- 「自社でSEO対策はできる?」
- 「自社でSEO対策をするけど、何をしたらいい?」
- 「SEOおすすめのツールは何?」
など自社でSEO対策を行う際は、様々な問題や課題を抱えていく場合が多いことかと思います。今回は自社でもSEO対策ができる、おすすめの施策と分析ツール・サービスについて紹介していきたいと思います。
また、SEO対策が自社でできるか、どうなのかについて結論からお伝えしますと、自社でSEO対策することは可能です。
おすすめの施策としては、
- ロングテールSEO
- プレスリリースの配信
- SNS運用(間接的にSEO対策となります)
などが挙げられます。
ですが、自社で行うSEO対策には懸念点もあるため注意が必要です。
そこで今回は、
- 自社だけでSEO対策は可能か
- おすすめの施策と分析ツール
をご紹介します。
SEO対策が集客法としておすすめな理由や、一般的なSEO対策方法も記載しておりますので、併せてぜひチェックしてみてください。
SEO対策とは
SEO対策は、検索エンジンで検索した際、結果ページで上部に表示されるための施策を指します。
Web集客の中でもメジャーな施策となっており、取り組んでいる企業も多いです。
本章では、SEO対策の概要と、集客方法としておすすめしている理由をご紹介します。
SEO対策とは
SEO対策(Search Engine Optimization)とは、自社のウェブサイトを検索エンジンの検索結果で上位に表示させるための総合的な施策のことです。「検索エンジン最適化」とも呼ばれ、主にGoogleなどの検索エンジンがサイトを評価するさまざまな基準に合わせて、サイトの内容や構造を最適化することを指します。
一般的に、検索結果ページで上位のサイトの方がアクセス数が増えます。
アクセス数が増えると、その分売上に繋がる可能性も高まるでしょう。
そのため、集客施策の一環としてSEO対策をしている企業が多いのです。
施策の内容としては、例として以下が挙げられます。
質の高いコンテンツの作成
ユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供することでサイトの評価を高める
サイト構造の最適化
ユーザーとクローラーの両方にとって分かりやすい、論理的なサイト構造を構築する。例として、適切な内部リンクの設置や明確な階層構造、サイトマップの作成などが含まれる。
モバイル対応
スマートフォンやタブレットでも快適に閲覧できるレスポンシブデザインを採用し、モバイルフレンドリーなサイトを構築する。
被リンクの獲得
他サイトに貼られた自社サイトのリンク(被リンク)を増やし、サイトの信頼性と権威性を高める
上記以外にも多くのSEO施策があります。
すべてを高水準でおこなうには、相応の予算が必要となるでしょう。
限られた予算内で成果を挙げるためには、戦略を持ってSEO対策に取り組むことが重要です。また、SEO対策は一朝一夕では効果が出ません。しかし、長期的に取り組むことで、持続可能な集客方法となります。続いて、そうしたSEO対策のメリットについてご紹介します。
集客方法としてSEO対策がおすすめな理由5選
SEO対策は非常に効果的なWeb集客方法です。
その理由は主に以下の通りです。
- コストパフォーマンスが高い
- ブランディングに繋がる
- 潜在顧客にアプローチできる
- 長期的な集客が見込める
- PDCAサイクルを回しやすい
それぞれの項目を詳しくみていきましょう。
コストパフォーマンスが高い
SEO対策は、リスティング広告やディスプレイ広告などの有料広告と比較して、長期的にはコスト効率が高いと言えるでしょう。
有料広告は表示のたびに費用が発生しますが、SEO対策は一度上位表示を獲得すれば、追加の広告費なしで継続的なアクセスが見込めます。初期投資や専門家への委託費用は必要なことも多いですが、長期的に見ると広告費を大幅に削減できる可能性があります。
ブランディングに繋がる
多くの人は、検索結果の上位に表示されるサイトを信頼する傾向があるため、ブランドイメージの向上にもつながるでしょう。短期的には実感しにくいかもしれませんが、ブランディングによって価格競争に巻き込まれにくくなる、広告費を削減できるといった効果も期待できます。
潜在顧客にアプローチできる
SEO対策では、ユーザーの検索意図に合わせて、上位表示を狙うキーワードを検討します。これにより、自社の製品やサービスに興味がある潜在顧客に効果的にアプローチできるでしょう。
