「SEO記事を配信したけど上位にならない」
「上位表示させるためのポイントは?」
「施策の方法は?」
今回はそう感じている方に向けて、SEO記事で上位を取るための施策を11個ご紹介します。
費用をかけずに行える施策をピックアップしましたので、ぜひ活用してみてください。
SEOで順位が決まる仕組み
SEOは「検索エンジン最適化」とも呼ばれており、検索結果ページで上位に表示させるための施策です。一般的に、上位のサイトほどアクセスが集まるので、集客に効果的と言われています。
では、この順位はどのように決まるのでしょうか。それには、検索エンジンのアルゴリズムが関係しています。
WEB上では、「クローラー」と呼ばれる、サイトの情報を収集しているロボットのようなものが存在します。そこで集められた情報が「インデックス」に登録され、検索エンジンのアルゴリズムをもとに順位付けが行われるのです。(スコアリング)
Googleの場合、この検索アルゴリズムのことを「コアアルゴリズム」と呼びます。
このように、検索結果で上位になるかどうかはアルゴリズムが重要な役割を担っています。そのため、各検索エンジンのアルゴリズムを理解し、コンテンツを作成することが大切なのです。
また、アルゴリズムは日々アップデートが加えられており、定期的に大きなアップデートも行われます。そのため、コンテンツは「作って後悔したから終わり」ではなく、アップデートに合わせて改善していくことが重要です。
上位表示に効果的な施策9選
続いて、上位表示のために行いたい施策を11個ご紹介します。
検索意図に合った記事を配信する
Googleが順位付けで重視していると言われているのが、「そのコンテンツはユーザーの検索意図に合っているか」という点です。意図に合致していないと、コンテンツが充実した内容だとしても、順位は上がりにくいでしょう。
例えば、あるユーザーが「福岡 カフェ」で検索したとしましょう。上位に出てくるサイトは、福岡県にあるカフェの情報や人気ランキングといった内容が多いです。というのも、「福岡 カフェ」で検索するユーザーは、「福岡のカフェ情報を知りたい」という意図があると考えられるからです。
そのため、「福岡でカフェを開業する際におすすめの地区」、「福岡でカフェを開業できる物件情報」といったページは上位に表示されていません。
ここまで極端に意図を曲解することはあまり無いかもしれません。ですが、抽象的なキーワードや検索される数が多いキーワードでは、ユーザーの意図を読み間違えやすいのです。
あなたのコンテンツが上位表示されないのであれば、もしかしたらこのようにユーザーの検索意図とズレている可能性があるかもしれません。順位が停滞している記事については、一度方向性を確認してみてはいかがでしょうか。
ロングテールワードを狙う
ビッグワード(月間検索回数1万回以上)では、競合サイトが多く上位表示が難しいです。
そのため、複数の語を組み合わせて、月間検索回数1,000回以下の「ロングテールワード」を狙うのも上位表示のポイントです。例えば、「化粧水」の月間検索回数は、8万回以上。
一方で、「化粧水 50代 ドラッグストア」の検索回数は100件弱です。競合サイトが少ない分、後者の方が上位表示を狙いやすくなるでしょう。
外部リンク施策を行う
外部リンクは、他のサイトに張られた自社サイトのリンクのことです。質の高い外部リンクは、順位の向上に有効とされているため、増やすための施策を始めることをおすすめします。
- コンテンツ内にSNSシェアボタンを設置する
- シェアしたくなる内容のコンテンツを配信する
- 自社のSNSアカウントで記事をPRする
などが施策として挙げられます。すぐに効果が出る訳ではありませんので、中長期的に取り組んでいきましょう。
最新の情報に更新する
記事内の情報を最新に更新することも大切です。例えば駅周辺のカフェ情報を掲載しているページでは、すでに閉店したお店もあるかもしれません。こうした誤情報はユーザーにとって不利益ですよね。検索エンジンはそうした情報を掲載しているページの評価を下げる傾向があります。
一方で、2023年最新の情報を掲載している記事は、順位が上がりやすいと言われています。そのため、情報の鮮度に気をつけながらコンテンツをブラッシュアップしてみてください。
競合サイトをチェックする
競合サイトをチェックしてみてください。上位サイトになるための要素が見つかるはずです。
現在上位に表示されているサイトは、すでに検索エンジンから評価されているサイトということになります。そのため、同サイトにあるものや、ないものを調べ自社コンテンツに活用することで、順位の向上が期待できます。
分析ツールを使って記事を改善する
※Googleアナリティクスのキャプチャ画面
SEOでは、コンテンツの作成と同じくらい分析も重要です。この分析がしっかりできているかどうかで、順位も大きく変わってくるでしょう。
そのため、ツールを使うことをおすすめします。時短になるほか、より詳細な分析がdけいるようになります。
- Googleアナリティクス
- Googleサーチコンソール
- Similar Web(無料版)
など、無料で使えるものも多いので、ぜひ活用してみてください。
魅力的なタイトルにする
記事のタイトルでアクセス数は大きく変わってくると言われています。狙っているワードを入れつつ、記事の内容がわかりやすいキャッチーなタイトルをつけてみてください。
10〜20個のタイトル案を出してみて、それらを組み合わせてみるのもおすすめです。「ラッコキーワード」、「ChatGPT」などタイトル案を自動生成してくれるツールもあるため、活用するのも良いかもしれませんね。
