今回はCTRに影響するメタディスクリプションについて解説を行います。キャッチコピー、説明文の変更で大きな可能性を秘めている部分ですので是非参考に自身で対策してみてはいかがでしょうか。
まず初めにCTRとは
CTR とは、Click Through Rate の略語で、ユーザーに表示された回数( インプレッション数)のうち、ユーザーがクリックした回数の割合を計算したものです。
CTRの数字が良くなれば、少ない表示回数でもクリック率が上がる為、サイトへの流入数が増えることになります。ではメタディスクリプションと一緒に確認していきましょう。
メタディスクリプションの確認
まずは自分が検索を行った際に表示される、メタディスクリプションの確認を行いましょう。上図のメタディスクリプションは当サイトTOPページのメタディスクリプションになります。
メタディスクリプション(meta description)は、検索結果にWebページの説明文を表示するためのメタタグになります。もちろんコンテンツ毎にタイトルとメタディスクリプションが必要でありすべて同じメタディスクリプションを使用することはNGです。検索的にもユーザーの心理的にもそれぞれのコンテンツ毎で対策を行うことが良いとされています。
この際コンテンツ毎にメタディスクリプションの対策を行い、ユーザーが求めていることをしっかり記述することを忘れないようにしましょう。
検索で1位を獲得していてもクリック率は20%程度
あるキーワードで1位を獲得していてもクリックされる確率は20%程度に落ち着きます。その要因として以下が考えられます。
- 自然検索の上に広告があり、先に広告をクリックしてしまう
- タイトルやディスクリプションで判断されてしまう
- ユーザーが検索した内容とあまりにもかけ離れている場合
これらが考えられ、やはり広告以外の要因で考えるとタイトルとディスクリプションの対策が大きな影響を与えることがわかります。
この数字は当サイトで検索1位を獲得している「ブラウジング機能」というクリック数になります。表示回数は8,303回、クリック数数は1,715回、クリック率は約20.6%になります。
1位を獲得していてもクリック率は20%前後なので、順位が下がるほどクリック率は下落していくことがわかるでしょう。
ブラウジング機能の記事はこちら
ブラウジング機能とは 今まで視聴した動画や検索キーワードから、YouTutbeのアルゴリズムが自動的に判断し、YouTube上のホーム画面やサイドバー等にオススメとして動画が掲載される機能がブラウジング機能です。ブラウジング機能に認知[…]
検索順位とアクセス数の相関関係
1位:18.08%
2位:10.26%
3位:7.32%
4位:4.94%
5位:4.95%
6位:2.21%
7位:2.04%
8位:2.39%
9位:1.45%
10位:1.85%
検索順位とアクセス数の相対関係になります。1位はやはり18%程度9,10位になると1%のクリック率しかないことが分かります。いかに検索したキーワードとディスクリプションの差異をなくすことが大切かこの数字で分かりますね。(この数字は以前当サイトで調査した結果です)
キーワードとコンテンツのギャップが生じないように対策
ここで一つ注意ですが、サイトへ訪問してほしい気持ちが大きく出すぎでタイトルやディスクリプションを誇大表示しすぎて誘導しても中身が伴っていないコンテンツであれば本末転倒です。タイトルやディスクリプションを魅力あるキャッチにするのであれば、その分コンテンツも充実することが大切です。いかにタイトル、ディスクリプションと実際に閲覧されたコンテンツのギャップを生じさせないことも大切なのです。
ディスクリプションに適切な文字数を設定
検索した際に表示されるメタディスクリプションの内容は、PCで130文字程度、スマートフォンでは40文字程度ととらえておくことが大切です。基本的にPCとスマホのディスクリプションは同じものを設定するので、重要なことやコンテンツとマッチするキーワードや説明文を先に記述するようにしましょう。
また、ディスクリプションは検索結果に影響するとは言われていない為、無理なキーワードの詰め込みや文章がおかしくなる内容は記述しないようにしましょう。あくまでも検索されたキーワードに対してギャップが生じない、適切なディスクリプション設定が大切です。
メタディスクリプションの設定を行っていない場合
全コンテンツのメタディスクリプションを設定することが一番理想ですが、膨大のコンテンツがある場合メタディスクリプションの設定がされていない場合があります。その際のディスクリプションの内容はどうなるのでしょうか。この部分に関してはご安心ください。説明文が表示されないということにならず、Googleが自動的にコンテンツの中身を判断し、自動でディスクリプションを設定します。
ひとまずはユーザーに対して表記はされますが、こちら側が意図していないディスクリプションになる可能性があるので、基本的に記事を作成したその都度メタディスクリプションの設定を行いましょう。
まとめ
ここまでメタディスクリプションに関する解説を行ってきました。ユーザーにクリックしてもらう為の、キャッチコピーやライティングは必要ですが、必要以上に誇大文章になると、そのギャップが生まれてしまいます。基本的にコンテンツの中身を要約したタイトルやディスクリプションを適切に記述することが大切です。
まずはコンテンツを作成してみて、キーワードの動向やクリック率などを効果検証することをおススメします。そうすることで、Googleアップデートの動向やユーザーのクリック心理などが把握できるようになります。以上今回はメタディスクリプションについての解説でした。
Googleがサポートする「特別なタグ」についても参考になるので是非ご覧ください。
今回紹介する内容はGoogleがサポートする「特別なタグ」について。ホームページを作成し、検索にヒットさせるには非常に重要視されるタグとはいったいどのような役割があるのか確認していきましょう。 メタタグとは HTMLのhead要素に記載[…]
この記事の監修者
永田達成
TATSUNARI NAGATA / 代表取締役
株式会社Soeluの代表取締役。1987年生まれ。福岡県出身。
2010年に大学卒業後、地元福岡のウェブ制作会社に営業として入社。
2019年に個人事業主として独立し、2021年に株式会社Soeluを設立。
現在は福岡を中心に東京・神奈川・大阪・名古屋・札幌など全国から多くのクライアント様とウェブを通して活動中。
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