検索順位の向上
GoogleやYahoo!などの検索エンジンは、定期的に更新されていて、最新の情報を掲載しているホームページを評価する傾向です。更新していないと、検索エンジンの評価が低くなり、検索順位が下がる可能性があります。そのため、ホームページを制作したままにするのは、非常に危険です。
しかし、ただ更新するだけでは意味がありません。しっかりユーザーの悩みを解決できるような、質の高いコンテンツを制作する必要があります。ユーザーと検索エンジンどちらにも評価されるホームページになり、上位表示できる可能性が高くなります。
4.会社のイメージアップ
更新がないホームページは、ユーザーに怪しい印象を与えて信頼されなくなるでしょう。さらに数ヶ月更新していないと、不安な印象を与える原因になります。会社が営業していなかったり、問い合わせしてもすぐに対応してもらえなかったりなどと感じて、集客力が低下することにつながります。
また、競合他社が定期的にホームページを更新している場合、顧客が流出する可能性が高いです。会社の信頼性を高めてよい印象を与えられるように、ホームページを定期的に更新するのが重要です。
ホームページを更新する方法3選
こちらでは、ホームページを更新する方法を紹介します。更新する方法を知らないと、更新するときに何をすればよいかわからず、予定よりも時間がかかる可能性があります。ホームページを運営するなら、以下の方法を把握しておきましょう。
- HTMLで作成した場合
- CMSの場合
- ホームページ作成ソフトの場合
それぞれ活用してみてください。
1.HTMLで作成した場合
CMSを使っていないホームページは、HTMLとCSSで作成されていることが多いです。HTMLで作成されているホームページは、FFFTPソフトを使って、サーバーへデータをアップロードします。更新する場合はFFFTPソフトでサーバーに接続して、アップロードしたデータを編集します。
更新手順は以下のとおりです。
- FFFTPソフトを使って、サーバーに接続する
- サーバーにアップされているホームページのデータをパソコンにダウンロードする
- 更新したいデータを編集する
- 編集が完了したら、保存する
- FFFTPソフトを使って、サーバーに再接続する
- サーバーに編集したデータをアップロードする
CMSやホームページ作成ソフトよりも手順は多いですが、編集の自由度が高いです。ただし、パソコンとサーバーのデータが一致しないケースも出てくるので、注意しましょう。
2.CMSの場合
CMSは「Contents Management System」の略で、ITスキルがなくても比較的簡単に、Webサイトの構築・管理・更新ができるソフトウェアです。HTMLを編集する必要がないので、作業時間を短縮できます。
CMSの変更手順は以下のとおりです。
- CMSの管理ページにログインする
- メニューから更新したいページを選択して編集する
- 編集が完了したら公開する
- 表示確認をする
CMSはインターネット上でデータを管理するのが特徴です。そのため、バックアップを取っていないと、データが消えたら復旧が難しくなります。しっかりバックアップを取りましょう。
3.ホームページ作成ソフトの場合
ホームページ作成ソフトを使うのも一つの方法です。更新するには、ホームページ作成ソフトがインストールされたパソコンと、元のファイルを用意すれば編集できます。さらに、CMSと同様にHTMLの知識が不要なので、専門的なスキルがなくても安心できます。
ホームページ作成ソフトの更新は以下のとおりです。
- ホームページのファイルを開く
- 更新した部分を編集する
- 編集が完了したら公開する
- 表示の確認をする
ソフトがインストールされたパソコンが破損すると、データの復旧ができなくなります。複数のパソコンや外部記憶装置にバックアップを取って、リスクを軽減しましょう。
【作業内容別】ホームページ更新の費用相場
ホームページを更新すると合、ITスキルが必要になります。更新作業をWeb制作会社に依頼したいと考えている方も、いるのではないでしょうか。
こちらでは、作業内容別の費用相場を紹介します。
- テキスト修正
- イラスト・ライティング
- ページ追加
- デザイン変更・追加
- 画像挿入
- 動画挿入
- バナー・ボタン追加
- スライドショー追加
順番に見ていきましょう。
1.テキスト修正
テキスト修正では、HTMLの編集とサーバーへのアップロードを行います。料金体系は修正箇所ごとと、文字換算の2種類あります。費用相場は、1箇所あたり1,000円からです。
修正するテキストの原稿は、お客様間側で用意する必要があります。さらに、編集後の確認も必要です。
2.イラスト・ライティング
ホームページ内のイラストや文章を、追加・修正する作業です。ライティングは文字単価で計算されて、費用相場は5〜10円/文字になります。タイトルや見出しなど、フォント打ちの場合は、1,000円からが相場です。
イラストはカットイラストから、図表・地図の挿入などがあります。カットイラストは5,000円からで、地図は8,000円からが費用相場です。Google Mapの場合は、コードの導入が必要になるので1万円からになります。
3.ページ追加
新たにHTMLページを追加する作業です。既存のホームページ内のデザインや原稿を反映して、追加します。費用相場は文字だけのテキストが1万5,000円で、デザインも行うビジュアルは3万円からです。
ページ追加作業は、画像や動画など挿入する数が多いほど、費用が高くなります。業者によりますが、倍以上の追加費用がかかるケースもあります。
4.デザイン変更・追加
ホームページ内のデザインの変更・追加は、専門的なスキルが必要になる作業です。デザインは企業のイメージを左右するので、非常に重要な項目になります。あまりよくないデザインだと、ユーザーが離脱する原因になります。