検索エンジンを通じて情報を探しているユーザーの多くは、特定の問題や需要を抱えています。
適切なSEO戦略を実施することで、ニーズを持ちつつも、あなたの会社のサービスや商品を認知していない層に自然な形でリーチすることが可能になります。
長期的な集客が見込める
広告とは異なり、SEO対策の効果は一時的なものではありません。
継続的な取り組みにより、長期間にわたって安定したトラフィックを獲得しやすいのが特徴です。一度上位表示を獲得すれば、その位置を維持するための労力は、コンテンツ制作時に比べて少なくて済みます。
また、サイトに良質なコンテンツが増えるとともにドメインの権威性が高まり、新しいコンテンツも比較的容易に上位表示される可能性があります。
PDCAサイクルを回しやすい
SEO対策では、Google Analytics(グーグルアナリティクス)やGoogle Search Console(グーグルサーチコンソール)など、さまざまなデータ分析ツールを活用できます。
これにより、ユーザーの行動や興味を数値で分析し、改善に繋げられるのです。チラシや看板などのアナログの広告だと、どこを改善すればいいのか不明瞭な点も多いでしょう。
SEO対策であれば、分析ツールを用いることで、「どのページが人気があるか」「どのキーワードが上位に表示されたか」「ユーザーはどこで離脱しているか」などを把握できます。
それらのデータをもとに改善することで、成果が出やすい施策に予算や労力を割り振ることが可能となるため、より高い成果が見込めるでしょう。
上記がSEO対策のメリットです。
SEO対策は、Web広告と比べると、効果が出るまでには長い時間がかかります。
これまでの弊社の事例から考えると、集客に効果的なワードで上位表示されるには最短でも3ヶ月、多くの場合は6ヶ月ほどかかります。ですが、一度上位表示されると、長期に渡って集客効果を維持しやすいのがSEO対策の特徴です。「結果的にWeb広告よりもコストパフォーマンスが良かった」という例はいくつもあります。
長期的にブランディングも見込んだ集客をお考えの際は、SEO対策も検討してみてはいかがでしょうか。
SEO対策は自社でもできる?
結論からお伝えしますと、自社だけでもSEO対策はできます。
ですが、業者に依頼した方が成果が出やすい点は留意しておいた方が良いかもしれません。
SEO対策と一言で言っても、施策の種類はさまざまです。サイトの構造やURLの変更といった技術的なものから、プレスリリースの配信や他メディアへの露出など、SEOの内容は多岐に渡ります。
技術的な施策は業者に依頼することをおすすめしますが、後述するコンテンツSEOや外部対策は自社で対応できる部分も多いです。
例えば、自社で対応しやすい施策としては、
- 関連サイトへのコラムの寄稿
- 自社サイトでの情報発信
などが挙げられます。
実際、「SEOコンテンツの書き方ワークショップに参加し、それを元にブログを更新し続けていたらサイト集客できるようになった」という方もいらっしゃいました。
そのため、自社でSEO対策を行うことは可能だと感じています。ですが、すべてを自社で行うのは現実的ではありません。より効果を高めるには、技術的なSEO対策も必要となってくるでしょう。
それらも自社で行うには、手間と労力がかかり、他業務を圧迫することもあるかもしれません。そのため、自社の状況や目的、リソースを考慮し、自社でできる部分と専門家に任せる部分を適切に選択することが重要です。
本記事の後半では、SEO対策の種類を説明し、その中でも自社でSEO対策をしたい際におすすめの施策と活用したいサービスをご紹介します。
SEO対策の具体的な方法
SEO対策と一言で言っても、施策の内容は多岐に渡ります。
そこで本章では、SEO対策の種類や具体的な方法、そして成果を出すためのポイントについて、解説していきます。
SEO対策の種類
SEO対策は主に以下の3つに分類されます。
- 外部対策
- 内部対策
- コンテンツSEO
これら3つの対策をバランスよく実施することで、総合的なSEO効果を高めることができます。
それぞれの対策について、詳しく見ていきましょう。
外部対策
外部対策とは、「自社のウェブサイト以外の場所」で行うSEO施策を指します。
主な目的は、他サイトからの評価を高め、検索エンジンに自社サイトの信頼性や権威性をアピールすることです。
具体的な外部対策の方法としては以下が挙げられます。
質の高い被リンクの獲得
