「SEO対策ツールは何を導入したらいいの?」
「おすすめのツールを教えてほしい!」
「無料で使えるSEO対策ツールはある?」
取り組んでいるSEO対策の効果を分析するためのツールがたくさんある一方で、どれを導入したらいいかお悩みの方は多いのではないでしょうか。SEO対策ツールはそれぞれ機能が異なるため、目的に応じて選ぶ必要があります。
この記事ではSEO対策ツールについて、以下のことが分かります。
- 無料で使えるSEO対策ツール
- 有料でオススメのSEO対策ツール
- SEO対策ツールの種類
記事を読み終わった頃には、導入すべきSEO対策ツールが分かるようになります。「検索順位がなかなか上がらない……」とお悩みのメディア担当者の方は、ぜひご一読ください。
SEO対策ツールの種類を解説
SEO対策ツールには大きく以下4種類に分けられます。
- 内部対策ツール
- 外部対策ツール
- 検索順位チェックツール
- 競合調査ツール
どのツールを導入するかは、目的に応じて決めるようにしましょう。一つずつ詳しく解説します。
内部対策ツール
内部対策をサポートしてくれるツールには、以下のような機能が搭載されています。
- 流入キーワード・サジェストキーワードのピックアップ
- 読者のサイト内に置ける動きのチェック
- コピーコンテンツの有無のチェック
内部対策は自サイト内で進められるため、優先的に実施していきたいSEO対策です。
内部対策の具体的な方法は、以下の記事で詳しく解説しているため、気になる方はぜひご覧ください。
【関連】【完全版】内部SEOの種類10選!対策を実施する目的と外部SEOとの違いとは
外部対策ツール
外部対策をサポートしてくれるツールは、ページごとに付けられている被リンク数や、被リンク元サイトを確認できます。
外部対策は実現するのに時間がかかるSEO対策ですが、しっかり行っていれば効果的に検索順位を上位表示できる可能性があります。
被リンク数やリンク元サイトを確認できれば、今後のサイト運営の方向性の参考にもなるはずです。
外部対策の具体的な方法は、以下の記事で詳しく解説しています。検索順位が上がりにくいと感じている方は、ぜひご参考ください。
【関連】【必見】SEO外部対策を5つ紹介!内部対策の違いと重要な理由も解説
検索順位チェックツール
作成したコンテンツの検索順位を確認できるツールもあります。せっかく作ったコンテンツをネット上に公開しても、検索順位の上位に表示されないことには、読者をつけるのは難しいものです。
検索順位をチェックできるツールを活用すれば、キーワードごとの順位の推移を確認できます。検索順位の推移によって、SEO対策の実施による効果が出ているか否かの判断ができるため、サイトの分析には欠かせないツールです。
競合調査ツール
自サイトの競合サイトおよびページについて調べられる「競合調査ツール」もあります。競合調査ツールを導入すれば、以下3点のことが分かるようになります。
- おおよそのページのアクセス数
- 検索流入のキーワード
- ドメインの評価
検索順位の上位に表示させるためには、競合サイトの調査は欠かせません。競合サイトの状況を把握して、自サイトの運営戦略を立てる上での参考にしてみましょう。
無料で使えるSEO対策ツール5選
「SEO対策ツールを導入してみたいけど、お金は極力かけたくないな……」費用をかけてまでSEO対策を行うことに、抵抗がある方は多いのではないでしょうか。
確かにSEO対策ツールには有料のものもありますが、無料でも優れた機能を搭載したツールはたくさんあります。そこでここからは、無料で使えるおすすめのSEO対策ツールを5つ紹介します。
- GMO順位チェッカー
- Google Search Console
- Google Analytics
- Google キーワードプランナー
- ラッコキーワード
導入したところで費用がかかることはないため、まずはすべて導入してみるのがおすすめです。各ツールの詳細を解説していきます。
1. GMO順位チェッカー
GMO順位チェッカーは、
GMO順位チェッカーの機能は、
- 順位の推移を自動取得
- 順位変動アラート
- AIキーワードアドバイザー
- 1,000文字までの大容量メモ機能(
CSVダウンロード可能)
- グループ化機能
など、基本的な機能も充実しており、
また、「ずっと無料プラン」があります。グラフィカルなUIに加え、キーワードアドバイザーを使用して時短ができるため、SEOツールは現在GMO順位チェッカーがおすすめです。
有料プランも他社と比べて安く、100キーワード、
2. Google Search Console
Google Search Consoleは自サイトにおける、あらゆるSEO対策に向けた分析ができるツールとなっています。Google Search Consoleで利用できる機能は、以下の通りです。
- キーワードごとの順位推移
- 被リンク数およびリンク元サイト
- インデックス状況のチェック
幅広いSEO対策に適しており、内部対策から外部対策まで対応しています。サイトを立ち上げたら、最初に導入しておきたいツールの一つです。
3. Google Analytics
Google Analyticsは内部対策を中心に、SEOの分析ができるツールです。確認できる項目は、以下の通りです。
- アクセス数の推移
- サイトへの流入方法
- サイト内での移動経路
アクセス数の推移やサイト内でのSEO対策に対する効果の有無を分析できます。また読者の移動経路を確認できるため、キラーページへの流入元や、アクセスの有無についても分析可能です。
Google Analyticsも無料で利用できるツールなので、真っ先に導入しておきましょう。
4. Googleキーワードプランナー
Googleキーワードプランナーは指定したキーワードに対して、以下のことを調べられるツールです。
- およその検索ボリューム数
- 競合サイトの多さ
- 広告の入札単価
指定したキーワードで、検索が見込めるか否かを把握するためのツールとなります。
5. ラッコキーワード
