「ホームページの作成はできたけど、集客が思うようにできていない…」
そうお悩みの方に向けて、今回は効果的な集客方法についてご紹介します。本記事では、それぞれの方法のメリット・デメリットのほか、ホームページ集客のコツもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
ホームページで集客する方法5選
ホームページで集客する方法は多岐に渡ります。どれを選ぶかは時と場合によります。メリットやデメリット、予算も踏まえて始めてみてはいかがでしょうか。
SEO対策
ホームページ集客としてポピュラーな施策がSEO対策です。簡単に言うと、検索エンジンで検索した際に結果ページの上部に表示させるための施策のこと。効果が出るまでに早くとも数ヶ月かかりますが、長期的な集客効果を期待できるのが特徴です。
【メリット】
- 長期的にサイトへのアクセス数を増やすことができる
- コンテンツによってブランディングに繋がることも
【デメリット】
- 成果が出るまでに最短でも6ヶ月は必要。
- 競合によっては上位表示が難しい場合も
【費用相場】
- SEO業者に依頼する場合、月額10-50万円程度。
(外注の際は、最短6ヶ月契約のことが多い。成果報酬型契約もあります)
web広告
WEB上に掲載するWEB広告。広告の種類も豊富で、自社に合ったタイプを選ぶことで早期に集客効果を実感できるはず。一方で、広告費をかけ続けなければならないデメリットも。
【メリット】
- 短期間でアクセス数を増やすことができる。
- ターゲットに合わせた広告配信ができ、効率的な集客が可能
【デメリット】
- 広告を出稿し続けなければ集客効果が薄れる
- クリック率が低い場合、広告費用が無駄になってしまう
【費用相場】
- クリック課金型の場合、数十円から数千円
SNS運用
近年注目されている集客方法のSNS運用。無料で始められ、SEOよりも早く効果が出やすいと言われています。ただし、投稿し続けなければ集客効果が低下するのが難点です。
【メリット】
- 無料で始められる
- バズれば短期で集客できる
- 顧客や見込み顧客とコミュニケーションをとることができ、ファン化が促進される。
【デメリット】
- 不適切な内容の場合、炎上する恐れが。
- 少なくとも週1以上投稿しなければ集客効果が薄れる。
【費用相場】
- 自社で運用する場合は無料(コンテンツ作成に費用がかかることはあります)
- 運用を外注する場合は、月額20-50万円
MEO対策
Googleで検索した際に、結果ページのマップ部分で上位に表示させるための施策がMEO対策です。近年注目されている集客方法で、来店意欲の高いユーザーにアピールできるのがメリットです。
【メリット】
- 来店意欲の高い顧客にアピールできる
- 本格的に取り組んでいる企業、店舗が少ないため、成果が出やすい
- SEO対策よりも費用が安い
【デメリット】
- 会社や実店舗がないと登録が難しい
- 悪い評価や口コミが書き込まれる可能性がある
【費用相場】
- 外注の相場は、初期費用1-5万円、月額3-5万円。
- 成果報酬型の場合、「上位表示できた日数×1000-2000円」
メルマガ配信
見込み顧客や顧客に向けてメールを送付するのがメルマガ配信の集客方法。
商品・サービス情報を発信し、新規顧客獲得のほか、リピーター増も狙うことができます。また、コストが安いのが特徴。ですが、未開封のまま読まれないメルマガも多いためコンテンツの充実をはかるなど、工夫が必要となってくるでしょう。
【メリット】
- 顧客との接点を持ち続けられる
- 効果測定がしやすい
- 1通1円〜と、低コストで送られる
【デメリット】
- 迷惑メールに分類され、未開封となることもある
- デザインやコンテンツ作成に時間がかかる場合も
【費用相場】
- 配信課金方式の場合、1通あたり1-100円ほど
どの集客方法にするかはケースバイケース
WEB集客には様々な方法があり、自社のビジネスや目的、予算に合わせて最適な方法を選ぶことが重要です。先ほどの方法にはそれぞれメリットやデメリットがあり、費用も異なります。そこでここでは、集客方法の選び方をご紹介します。
現在の集客方法と改善したい点を確認する
まずは自社の現状を把握し、改善点を洗い出しましょう。闇雲にあれもこれも、と集客を始めてしまうとコストが余計にかかってしまいます。今ある問題点を解決することに焦点をあて、効果的な手段をとることが必要です。
- 新規のお客様が少ない
- リピートされない
- WEBサイトがあるけど、集客に繋がっていない
- 現在の集客を維持しながら、広告宣伝費をカットしたい
など、様々な悩みがあるかと思います。それらを書き出し、解決したい項目を1-2つに絞ってみましょう。たとえば、「サイトからの集客が少ない」を解決したいのであれば、
- SEO対策
- Web広告
が有効でしょう。もしかしたら、サイトの維持費を減らしてDMや店舗でのキャンペーンなどWEB以外の集客に予算を移行させる方が効果があるかもしれません。
10-20代女性に向けて商品やイベントの集客を行いたいのであれば、SNS運用が効果的な場合も。
このように、問題点を明らかにした後厳選することで、解決の手段が見つかりやすくなります。そのため、まずは自社の集客の現状と改善点を把握してみてください。
競合がどう集客しているかを調べる
競合がどのように集客しているか調べるのも手段の一つ。その企業やお店が業績を伸ばしているのであれば、どの集客方法にするか判断する材料になるはずです。
あるネイルサロンの集客についてご紹介します。そのネイルサロンAはリピーターだけで予約が埋まってしまうほどの人気店。しかし、集客に費用はかけていないそうです。