自社と関連性の高い業界サイトにコラム等を寄稿する、プレスリリースを配信するといった形で被リンク(外部サイトに貼られた自社サイトへのリンク)を増やす
サイテーションの増加
SNS運用やイベント開催などを通して、ネット上に自社への言及・引用(サイテーション)を増やす
上記が一般的な外部対策です。
これらを見て「業者に費用を払い被リンクを貼ってもらえば良いのでは」、「費用を払いサクラに口コミを書いてもらえばいい」と感じた方もいるかもしれません。外部対策は地道な行動を継続することが大切です。そのため、そう感じる気持ちもわかります。
ですが、そうした方法は、検索エンジンからペナルティを課される可能性が高いため絶対に避けましょう。ペナルティが課されると、検索結果ページでの順位が落ちるほか、結果ページに表示されなくなることもありえます。
そうなると、専門業者にペナルティ解除を依頼することになり、余計な費用が発生します。また、復帰までに数か月かかることもあり、その間のビジネスチャンスも逃してしまうかもしれません。
そうならないためにも、自然なリンク、サイテーション獲得を心がけましょう。
内部対策
内部対策は、「自社サイト内」で行う技術的な最適化を指します。
検索エンジンのクローラー(サイトを巡回して検索順位に関する情報を集めるロボットのようなもの)がサイトを正確に理解し、適切に評価できるようにすることが目的です。
具体的な施策内容としては、主に以下が挙げられます。
サイト構造の最適化
論理的な階層構造の構築、サイトマップの作成と提出、適切な内部リンクの配置など
URLの最適化
簡潔で分かりやすいURL設計、重複したURLの統一(URLの正規化)
ページ表示速度の改善
画像の最適化、ブラウザキャッシュの活用など
モバイル対応の強化
レスポンシブデザインの採用
メタデータの最適化
タイトルタグの適切な設定、メタディスクリプションへの記述など細かな設定も多く、一気におこなうのは難しいかもしれません。
ですが、そうした小さな積み重ねでサイトの評価が高まり上位表示に繋がります。
すべて実施するのが難しい際は、まずは以下の項目を取り組みましょう。
- レスポンシブデザインの採用
- ページ表示速度の改善
に取り組んでみてはいかがでしょうか。
ユーザーはサイトが使いにくいとすぐに離脱してしまいます。1秒サイト表示が遅くなるだけで、数十%が離脱するといったデータも。また、近年はスマホやタブレットからネットを閲覧するユーザーが50%を超えています。
そのため、上記2つは必ず取り組んでおきたい施策です。
コンテンツSEO
コンテンツSEOは、ユーザーに価値あるコンテンツを提供することで、検索エンジンからの評価を高める施策を指します。
SEO対策として取り組んでいる企業も多く、ブランディングにも繋がるためおすすめの施策です。コンテンツSEOの手法としては、主に以下のプロセスがあります。
上位表示を狙うキーワードの立案
適切なキーワードリサーチを行い、検索ボリュームと競合度のバランスの良いキーワードを見つけます。
質の高いコンテンツ作成
上記で決定したキーワードに対して、ユーザーの検索意図を探ります。
ユーザーの意図やニーズに合った独自性のある情報や、深堀りした専門的な内容を配信します。また、読みやすく分かりやすい文章構成を心がけ、見出しや箇条書き、図表を効果的に使用することも重要です。
コンテンツのブラッシュアップ
情報が古くなっていないか、ユーザーの離脱が多い箇所はどこか等を分析し、記事をブラッシュアップしていきます。コンテンツSEOは「これをしておけば必ず上位表示になる」といった必勝法が明らかになっていません。
今まで上位表示されていたコンテンツでも、検索エンジンのアルゴリズムアップデートによって順位が下落する可能性もあります。そのため、定期的にコンテンツをブラッシュアップすることが大切です。
また、近年では「E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性の英語頭文字をとったもの)」の重要性が唱えられています。
特にGoogleでは「経験」を重視する動きがあるため、「実際に筆者が体験した内容である」ことを示すコンテンツが上位になりやすい傾向があります。そのほか、専門性や権威性を高めるためには
- 執筆者の経歴や専門性を明示する
- 信頼できる外部ソースを引用する
- 記事に専門家の監修をつける
といった手法も有効でしょう。
