「ホームページのリニューアルはなぜ必要か」
「リニューアルをして検索が落ちたりしない?」
「失敗しないためにはどうすればいい」
「リニューアルの具体的な手順が知りたい」
「ホームページのリニューアルは本当に必要?」
このような悩み・疑問をお持ちではないでしょうか。
時代の変化と共に様々な環境が変化し、ユーザーのニーズやSEOなども常に変化しています。これらの環境変化に上手く対応し、常に変化していくことがホームページにも求められています。
しかし一方で「具体的に何から手を付ければいいのか分からない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで本記事では、
- ホームページのリニューアルが必要な背景
- リニューアルで失敗しないために重要なこと
- リニューアルの具体的手順とおすすめの方法
について解説します。企業のホームページ担当者様や経営者様必見の内容となっていますので、ぜひ最後までお読みください。
ホームページのリニューアルが必要な4つの背景
ホームページには、リニューアルが必要となるタイミングがあります。ここでは、ホームページのリニューアルが必要な4つの背景について紹介します。
- ホームページのアクセス数や成約率が下がっている
- ホームページの構造が複雑で情報が探しにくい
- ホームページのデザインが古い
- ホームページのセキュリティや機能面が古い
それでは1つずつ紹介していきましょう。
ホームページのアクセス数や成約率が下がっている
以前と比べて、アクセス数やホームページからの成約率が下がっている場合はリニューアルを考えた方が良いでしょう。なぜなら、アクセス数や成約率の低下は売上減少に直結するからです。アクセス数や成約率が減少している原因は様々ですが、以下のような内容が考えられます。
- Googleアルゴリズムの変化による検索順位変動
- ユーザーのニーズの変化
- 競合他社の商品・サービスの影響
上記はほんの一部ですが、アクセス数や成約率が下がっている場合は、自社ホームページの現状を分析した上で、リニューアルをする方向で考えても良いでしょう。
ホームページび構造が複雑で情報が探しにくい
ホームページが作られてから、日々のコンテンツや情報が多くホームページ内に蓄積されると、どうしても構造が複雑になりがちです。
そんな時には、増えすぎたコンテンツや情報を整理して見やすくするために、ホームページのリニューアルを検討してみましょう。せっかく有益な情報や魅力的なコンテンツがあっても、ユーザーがサイト内で情報を探しにくければ意味がありません。
ただコンテンツをまとめたりページを統合する際は、今までのページが検索に表示されている可能性があるので注意が必要です。
ホームページが複雑な構造だと、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。
また、SEOの観点からも、離脱率が高いと検索順位が低下する可能性が高まり、ユーザーにとって、使いやすく見やすいホームページを作ることはSEOにも好影響を与えます。
ホームページ内の情報が増えて複雑になってきたと感じたら、一度情報整理のためにリニューアルを検討してみましょう。
ホームページのデザインが古い
年代によって服のデザインの流行が変わっていくように、ホームページのデザインにおいても年代ごとに流行のスタイルがあります。絶対的な基準があるわけではありませんが、以下のような要素は比較的判断しやすい項目です。
- 使われている画像や動画サイズが小さい
- 画像や動画の画質が粗い
- スマホ表示に対応していない
- 競合他社と比べておデザインが古く見劣りしてしまう
絶対的な正解はありませんが、視覚的に見にくいと感じるデザインは変更しましょう。
見にくいサイトはユーザーの離脱を招きやすく、せっかく訪れてくれた顧客を逃してしまう機会損失となります。また、近年ではスマホの利用率が上がってきたように、ホームページを見るユーザーの環境に変化なども関わってきます。
そうした環境の変化なども常に考慮しつつ、その時代にそぐわないデザインと感じたら、リニューアルを検討してみましょう。
ホームページのセキュリティや機能面が古い
セキュリティや機能面が古くなってきて、今求められる水準に及ばない場合はリニューアルを検討しましょう。特にセキュリティ面の課題は企業活動にとっては最重要項目の中の1つです。
時折、ハッキングなどによる企業からの個人情報流出が問題となることがありますが、一度流出事故が起きてしまうと顧客からの信用回復には多くの時間が必要になります。また、取引先からの評価を下げることにも繋がり、場合によっては会社の存続に大きな影響を及ぼします。