ページの表示速度を2秒以内にする
意外と見落としがちなのが、ページの表示速度です。ある調査によると、2秒以内にページが表示されないと、ユーザーはイライラし始めるそうです。中には表示される前に離脱してしまうユーザーも。
順位に直接影響がある訳ではありませんが、こうして離脱率の高いページは検索エンジンからの評価が落ちる可能性もあります。
そのため、コンテンツを配信する際には表示速度にも気を配りたいですね。
表示速度は、Googleアナリティクスの「サイト平均読み込み時間」でチェックできますので、ぜひ活用してみてください。
※サイトの表示速度はGoogleのPageSpeed Insightsで計測することができます。https://pagespeed.web.dev
ペナルティが課されていないか確認する
ある順位から一気に順位が下がった場合、Googleからペナルティを課されている可能性があります。
ペナルティには、
- 手動ペナルティ
- 自動ペナルティ
の2種類があり、手動ペナルティはGoogleサーチコンソール上で確認できます。確認方法は以下の通りです。
=============
メニュー「セキュリティと手動による対策」
↓
「手動による対策」
※「手動によるウェブスパム対策は見つかりませんでした」と表示された場合、ペナルティが課されていないことを示します
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手動ペナルティを受けていた場合は、警告を受けた内容を改善し、再審査リクエストを送ることで解除されやすくなります。解除までにかかる期間は、数週間から1ヶ月と言われていますが、内容によって長引くこともあるそうです。
なお、手動ペナルティが確認できなかったものの、順位が大幅に下落している場合、自動ペナルティの可能性があります。
自動ペナルティは、
- 違反内容が不明瞭
- 解除までの期間が不確定
のため、手動ペナルティよりも対処が難しいことも。
- 直近のコアアルゴリズムのアップデート情報
- Googleのガイドライン
とコンテンツを照らし合わせて、改善内容を推測していく必要があります。
なお、医療や金融など、人生に大きな変化を与えるジャンルの記事はこうしたペナルティを受けやすいと言われています。
2023年に重要なSEO施策
2023年は、実体験に基づいた情報・コンテンツが評価されるようになるでしょう。2022年12月、Googleは検索品質評価ガイドラインの評価基準として「E-E-A-T」を公開しました。
- 経験 Experience
- 専門性 Expertise
- 権威性 Authoritativeness
- 信頼性 Trustworthiness
の頭文字をとったもので、着目すべきは「経験」です。これまでは「E-A-T」だったのですが、同発表から「経験」が追加されました。
そのため2023年のSEOでは、経験要素のあるコンテンツが評価されやすくなるのではないか、と言われているのです。
例えば、トレーニングの内容を紹介する場合
- 実際にやっている写真
- ビフォーアフターの写真
が入っているコンテンツが評価されやすくなるかもしれません。旅行系コンテンツについても、
- 実際に訪れて撮影した写真
- 現地に住んでいる人ならではの情報
などが評価されるかもしれません。
自社だけではそうしたコンテンツが難しい場合は、専門家にインタビューしたり、監修を依頼したりして、経験要素を追加していきたいですね。
「SEO Google」のキーワードで1位表示をしている弊社記事「Googleが推奨するSEO対策10選」で詳しく説明しています。
2024年SEO対策・Google検索の動向 2024年の現在では専門性や権威性を重視した検索順位となり、個人ブログや強いドメインを所持していない企業に関しては非常に厳しい戦いとなっています。 ただ、上位表示している個人ブログも[…]
まとめ
今回はSEOで上位になるための施策をご紹介しました。
施策は以下の9つです。
- 検索意図に合った記事を配信する
- ロングテールワードを狙う
- 外部リンク施策を行う
- 最新の情報に更新する
- 競合サイトをチェックする
- 分析ツールを使って記事を改善する
- 魅力的なタイトルにする
- ページの表示速度を2秒以内にする
- ペナルティが課されていないか確認する
いずれも無料で行えるため、1つずつでも良いので施策に取り入れてみてはいかがでしょうか。
また、ツールについては、
- Googleアナリティクス (無料)
- Googleサーチコンソール (無料)
があると便利です。現在では無料で利用できるSEOツールも多数あり、効果測定を実施しながらうまく活用することが大切です。SEOのツールを有効活用し効率的に検索の上位表示を狙っていきましょう。
この記事の監修者
永田達成
TATSUNARI NAGATA / 代表取締役
株式会社Soeluの代表取締役。1987年生まれ。福岡県出身。
2010年に大学卒業後、地元福岡のウェブ制作会社に営業として入社。
2019年に個人事業主として独立し、2021年に株式会社Soeluを設立。
現在は福岡を中心に東京・神奈川・大阪・名古屋・札幌など全国から多くのクライアント様とウェブを通して活動中。
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