そうすることでコンテンツの信頼性が高まり、上位表示されやすくなります。しかし、多くの記事で上記を満たそうとすると予算が足りなくなることも。そのため、集客効果の高いキーワードの記事に予算を多く割り振るなど、戦略的にコンテンツSEOを進めていくことが大切です。
自社でSEOをしたい場合におすすめの施策3選
「SEO対策がどのようなものなのか、外注する前に、まず自社で小さく始めてみたい」、「外注費を削減するためにも、自社でできる施策を知りたい」
そう考えている方に向けて、本章では、比較的取り組みやすく、効果的な3つのSEO戦略をご紹介します。
紹介するのは
- ロングテールSEO
- プレスリリース配信
- SNS運用(間接的にSEO対策となります)
の3つです。それでは各項目をみていきましょう。
ロングテールSEO
ロングテールSEOとは、複数の語を組み合わせた具体的なキーワードを狙う戦略です。
例えば「化粧水」ではなく、「化粧水 50代 保湿」「化粧水 乾燥肌 プチプラ」などで検索結果上位になるコンテンツを配信することが挙げられます。
ロングテールSEOは、予算が潤沢でない場合や、地域を絞った集客をしたい際に有効な施策と考えられています。なぜなら、ロングテールワード(ロングテールSEOで狙うキーワード)は、大手メディアが手を付けていないことが多いからです。
また、ロングテールワードは具体的な内容になっているため、ユーザーの検索意図がわかりやすいのも特徴の一つ。検索意図が明瞭だと、その分ユーザーの悩みを解決できるコンテンツを作りやすくなります。
その結果、問い合わせ数や購買率の上昇が期待できるでしょう。
ロングテールSEOを実践するためのポイントは以下の通りです。
- 自社の強みや専門性を分析し、それを活かせるキーワードを洗い出す
- 検索ボリュームを参照し、狙うキーワードを決定する(月間検索回数1,000回以下が目安)
- 同キーワードからターゲット顧客の悩みや課題を深掘りし、それに応えるコンテンツを作成する
- 必要に応じてコンテンツをブラッシュアップする
月間の検索回数は、「aramakijake.jp(https://aramakijake.jp/)」など、無料のサービスでも調べることができます。
新サイトがいきなり競合の多いキーワードを狙っても、ドメインの権威性やそれまでのサイト評価が乏しいため、検索結果で上位になるのは難しいでしょう。そのため、ロングテールSEOで地道にアクセスを伸ばしていくことをおすすめします。
プレスリリースの配信
プレスリリースは、さまざまなメディアで自社の活動を紹介してもらうために配信する公式文書であり、単なる告知ではありません。
適切に活用することで、SEO対策だけでなく、他の集客効果も発揮します。
プレスリリースを配信することで、以下のメリットが得られます。
被リンクの獲得
内容によっては、信頼性の高いニュースサイトから被リンクを獲得できることも。質の高い被リンクは検索順位の向上に繋がります。nofollowでもリンクの獲得となりますので定期的なプレスリリース等の配信は行っていきましょう。
ブランド認知度の向上
メディア(特にテレビや新聞等)に取り上げられることで、ブランドの信頼性が高まります。
サイテーションの増加
メディアで取り上げられる件数が増えると、その分サイテーションも増加しやすくなります。その結果、指名検索(ユーザーが企業名や商品名を直接入力して検索すること)が増え、サイトの評価上昇も期待できるでしょう。
プレスリリースには、メディアに紹介されやすくなる型が存在すると言われています。より多くの成果を得られるように、配信の際にはそれらを参照して作ってみてください。
SNS運用
SNSは顧客との直接的なコミュニケーションツールであると同時に、SEO対策にもなりえます。
例えば、サイテーションの獲得や指名検索の増加が期待できます。
その結果、検索エンジンからのサイト評価が向上するでしょう。
また、SNSから直接集客できる可能性もあります。
業種や地域によっては、SEO対策よりもSNS運用の方が集客効果が高いことも。
SNSの方が集客に向いていた場合、予算をそちらに多く割り振るなど舵取りを変えることもおすすめです。
一方で注意点もあります。
SNS運用は投稿し続けなければ、集客効果を持続しにくいというデメリットがあるのです。集客をするには少なくとも週に1回、できれば週7回の投稿を推奨している業者が多いです。Xなど、テキストメインのSNSであればまだコストはかかりにくいかもしれません。