ユーザーに安心・快適に利用してもらえるように、時代に応じて求められる機能とセキュリティを備えたホームページ環境を整えておきましょう。
ホームページリニューアル成功への5ステップ
ここではホームページリニューアル成功への5ステップを紹介します。
- 現状の課題の洗い出し
- 目的を明確にする
- 目標数値を決める
- ホームページの設計
- ホームページのデザインやコンテンツの開発・制作
1つずつ詳しく見ていきましょう。
現状の課題の洗い出し
まずは、自社サイトにおける現状の課題をしっかりと洗い出しましょう。
なぜなら、何を改善すればいいかを明確にしなければ、闇雲に手を加えるだけになり時間と費用だけが無駄に費やされてしまうからです。この段階で課題を深堀りし明確にできていないと、その後リニューアルで出来上がったサイトも思ったような成果を上げられない可能性が高くなってしまうので、しっかりと洗い出しましょう。
課題として挙げられるのは、以下ような項目です。
- ホームページのアクセス数が下がってきている
- ホームページを経由しての成約率が下がっている
- 離脱率が上がっている
- ホームページ内の滞在時間が減ってきている
- 競合他社に比べてホームページの機能やコンテンツ内容が劣っている
スタートの課題抽出がしっかりできていないと、リニューアルの効果が十分に得られません。社内でしっかりと議論・検証を重ねて、具体位的な課題を明確にしておきましょう。
これらの項目はほんの一部分です。正確な調査や分析は専門のホームページ制作会社に相談・依頼を検討してみましょう。
ホームページの目的を明確にする
次に、ホームページの目標を明確にしましょう。
ホームページの目標は、言うなれば企業がどこに向かうべきかを示す「羅針盤」です。何のためにホームページをリニューアルするかを明確にし、今後の展開や方向性を社内で共有しておかなければ、どこに向かって改善を加えて行かなければ良いか分からず、リニューアルは失敗に終わります。
目的には、以下のようなものがあります。
- ホームページを経由しての成約率を上げる
- 対策キーワードでの検索順位を上げる
- ターゲットとするユーザーに求められるホームページデザインに変更する
リニューアルを進める際には、どの方向に進むかという「目的の共有」が必須です。リニューアルに取り掛かる際には必ず目的を明確にし、社内でしっかりと共有した上で進めていきましょう。
ホームページからの目標数値を決める
目標数値は、必ず決めておく必要があります。具体的な数値設定があれば、目的達成のためにどの程度課題をクリアできたのか評価するための指標になるからです。
また、具体的な目標値が無ければ、リニューアル後の効果検証を正確に行うことができません。
目標値の設定は以下のようなものが挙げられます。
- アクセス数
- ユーザーの滞在時間
- ホームページ経由での成約率
- 対策キーワードでの検索順位
目標値を決めておけば、リニューアル後にもGoogleアナリティクスやGoogle Search Consoleなどの解析ツールを利用して、しっかりとした効果検証が行えます。
目標への達成度合いを測るためにも、リニューアルの際には、必ず具体的な目標数値も設定しておきましょう。
ホームページの設計
課題の抽出と目的・目標値が決まれば、いよいよその実現に向けたホームページ設計の開始です。
まず、サイトマップの作成からスタートしましょう。サイトマップとは、ホームページ内にどんな内容のページをどの程度作るのかを取りまとめた「構成表」のようなものです。
作業するチーム全員が確認できるように、分かりやすく完結にまとめておきましょう。
次にワイヤーフレームの作成です。ワイヤーフレームとは実際の各ページにおける設計図です。
どの箇所に文字や画像を配置し、バナーはどこに置くかなどを細かく設定していきます。リニューアルの量が増えるほど、作成しなければいけないワイヤーフレームも増えますが、目的達成のためには避けては通れないので1つずつ作り上げていきましょう。
ホームページのデザインやコンテンツの開発・制作
最後に、サイトマップやワイヤーフレームを元に、具体的なデザインとコンテンツを作成していきます。
デザインやコンテンツ内容は、ホームページの肝となる部分です。デザインに関しては、専門的なスキルが必要になるため、場合によっては専門の会社に外注するのも有効な手段です。
ユーザーの使いやすさや見やすさにも直結する部分なので、慎重に進めていきましょう。
コンテンツ制作に関しては、自社で行うことも多いかもしれません。
