SEOはペナルティに注意!やってはいけない手法を解説しますお知らせ

SEOはペナルティに注意!やってはいけない手法を解説します

SEOは検索結果における上位表示を目指して行う施策です。検索順位はキーワードの使い方やコンテンツの内容など、さまざまな要素を分析したうえで決定されます。そのため検索エンジンが評価に用いるポイントをおさえれば、検索順位を効果的に上げる施策が可能です。

しかしSEO施策の進め方によっては、検索エンジンによるペナルティの対象となる恐れがあります。ペナルティ判定を受けてしまうと、検索順位におけるさまざまな悪影響が生じるため注意が必要です。

本記事ではSEO施策で注意するべきペナルティについて詳しく解説します。

SEOで要注意!Googleのペナルティとは

Googleのペナルティとは、Googleガイドラインに違反する行為に対して課せられる罰です。

GoogleはサイトやコンテンツをGoogle結果に表示させるために守るべき指針を、ガイドラインとして公表しています。検索エンジンを利用するユーザーを守るために必要となるルールのようなものです。

ガイドラインではサイトが高く評価され、検索結果の上位表示につながる方法がいくつか提示されています。一方で「品質に関するガイドライン」のなかで、検索結果からの除外対象となるような不適切な手法についても説明しています。このガイドラインに記載された手法は、後述する手動ペナルティの対象になる行為です。

ペナルティを課せられたときに生じる悪影響は、大きく以下の2点です。

  • 検索結果における順位の急落
  • インデックスからの削除

それぞれ詳しく解説します。

検索結果における順位の急落

検索結果における順位の急落は、ペナルティを受けたサイトで多くみられる罰です。たとえ検索結果で上位表示されていたサイトでも、ペナルティを課せられると、順位が一気に下がってしまうケースがあります。

検索順位の高さがアクセス数に与える影響は大きいです。実際にアクセス解析ツールなどで確認すると、ペナルティによる順位急落後、アクセス数が一気に減少していることがほとんどです。

検索エンジンからのアクセス数が多いサイトにとって、Googleペナルティの対象となるのは致命的といえます。

インデックスからの削除

ペナルティ対象となる行為のなかでも非常に悪質だと判断された場合、インデックスから削除され、検索結果に表示されなくなります。

検索結果に表示されなくなれば、当然ですが以降の検索エンジンからのアクセスはゼロです。Webサイトにおいて検索エンジンは重要なアクセス源であり、そのひとつが使えなくなるのは大きな損失といえます。

なお前述したように、インデックスから削除というペナルティは、特に悪質な行為のみに課せられます。普通に運営している分には、対象となる可能性はほとんどゼロに近いため、特別心配する必要はありません。

ただしペナルティとなる行為をしない意識のためにも、インデックスの削除という罰について知っておく必要はあるでしょう。

ペナルティの原因となるSEO関連行為

SEO施策を進めるうえで注意したい、ペナルティの対象となる行為について解説します。前述した品質ガイドライン内でいくつかの行為が明記されていますが、特に多くみられるものは以下のとおりです。

  • コンテンツ内容の質が悪い
  • コピーコンテンツである
  • 不自然・悪質な被リンクを集めている
  • その他スパム行為

それぞれの詳細や、ペナルティ判定を避けるために注意したいポイントを解説します。

コンテンツ内容の質が悪い

質の悪いコンテンツは、ペナルティの対象となる恐れが大きいです。

Googleはユーザーのニーズを満たすことを目的としています。質の悪いコンテンツは内容が薄く、ユーザーが必要とする情報を集める手段として適していません。品質ガイドラインにおける手動対策の対象となってしまいます。

ペナルティが実施されるサイトとして、Google公式は以下の例をあげています。

  • 自動生成されたコンテンツ
  • 内容の薄いアフィリエイトページ
  • 別のページ・コンテンツ等へ誘導することのみを目的としたページ

これらのページ・コンテンツは、ユーザーに価値を提供するといえないため、ペナルティの対象です。

なお悪意がなくても、同じ文章の繰り返しやキーワードの不自然な多用などにより、内容が薄いと判断されるケースが有り得ます。検索エンジンを利用するユーザーのニーズを満たせるような、価値のあるコンテンツを制作することが大切です。

コピーコンテンツである

コピーコンテンツも、ペナルティの対象となるコンテンツです。先ほど紹介した「質が悪いコンテンツ」のひとつに該当しますが、コピーコンテンツならではの特徴や注意点があるため、別の項目として紹介します。

コピーコンテンツは文字通り、別のコンテンツと重複する内容がみられるコンテンツです。品質ガイドラインにおける「無断複製されたコンテンツ」に当てはまります。コンテンツ内容をそのままコピーしたものだけでなく、単語の順番を入れ替えたものも、コピーコンテンツとみなされます。