ですが、InstagramやTikTokでは1回のコンテンツ作成に数時間かかることも。その分、SEO対策や他の業務が疎かになってしまう可能性もあります。
そうして売上や集客力が落ちてしまったら本末転倒です。
そのため、リソースの配分をしっかり検討することをおすすめします。
自社でSEO対策を行う際のおすすめツール・サービス
SEO対策は、1回おこなえば長期的に効果が出る、という集客方法ではありません。
記載していた情報が古くなったり、検索エンジンのアルゴリズムが変わったりといった環境の変化で、集客効果が変動することもあるのです。そのため、日々の分析を通してコンテンツを改善していくことが大切です。
本章では、自社でSEO対策をする際に導入しておきたいサービスやツールを6つご紹介します。
無料で利用できるものも多いので、ぜひチェックしてみてください。
Google Analytics(グーグルアナリティクス)
Google Analyticsは、Googleが無料で提供しているサイト分析ツールです。
このツールを活用することで、サイトのパフォーマンスや訪問者の行動を詳細に把握することができます。SEO対策をするのであれば、続いてご紹介する「Google SearchConsole(グーグルサーチコンソール)」とともに、ぜひ導入しておきたいツールです。
ユーザーの年齢や性別、地域といった属性データを把握できるため、ターゲット層に合わせたコンテンツ作成に役立ちます。また、どのページが最も閲覧されているか、逆にどのページで離脱率が高いかといった情報も得られるため、サイト構造の改善にも活用できるでしょう。
さらに、商品購入や資料請求、会員登録といったコンバージョンの達成率やそこに至るまでの経路を分析することで、ビジネス目標の達成に直結する施策を打つことができます。
Google SearchConsole(グーグルサーチコンソール)
Google SearchConsoleは、Googleが無料で提供している分析ツールです。
先ほどのGoogle Analyticsがサイト内部の動向を主に分析するのに対し、 SearchConsoleは外部(主に検索エンジンに関わる情報)に焦点を当てた分析ができます。
例えば、
- どのような検索キーワードからユーザーがアクセスしているか
- キーワードに対する検索順位はどうなっているか
- 検索結果からのクリック数や表示回数
などのデータを得ることができます。
また、インデックス登録状況の確認、サイトマップの送信、ペナルティの有無などを調べることも可能。
これらの機能を活用することで、サイトの技術的なSEO面での最適化を進めることができるでしょう。
SEO対策を行う上で最初に導入し、必ず導入がマストなツールと考えて良いでしょう。
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)は、SEO対策をするにあたってぜひ導入しておきたいサービスです。
アメリカのマーケター、ニール・パテル氏が開発したこのツールは、日本語にも対応しており、特にキーワード分析をしたい際に有効です。
最大の特徴は、キーワード分析の深さと使いやすさです。
自社のサービスや商品に関連するキーワードを入力するだけで、そのキーワードの検索ボリューム、SEO難易度、さらには関連するキーワード候補まで、幅広い情報を一度に把握できます。クリック単価や流入見込み数も調べられるため、それらをもとに記事にかける予算を効果的に決定することも可能です。
また、Ubersuggestは競合分析にも使うことができます。
競合サイトを分析し、そのトラフィック量や上位表示されているキーワードを把握することで、自社のコンテンツSEOの戦略に活かせるでしょう。
そのほか、自社サイトの被リンク状況やドメインの権威性も調べることができます。
そうした機能がついていながら、無料で利用できるのもUbersuggestの魅力の一つ。より詳細な分析を希望する場合は、有料版の導入もおすすめです。
Ahrefs(エイチレフス)
Ahrefsは、詳細なサイト分析ができる有料ツールです。(月額19,900円~)
シンガポールに本社を置くAhrefs Pte.Ltd社によって開発されました。世界中で60万人以上のユーザーに支持されており、日本語でも利用可能です。Ahrefsを使用することで、自社サイトへの被リンクの状況を詳細に分析できるだけでなく、競合サイトの被リンク状況も把握することができます。そのほか、キーワード調査、サイト分析、コンテンツ分析など、SEO戦略に必要なさまざまな分析が可能です。