しかし、リニューアルで必要となるページ数が多いと、なかなか作業が思うように進まないこともあります。また、ページによっては成約率などに直結してくるものもあるので、理論に裏打ちされた効果的なコピーライティングが要求される場面も多く出てきます。
このような場合には、コンテンツ制作会社に依頼するのも有効です。社内のリソースと照らし合わせながら、実現可能かつ最大限の効果が出せる方法で、開発・制作に臨みましょう。
ホームページのリニューアル後にやるべきこと
ホームページのリニューアルを行い、そこで終了・完成と思う方も中にはいると思います。実は、ホームページのリニューアルからがスタートでありここからたくさんの更新や検証が必要になります。
ホームページリニューアル後の作業
- ホームページリニューアルの告知
- リンクやリダイレクトの動作確認
- アクセス解析による効果測定と改善
ここでは、ホームページリニューアル後にやるべきことを3つ紹介します。
ホームページリニューアルの告知
ホームページのリニューアル後には、必ずリニューアルしたことを告知しましょう。なぜなら、せっかく手間暇かけてリニューアルを行っても、誰にも知られなければ意味がないからです。告知には以下のような方法があります。
- サイト内のお知らせページで告知
- プレスリリースを利用
- 広告を利用
- 会員に向けてメールを送る
- SNSで告知
ユーザーに見てもらうことで、リニューアルの効果が発揮されます。「完成させて終わり」ではなく、必ず「ホームページをリニューアルした」という情報をユーザーに届けるためのアクションを起こしましょう。
リンクやリダイレクトの動作確認
意外と見落としがちなのが、リンクやリダイレクト設定の動作確認です。リニューアルの中で、新たにリンクを設置しなおしたり、リニューアル前のページのSEO評価を引き継ぐためにリダイレクト設定をしたりすることがありますが、これらの設定が上手くいっていないことがあります。
リンクやリダイレクト設定が上手くいっていないと、意図したページが表示されないため、ユーザーの満足度が下がるのはもちろん、SEOの評価にも悪影響です。
リニューアル後には、必ずリンクとリダイレクト設定がきちんと動作するかを必ず確認しておきましょう。
アクセス解析による効果測定と改善
リニューアル後には、必ずアクセス解析を用いた効果測定と改善を行いましょう。
なぜなら、リニューアルするにあたって掲げた目的や目標値が達成されているかを確認する必要があり、場合によってはその都度修正していかなければならないからです。確認する項目には、例えば以下のようなものがあります。
- ホームーページのアクセス数は改善されているか
- 成約率アップを目的としたページの数値が向上しているか
- デザインの変更によってページ内の滞在時間が増えているか
- 狙った検索キーワードからの流入は増えているか
リニューアル後の効果を検証の上改善していくことで、ホームページがさらに良いものになります。リニューアル後には、必ず効果測定とそれを元にした改善を継続して行っていきましょう。
ホームページのリニューアルは専門の制作会社に依頼するのがおすすめ
ホームページリニューアルを考えているのであれば、まずは専門のホームページ制作会社に相談・依頼するのがおすすめです。
リニューアルにおいては、多くの専門知識が必要になります。リニューアルの経験があれば、それほど問題ありません。しかし、経験の無い分野であれば自社で行うのはなかなか難しいでしょう。
ホームページ制作会社への依頼をおすすめしたいのは、以下のような分野です。
- ホームページのデザイン
- ホームページのコーディング
- コピーライティング
- SEO対策
- Webマーケティング
これらの知識をゼロから学ぼうとするのは、なかなか大変かもしれません。
企業が目指すことは、リニューアルによって得られる利益やユーザー体験の向上です。ホームページリニューアルの技術的な部分は、プロに委託してしまうのが有効です。
ぜひ一度ホームページ制作会社へ、相談してみてはいかがでしょうか。
この記事の監修者
永田達成
TATSUNARI NAGATA / 代表取締役
株式会社Soeluの代表取締役。1987年生まれ。福岡県出身。
2010年に大学卒業後、地元福岡のウェブ制作会社に営業として入社。
2019年に個人事業主として独立し、2021年に株式会社Soeluを設立。
現在は福岡を中心に東京・神奈川・大阪・名古屋・札幌など全国から多くのクライアント様とウェブを通して活動中。
永田達成の代表プロフィールはこちら
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