「MEOを始めたいけど、自社で運用できる?」
「自社でやろうか、外注しようか迷っている」
MEO対策は月額費用がかかる施策ですから、迷っている方もいるかもしれません。そこで今回は、
- 自社でMEO対策するやり方
- MEO対策を外注するメリット
をご紹介します。やり方を手順に沿って見ると、自社でできそうかどうか判断もしやすいはずです。ぜひ最後までチェックしてみてください。
MEO(マップエンジン最適化)とは
MEOとは
MEOは「マップエンジン最適化 Map Engine Optimization」の略です。
例えば、「カフェ」とGoogleで検索してみてください。検索結果の上部に地図エリアと共に、お店の情報が出てきませんか。
その店舗情報の上位に表示させるための施策がMEOです。SEO(検索エンジン最適化 Search Engine Optimization)は、地図エリアではなく検索結果で上位表示を狙います。そこがMEOとSEOの違いです。
MEOが重要な理由
MEOが重視され始めてる主な理由は、以下の2つです。
- SEOよりも集客効果が見込める
- SEOよりも即効性がある
MEOで、上位1~3位表示になったところ、ユーザーの行動数が1.6倍になったというデータも。
マップエリアを見る人は、主に「すぐに行動(来店)したい人」です。そのため、SEOよりも集客効果が高いと言われています。
また、SEOよりも効果がで始めるまでの期間が短いところも、MEOが重視されている理由の一つ。
SEOだと、上位表示されるまでに短くとも6ヶ月、狙うワードによっては1年以上かかる場合も多いです。MEOの場合もワードや地域によって異なりますが、早ければ1ヶ月以内に順位が上がることもあります。これらの要因により、MEOが近年注目されているのです。
MEOのメリット
先ほどの紹介した理由の他にもメリットはあります。
・SEOよりも費用が安い
SEOは、記事(コンテンツ)を作るとなると1本3万円〜、写真や映像等も入れると+3万円〜と、メディアを使ってしっかり対策したいとなると、初期費用として50万円以上はみておきたいところ。一方でMEOであれば、月額2~3万円が相場です。効果が出るまでも早いため、SEO対策よりもコストを回収しやすいメリットも。
・自社で行うことも可能
MEO対策は、SEOに比べるとシンプルな方法が多いです。主な対策はGoogleにオーナー登録する、口コミに返信するなど。最初は戸惑うかもしれませんが、自社だけで対策することも可能です。
・SEOよりも競合が少ない
「WEB集客=広告やSEO」と考えている方も多いのではないでしょうか。MEOはまだ「まず取るべき施策」と認識している人は少ないです。こうして競合が少ない分、効果も出やすいのがメリットです。
以上がMEOのメリットです。
「SEOに費用をかけていたけど、MEOを始めてみたい」
「やり方を見て、外注するかどうかを決めたい」
という方は、ぜひ次章も読み進めてください。MEOの具体的なやり方と注意点をご紹介します。
MEO対策のやり方の手順を紹介します
MEO対策っていうと、難しそうと感じるかもしれませんが、一連の流れは意外とシンプルです。
1. Googleビジネスプロフィールに登録する
2. 店舗情報を入力する
3. 口コミ数を増やす(評価を上げる)
順番に見ていきましょう。
1. Googleビジネスプロフィールに登録する
マップエリアに表示されるには、まず「Googleビジネスプロフィール」に登録する必要があります。入力欄にしたがって、店舗名や住所等を記入していきましょう。
ここで忘れずに行いたいのが「オーナー確認」です。確認せずに進めることもできますが、その場合Googleからの評価が高まりにくいと言われています。電話やSMSですぐにオーナー登録できますので、手続きすることをおすすめします。
2. 店舗情報を入力する
店舗情報は正確に入力しましょう。
意外と住所や電話番号が間違っていることもあるのです。その場合、お客様を逃してしまうという機会損失に繋がります。他の従業員も交えてダブルチェックするなどして、正確な情報を入力しましょう。
3. 口コミ数を増やす(評価を上げる)
MEOの順位でGoogleが重視していると考えられているのが口コミです。
口コミ欄では、5点満点で点数が表示されます。その点数が高いほど、口コミの数が多いほどマップエリアに上位表示されやすいと考えられています。
そのため、
- 商品やサービスのクオリティを高める
- お客様に口コミの入力を促す
などをして、レビュー数を増やしていきたいですね。
また、飲食店口コミサイトで、「評価が高かったから行ってみた」という会話をよく聞きませんか。ある調査によると、ユーザーの70%以上がネット上の口コミを参考にするそうです。そのため、できるだけ良い口コミを集めることは、MEOだけでなく集客にも効果があるのです。
1~3が基本的なMEO対策です。SEOよりもシンプルですよね。
続いて、MEOを自社で行う場合のポイントと、業者に依頼するメリットをご紹介します。
自分でMEO対策する際のポイント5選
まずはガイドラインを読もう
MEO対策を自社で行う場合、まずチェックしておきたいのがGoogleのガイドライン「Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン」です。ガイドラインには、MEOで上位表示されるためのヒントがいくつか掲載されています。例えば、