例えば、キーワードエクスプローラー機能を使用すれば、効果的なキーワードの発見や、そのキーワードの検索ボリューム、難易度などを簡単に確認することができます。また、コンテンツエクスプローラーではSNSで反応が多い記事を探すことができます。この機能を活用して、バズりやすいコンテンツを立案しやすくなるでしょう。
月額19,900円~と、無料プランが無いのがネックですが、詳細な分析をしてコンテンツSEOに取り組みたい企業におすすめのツールです。
こちらのツールはSEO対策会社でも多数導入を行っているツールであり、自社サイトが多数あり、かつ競合サイトの動向を把握したい時には入れておいて損はないツールと言えるでしょう。
GRC
GRCは、検索順位を調べるツールです。
2004年のサービス開始以来、多くのWeb担当者に愛用され続けており、使いやすさ・わかりやすさが特徴として挙げられます。GRCを使えば、検索キーワードの順位の推移や競合の順位状況を一括チェックできます。過去の順位変動もグラフで表示されるため、視覚的に結果を理解しやすいのもメリットの一つでしょう。
また、起動時に自動で順位チェックを行う機能もあるため、継続的なデータ収集を効率化することが可能です。そうして日々の順位変動をチェックすることで、検索エンジンのアルゴリズム更新にもすばやく対応しやすくなるでしょう。
GRCは無料版と有料版があり、無料版では順位変動をチェックできるキーワード数に制限があります。小規模なサイトや、まずは試してみたいという方は無料版でも十分ですが、より多くのキーワードを追跡したい場合は、月額495円からの有料プランがおすすめです。
ラッコキーワード
ラッコキーワードは、ブラウザから利用できるキーワードリサーチツールです。
ダウンロードや会員登録が必要無いので、気軽にキーワード情報を調べることができます。(有料版の場合は登録が必要です)
ラッコキーワードの特徴は、GoogleやBingなどの主要な検索エンジンから、
- サジェストキーワード
- 共起語
- 類語
などの関連キーワードを簡単に抽出できる点です。
これにより、ユーザーが求めている情報や悩みを把握しやすくなるため、的確なコンテンツ制作が可能になります。
また、競合調査にも活用できます。
競合サイトがどのようなキーワードで検索され、アクセス数を増やしているかを調べられるため、自社のSEO戦略に活かすことができるでしょう。
ラッコキーワードは無料で利用可能ですが、検索は1日50回までという制限があります。
より多くの機能を使いたい場合や、制限を解除したい場合は有料プランへの登録もおすすめです。
まとめ
SEO対策は、検索結果ページでの順位を上げ、サイトへの集客を増やすWeb集客方法です。
- 外部対策
- 内部対策
- コンテンツSEO
など、さまざまな方法があり、自社で行う際はコンテンツSEOに注力し、技術的な施策は外注するのがおすすめです。
自社で行う際のおすすめ施策は、
- ロングテールSEO
- プレスリリースの配信
- SNS運用
の3つ。
他の業務を圧迫しないよう経営資源の配分を適切に行い、長期的な視点で継続するのがポイントです。
分析には、
- Google Analytics
- GoogleSearchConsole
- Ubersuggest
- Ahrefs
- GRC
- ラッコキーワード
などのツールが役立ちます。
Ahrefs以外は無料で利用可能なため、ぜひ導入してみてください。
分析し、記事を改善し続けることで、より集客効果を高められます。
SEO対策は長期的な取り組みですが、適切に実施すれば、持続的な集客が可能な施策です。
この機会にぜひSEO対策を始めてみてはいかがでしょうか。
この記事の監修者
永田達成
TATSUNARI NAGATA / 代表取締役
株式会社Soeluの代表取締役。1987年生まれ。福岡県出身。
2010年に大学卒業後、地元福岡のウェブ制作会社に営業として入社。
2019年に個人事業主として独立し、2021年に株式会社Soeluを設立。
現在は福岡を中心に東京・神奈川・大阪・名古屋・札幌など全国から多くのクライアント様とウェブを通して活動中。
永田達成の代表プロフィールはこちら
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