ラッコキーワードはサジェストキーワードやトレンド情報に基づいて、関連するキーワードを一気に抽出できるツールです。例えば「ホームページ」で検索した場合、以下のようにそれに関連するキーワードを表示してくれます。
先述した「Googleキーワードプランナー」と併用すれば、検索流入が見込め、かつ競合が少ないキーワードを選定しやすくなります。
ブラウザ上で利用できるため面倒なダウンロードの手間も一切不要で、簡単に利用できるツールです。
おすすめの有料SEO対策ツール6選
SEO対策ツールは無料で利用できるものもありますが、有料なものであれば、さらに効果的な対策が可能になります。そこでここからは、導入すればSEO対策の高い効果が見込める有料ツールを6つ紹介します。
- Ubersuggest
- ahrefs
- Majestic SEO
- SimilarWeb
- GRC
- Emma Tools
一つずつ解説します。
1. Ubersuggest
Ubersuggestの特徴は、自社だけでなく他社サイトのキーワードや被リンクについて分析できることです。
無料でも利用できるツールですが、検索回数に制限があったり、一定期間までしか推移が見れなかったりします。そのためUbersuggestをしっかり活用する方は、有料プランがおすすめです。
有料プランは月額2,999円で、Ubersuggestがあればさまざまな情報を得られるため、効率よくSEO対策に関する分析ができます。
Ubersuggestに搭載されている機能は、以下の通りです。
- サジェストキーワードの抽出
- 各キーワードの検索ボリューム数
- 流入キーワードのリストおよびその順位
- 被リンクデータの取得
複数のツールが1つにまとまっていると思えるくらい、Ubersuggestは幅広く情報を得られます。競合サイトのチェックもできるため、ぜひ導入を検討してみましょう。
2. ahrefs
Ahrefs(エイチレフス)とは、世界で60万人が導入してい
自社サイトだけでなくあらゆる競合サイトの被リンク分析(バック
ツール自体は有料サービスではあるものの、無料で使えるGoog
日本公式LP:https://ahrefs.jp/
拡張機能サイトURL:https://ahrefs.com/
3. Majestic SEO
Majestic SEOは外部対策にうってつけの有料ツールで、月額49ドル(6,000円相当)から利用できます。
調べたいサイトの被リンクによる評価を数値で確認できるため、一目で競合サイトの強さが分かるようになっています。Majestic SEOを活用すれば、以下の情報が得られます。
- 被リンク数および元リンク
- 被リンクサイトのリンク切れの有無
- 競合と思われる関連サイト
数多くあるSEO対策の中でも、特に外部対策は数字で見るのが難しい部分です。Majestic SEOを導入すれば被リンクをはじめとした外部対策を可視化できるため、今後のSEO対策に役に立つでしょう。
4. SimilarWeb
SimilarWebは競合サイトの分析に適したSEO対策ツールになります。無料でも利用できますが、指標ごとの結果を5件しか表示できないため、やや不便に感じるはずです。
そのためSimilarWebを活用する際は、指標ごとに無制限の結果を表示できる有料プランがおすすめです。
SimilarWebでできることは以下の通りです。
- おおよそのアクセス数
- 平均滞在時間
- 直帰率
- 検索流入キーワード
なおSimilarWebの利用料金は公式ホームページ上では公開されていないため、ご自身でお問い合わせして確認していただく必要があります。競合サイトを丸裸にしたうえで今後のサイト運営戦略を決めたい方は、SimilarWebの導入を検討してみましょう。
5. GRC
検索順位についてじっくり分析したい場合に、おすすめのツールがGRCです。GRCは操作が非常に簡単で、サイトURLを入力するだけでキーワードごとの検索順位の推移を確認できます。
自サイトはもちろん他サイトの順位も確認できるため、競合調査にもおすすめのツールです。月額料金は最安495円から利用でき、さらに料金プランは全部で5つあるため、利用状況に合わせて選べるようになっています。
なおGRCを利用する際はシステムをダウンロードする必要があるため、特定の端末でないと利用できない点には注意が必要です。
6. Emma Tools
コンテンツ面で徹底的にSEO対策を実施したい方におすすめのツールが、Emma Toolsです。Emma Toolsではコンテンツ内に盛り込むべきキーワードや内容を解析してくれるため、経験値の浅いライターでもSEO効果の高い記事を執筆できます。
利用料は月額65,780円とやや高めですが、ライターアカウントを最大5つ発行できるため、複数人での利用が可能です。複数人で1つのサイトを運営している場合に生じる悩みとして、担当者によってコンテンツの質にバラつきが生じてしまうことではないでしょうか。
Emma Toolsでは誰でもSEO効果の高い記事を書けるようになっているため、複数人で運営している場合は、導入を検討してみましょう。
まとめ
SEO対策をサポートしてくれるツールは多種多様で、無料で利用できるものから、有料で効果の高いものもあります。本記事で紹介したツールを導入するか否かは、SEO対策の目的に沿って判断する必要があります。
中には月額5,000円以上とコストが高めのツールもありますが、有効に活用すれば検索順位で上位に表示されるようになり、費用対効果の高いSEO対策を実現できる可能性があります。
自サイトにおけるSEO対策の課題を把握した上で、ツールを導入すべきか判断しましょう。
この記事の監修者
永田達成
TATSUNARI NAGATA / 代表取締役
株式会社Soeluの代表取締役。1987年生まれ。福岡県出身。
2010年に大学卒業後、地元福岡のウェブ制作会社に営業として入社。
2019年に個人事業主として独立し、2021年に株式会社Soeluを設立。
現在は福岡を中心に東京・神奈川・大阪・名古屋・札幌など全国から多くのクライアント様とウェブを通して活動中。
永田達成の代表プロフィールはこちら
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