- ビジネス名に不要な情報を含めることはできません。含めると、ビジネスプロフィールが停止される場合があります
- アルコール、タバコ関連商品、ギャンブル、金融サービス、医薬品、未承認のサプリメント、健康機器、医療機器といった規制対象の商品やサービスに関連するコンテンツは禁止
と表記されています。
MEOはGoogleのガイドラインや、検索アルゴリズムを理解しているかどうかで、順位も変わってきます。そのため、まずはガイドラインをチェックしましょう。
ヤラセやサクラはNG
「料金を払って良い口コミを書いてもらう」といったヤラセ行為はやめましょう。Googleからペナルティを課せられ、マップエリアに表示されなくなる可能性も。
また、MEOを業者に依頼する際、「〜円払えば、口コミを50件増やせますよ」などと提案してくる業者は避けましょう。ペナルティのリスクのほか、詐欺の可能性もあるため注意が必要です。
口コミへの返信は2日以内に
口コミへの返信は、できるだけ早く行いましょう。ユーザーの半数は、口コミを書いてから2日以内の返信を期待しているそうです。そのため遅くとも3日以内の返信を推奨します。
ただ、店舗業務と並行して口コミ管理をするのは大変かもしれません。そうした際は
● 口コミ管理ツールを使う
● 使う頻度が多いフレーズは、単語登録する
など時短の工夫をしてみるのも良いかもしれませんね。
口コミ・返信のキーワードで上位表示されている記事はこちら
Googleマイビジネスの口コミは、世界中の人々がレビューを投稿できる仕組みになっています。 Googleの口コミ評価は、単なる読者の目安として設置されている訳ではなく、店舗情報やマップ画面などの検索順位に影響してくる要素であり、ビジネス[…]
写真付きの口コミを促そう
文章だけよりも、写真付きの口コミの方がGoogleからの評価が高いと言われています。
「実際にそこに行って撮った」という信頼性によるものでしょう。そのため、「写真付きの口コミをしてくれたお客様にはクーポンをプレゼント」など、口コミキャンペーンを実施してみるのも良いかもしれませんね。
MEO対策に「絶対」はない
ガイドラインが発表されているものの、「MEOで絶対に上位に表示される方法」は公開されていません。そのため、「○○万円払えば、短期間で絶対に1位に表示させます」などの提案をしてくる業者には注意しましょう。
また、自社でMEOを行う場合も「これをしたから絶対に大丈夫」と思考を止めず、日々改善点を見つけ修正を加えていくのが上位表示の近道です。
業者にMEO対策を依頼するのもアリ。そのメリット3選
ペナルティにならない方法でMEO対策してもらえる
MEO対策で避けたいのは、Googleからペナルティを課せられ、検索結果に表示されなくなることです。そうしたペナルティを避けるには、何が違反行為で何がOKなのかを理解しなければなりません。
通常業務に加えて、そうした知識やスキルの習得は負担になる方も多いでしょう。業者に依頼すると、その負担を減らすことができます。
- 「PCやwebにあまり詳しくない」
- 「ガイドラインを読み込んで操作するのが苦手」
という場合は特に、業者に依頼するのがおすすめです。
SEO対策の費用よりも安い
MEOのメリットの一つは、SEO対策よりも費用が安いこと。MEO業者の中には、「上位表示された日数×2,000円」など成果報酬型のところもあります。そのため、
- 「SEO対策を外注してるけど、そこまで効果を実感できていない」
- 「コスパを考えると、MEOの方が良いかもしれない」
と感じている場合は、SEO業者からMEO業者に変えることを検討してみても良いかもしれません。
業務に専念できる
本業に専念できるのが、MEO対策を外注するメリットです。
- 口コミの管理をしなきゃ
- 前回と順位はどのように変わっただろう
- MEOで狙う地域はこのキーワードで良いのかな
- 費用対効果はどのくらいだったんだろう
など、MEOに対する懸念を考えながら業務をすると、生産性も落ちてしまうでしょう。
ある調査では、マルチタスクで業務を進めると生産性が約40%低下するそうです。集客のためにMEO対策をするのに、本業の質が落ちてお客様を逃してしまう、といったケースは避けたいですよね。MEOを外注すると、そうした懸念を解決してくれます。
まとめ
今回はMEOを自社で対策するやり方と、外注のメリットをご紹介しました。
MEOは、
1. Googleビジネスプロフィールに登録する
2. 店舗情報を入力する
3. 口コミ数を増やす(評価を上げる)
が一般的な流れです。
ただし、ガイドラインに違反するとペナルティを課されるケースも…。
そうしたリスクを負わないためには、外注がおすすめです。
- SEO対策よりも安く依頼できることが多い
- 通常業務に専念できる
といったメリットもありますので、MEO対策を検討している方は外注も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
この記事の監修者
永田達成
TATSUNARI NAGATA / 代表取締役
株式会社Soeluの代表取締役。1987年生まれ。福岡県出身。
2010年に大学卒業後、地元福岡のウェブ制作会社に営業として入社。
2019年に個人事業主として独立し、2021年に株式会社Soeluを設立。
現在は福岡を中心に東京・神奈川・大阪・名古屋・札幌など全国から多くのクライアント様とウェブを通して活動中。
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