なおキーワードや扱うテーマによっては、意図せずほかのコンテンツと内容が被ってしまうケースが珍しくありません。しかし悪意の有無に関係なく、コピーコンテンツとみなされるとペナルティの対象となってしまう恐れがあります。

コンテンツ制作の際は、既存のコンテンツのコピーにならないよう、ツールを使ったコピペチェックなどを実施すると安心です。

不自然・悪質な被リンクを集めている

不自然・悪質な被リンクを集めているサイトも、ペナルティの対象となり得ます。

被リンクとは別のページから自身の該当ページに対してリンクが設定されている状態です。Googleはほかのページからリンクが設定されているページを、他者から評価されているページと判断します。そのため被リンクの数も、検索結果における順位に影響を与えます。

不自然・悪質な被リンクの例は以下のとおりです。

  • リンクの設定・獲得目的のみで制作されたページからの被リンク
  • コンテンツと関係ないページ多数からの被リンク
  • 金銭取引によって得た被リンク
  • 質の悪いコンテンツからの被リンク
  • 不自然に多数の相互リンク

これらは正当な評価ではなく、検索結果の順位を上げるために意図的に取得された被リンクとみなされます。

その他スパム行為

これまで紹介した以外にも、ペナルティの対象となる行為は多く存在します。特に注意したいスパム行為の例は以下のとおりです。

  • クローキング:表示順位を上げるなどの目的で、検索エンジンとユーザーで表示するコンテンツやURLを別のものにする行為
  • 自動生成:ツールを使ってコンテンツを自動で仕上げる行為。AIを使ったコンテンツ制作などは近年注目を高めているが、ユーザーに価値を与えないような、悪質・無価値・不自然な自動生成はペナルティの対象となる
  • 隠しテキストやキーワード:表示順位を上げる目的で、検索エンジンのクローラーのみが読めるテキストを挿入する行為。コンテンツの正しい評価につながらない、ユーザーへ高い価値を提供していないなどの判断がされる

Googleはガイドラインにおいて、ペナルティの対象とみなされる行為の例を詳しく解説しています。ユーザーに価値を提供するコンテンツの制作を大前提としつつ、ガイドラインに従い、ペナルティの対象にならないように注意することが大切です。

ペナルティを受けた時の対処

たとえ悪意がなくても、意図せずコンテンツ内容が被るなどの理由でペナルティを受けるケースがあります。検索エンジンからのアクセス数を高めるため、ペナルティを受けた際は迅速な対処が必要です。

ペナルティには人間が確認・手動でペナルティを課す主導対策と、検索エンジンが自動で判断・実施する自動対策があります。それぞれ実施するべき対処が異なるため、詳しく紹介します。

手動対策の場合

手動対策の特徴は、Googleが提供するツール「Search Console」にて、ペナルティ実施の報告がある点です。手動対策を解除する流れを解説します。

1. Search Consoleにてペナルティ対象となった問題の内容・詳細を確認
2. 該当の問題を取り除く、適切な対処を行う
3. 修正した内容や手順などを明記した再審査リクエストを送る
4. リクエストに対する結果通知を待つ

2の「該当の問題を取り除く、適切な対処を行う」については、ペナルティ対象となった行為によって実施するべき内容が異なります。Googleガイドライン内で行為ごとに「おすすめの対処法」が紹介されているので、そちらを実施するのが効果的です。

自動対策の場合

自動対策はGoogleからの通知が届かないため、ペナルティを受けているか正確な判断ができません。検索エンジンからのアクセス数がある時期を境に突然落ちた場合は、ペナルティを受けている可能性が高いと考えられます。

自動対策は自力で問題箇所と考えられる部分を探し、修正を行う必要があります。ただし再審査リクエストのようなシステムはないため、検索エンジンによる再度の巡回・再評価を待つことになります。

検索順位やアクセス数の変動を確認したうえで、ペナルティ解除の判断が必要です。

まとめ

検索エンジンからのペナルティを受けると、アクセス数の急減が起こり、サイト運営における大きな悪影響が生じます。ペナルティ対象となる行為は避けることが大切です。

悪意による行為はもってのほかですが、たとえ意図的ではなくても、ペナルティ対象と判断されてしまうケースがあります。もしペナルティを受けてしまったら、今回紹介したような対処を迅速に実施します。

ペナルティに注意しつつ、SEO施策を進めていきましょう。

この記事の監修者

永田達成

永田達成

TATSUNARI NAGATA / 代表取締役

株式会社Soeluの代表取締役。1987年生まれ。福岡県出身。
2010年に大学卒業後、地元福岡のウェブ制作会社に営業として入社。
2019年に個人事業主として独立し、2021年に株式会社Soeluを設立。
現在は福岡を中心に東京・神奈川・大阪・名古屋・札幌など全国から多くのクライアント様とウェブを通して活動中。
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