Aでは、集客方法としてInstagramを使用しています。本格的に運用する前はスタッフの日常を投稿していましたが、集客するためにペルソナを設定し、お客様が見たい情報(ネイルの見本、お店の内装、ネイルのコツなど)を毎日投稿するようになりました。
現在は約5,000人ほどのフォロワーがおり、2ヶ月先まで予約が埋まっているそうです。美容サロンだと、ホットペッパーなどのプラットフォーム登録が集客として一般的。ですが最近はSNSからの予約が100%というお店も出てきています。
上記はサロン業界の例ですが、あなたの業界でも探せばWEB集客で成功している事例が見つかるはずです。彼らを参考に集客方法を決めるのも良いかもしれませんね。
始めやすいのはMEO対策とSNS運用
始めやすさで集客方法を選ぶなら、MEO対策とSNS運用がおすすめです。それぞれのメリットは以下です。
【MEO対策】
- 来店意欲の高い顧客にアピールできる
- 本格的に取り組んでいる企業、店舗が少ないため、成果が出やすい
- SEO対策よりも費用が安い(外注の相場は、初期費用1-5万円、月額3-5万円)。自社で行うことも可能。
【SNS運用】
- 無料で始められる
- バズれば短期で集客できる
- 顧客や見込み顧客とコミュニケーションをとることができ、ファン化が促進される。
両者とも、始めるにあたってのコストが低いのが特徴です。コストが低い分、効果が薄いとわかったら撤退しやすいのもメリットの一つ。
一度に多額の費用を支払うと、「費用を回収しないと」、「もう少し続ければ効果が出るはず」という心理がはたらき、集客できていないにも関わらず料金をかけ続けてしまうことも。その点、上記の方法は無料で始められるためおすすめです。
ホームページで集客するコツ
WEB集客は、単にSNSを始めただけ、広告を出稿しただけでは効果が薄れてしまいます。そこで本章では、集客のコツをご紹介します。
目的を明らかにする
まずは集客の目的を明確にすることが重要です。たとえば、
- ○○の商品を○○○万円分販売する
- 通販からの売上を前年同月の○○%増にする
など。
目的に応じて集客方法を選ぶことで、より効果が高まるはずです。効果測定をするためにも、目的にはなるべく数値を入れることをおすすめします。
ペルソナを理解する
ペルソナとは、ターゲットとなる顧客像のことです。
ホームページで集客するためには、どのような顧客にアプローチするのかを明確にする必要があります。そのためには、ペルソナ設定がおすすめ。そうすることで、顧客のニーズや問題点を把握し、それに応じたコンテンツやデザインを提供することができます。
年齢や性別、職業のほか、商品に対するイメージや購買導線、行動パターンも設定してみてください。
定期的にコンテンツを配信する
WEB集客では、定期的にコンテンツを配信することが必要です。一度の投稿や配信で持続的な集客効果を得るのは難しいでしょう。どの集客方法か、どの業界かにもよりますが、最低でも週に1回はコンテンツを配信することをおすすめします。
PDCAサイクルを回す
PDCAサイクルとは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Act(改善)の4つのフェーズを繰り返すサイクルのこと。ホームページで集客するためには、PDCAサイクルを回すことが重要です。
例えばSEO対策では、順位が上がらないコンテンツは
- ユーザーがどこで離脱しているか
- ページの見やすさはどうか
- 情報が古くなっていないか
- Googleの検索アルゴリズムアップデートに適応しているか
- Googleのガイドラインに違反していないか
等をチェックしていきます。
また、アクセスが売上に繋がっていない場合は、狙うキーワードやサイトデザイン等のテコ入れをすることも。
このようにPDCAサイクルをユーザーに合わせて回していくことで、より集客効果が高まります。
そのため、1回投稿して終わりではなく、分析ツール等を使って日々改善していくことが大切です。
使いやすいサイトデザイン
ホームページのデザインは、ユーザーに与える印象を左右する重要な要素の1つ。
ユーザーが使いやすいと感じるデザインを採用することで、コンテンツにアクセスする意欲が高まり、集客につながります。ある調査によると、3秒以内にページが表示されないとユーザーはストレスが溜まるそうです。そのため、ページ表示速度は常に注視したいですね。
まとめ
今回はホームページ(WEB)を使った集客方法をご紹介しました。
主な方法は以下の5つ。
- SEO対策
- WEB広告
- SNS運用
- MEO対策
- メルマガ配信
それぞれメリットとデメリットがあります。始めやすさでいうと、MEO対策とSNS運用がおすすめです。複数組み合わせることで、相乗効果が生まれて集客に繋がることも。
自社のビジネスや目的、予算などを考慮した上で最適な方法を選択し、ホームページ集客を実践してみてはいかがでしょうか。
この記事の監修者
永田達成
TATSUNARI NAGATA / 代表取締役
株式会社Soeluの代表取締役。1987年生まれ。福岡県出身。
2010年に大学卒業後、地元福岡のウェブ制作会社に営業として入社。
2019年に個人事業主として独立し、2021年に株式会社Soeluを設立。
現在は福岡を中心に東京・神奈川・大阪・名古屋・札幌など全国から多くのクライアント様とウェブを通して活動中。
永田達成の代表プロフィールはこちら
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