費用相場はメインビジュアルが2万円からで、企業ロゴが5万円からです。デザインには専門スキルが必要になるので、費用が高めになる傾向です。
5.画像挿入
画像挿入作業は、新たに追加したり、既存の差し替えをしたりします。さらに、画像の撮影や加工などを行うケースもあります。
費用相場は以下のとおりです。
- 写真撮影:1,000円~
- スキャン:1,000円~
- CG加工:2,000円~
- 画像差替:3,000円~
CG加工は、度合いによって費用が異なります。
6.動画挿入
動画挿入も画像と同様に、新たな追加や既存と差し替えを行う作業です。さらに、企画から撮影・編集を行うこともあります。
費用相場は以下のとおりです。
- 動画埋め込み:5,000円~
- インタビュー:5万円~
- 会社紹介:15万円〜
- 商品・サービス紹介:30万円~
撮影・編集する動画の時間が長いほど、費用が高くなります。
7.バナー・ボタン追加
既存サイト内のバナーやボタンのデザインを変えたり、新たに追加したりする作業です。作業内容は、一点から全体の追加・編集まで幅広く対応します。
費用相場はバナーが1万円からで、ボタンが4,000円からです。ここでは一点あたりの費用を紹介していますが、まとめて依頼する際はWeb制作会社へ見積もりを確認しましょう。
8.スライドショー追加
スライドショーの追加は、JavaScriptを使用するので、プログラミングのスキルが必要になります。そのため、費用が高くなることが多いです。
費用相場はメインビジュアルが、5万円からです。スライドショーは、ブランドイメージを向上させる効果が期待できます。
Web制作会社にホームページの更新を依頼するメリット3選
Web制作会社にホームページの更新を依頼するメリットは、なにがあるのでしょうか。依頼する前に、メリットを把握しておくと、効果を最大限発揮できます。
メリットは以下のとおりです。
- 定期的に更新できる
- 専門知識が必要ない
- クオリティを向上できる
しっかり把握しましょう。
1.定期的に更新できる
ホームページの更新は、手間がかかる作業です。Web制作会社に依頼すると、手間をかけず定期的な更新が可能です。自社にWeb専任の担当者がいない場合、通常の業務と兼業することになります。会社の繁忙期になると、業務の負担が増えてしまいます。その結果、更新できないことも有り得るでしょう。
Web制作会社であれば、自社の繁忙期に関係なく更新できます。さらに、担当者の負担を軽減する効果もあります。
2.専門知識が必要ない
ホームページ制作には、HTMLとCSSが必須です。動きを加える場合は、JavaScriptを使用するので、プログラミング言語のスキルが必要になります。そのため、専門知識が必要になってしまいます。
Web制作会社に依頼すれば、専門知識が必要な作業を全て任せられるのが特徴です。ホームページ制作の知識を一から勉強すると、かなりの時間がかかります。業者に依頼することで、社内工数の削減が可能です。
3.クオリティを向上できる
ホームページのデザインは、アクセス数に影響があるので、ユーザーが満足するものであるのが必須です。Web制作会社はデザインも請け負っているので、魅力的なものを作ってもらえて、クオリティの向上が期待できます。
また、上位表示させるには、SEOに強いコンテンツを作成する必要があります。闇雲にコンテンツを作成すればよいわけではなく、しっかり対策を行うのが重要です。Web制作会社に依頼すれば、最適な対策を行なってくれるので、SEOに効果的なコンテンツ制作ができます。
自社でホームページの更新を行うメリット
こちらでは、自社でホームページを更新するメリットを紹介します。
- 好きなタイミングで更新できる
- 依頼費用が抑えられる
それぞれ参考にしてみてください。
1.好きなタイミングで更新できる
自社で更新する場合、好きなタイミングでできるのが特徴です。Web制作会社に依頼すると、企画や制作などを確認する必要があります。そのため、更新したいと思っても、すぐに対応できません。
一方自社で行う場合、社内の確認だけなので、すぐに更新できます。好きなタイミングで行いたい方に、適している方法です。
2.依頼費用が抑えられる
ホームページの更新を自社で行えば、費用はかかりません。一方で、自社でできる部分でもWeb制作会社に依頼すると、少なからず費用がかかってしまいます。
さらに専門スキルや作業量が多いほど、料金が高くなる傾向です。思ったよりも費用がかかることも考えられるので、自社で対応できる箇所は実施してから制作会社に依頼するのがおすすめです。
まとめ
ホームページの更新は、最新の情報を発信できるので、アクセス数の向上や会社のイメージアップを期待できます。逆に更新しないと、ユーザーからの信頼が低下したり、トラブルに発展したりする可能性が考えられます。
また、更新には少なからずITスキルが必須です。自社で行うのに不安がある場合は、専門家に依頼するのがおすすめです。無料で相談を行なっている企業が多いので、気になるところに相談してみてはいかがでしょうか。
この記事の監修者
永田達成
TATSUNARI NAGATA / 代表取締役
株式会社Soeluの代表取締役。1987年生まれ。福岡県出身。
2010年に大学卒業後、地元福岡のウェブ制作会社に営業として入社。
2019年に個人事業主として独立し、2021年に株式会社Soeluを設立。
現在は福岡を中心に東京・神奈川・大阪・名古屋・札幌など全国から多くのクライアント様とウェブを通して活動中。
永田達成の代表プロフィールはこちら
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