Googleの公式が検索結果から除外されないための基本方針を述べているので解説します。
Googleの自社サイトもSEO対策に力を入れていることは前回ご説明しましたが、そこを更に基本方針と照らし合わせてSEO対策の基本を解説したいと思います。
Googleの自社サイトもなんと!SEO対策に努めているということなので、簡単に紹介したいと思います。 Inside Google Marketing: SEO の効果を最大限に引き出すための 3 つのヒント Google も、企業[…]
情報はGoogle公式のウェブマスター向けガイドラインから
品質に関するガイドライン基本方針
- 検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。
- ユーザーをだますようなことをしない。
- 検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしない。ランクを競っているサイトや Google 社員に対して自分が行った対策を説明するときに、やましい点がないかどうかが判断の目安です。その他にも、ユーザーにとって役立つかどうか、検索エンジンがなくても同じことをするかどうか、などのポイントを確認してみてください。
- どうすれば自分のウェブサイトが独自性や、価値、魅力のあるサイトと言えるようになるかを考えてみる。同分野の他のサイトとの差別化を図ります。
検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する
検索エンジンを対象にしたコンテンツ作成は基本方針から外れているので、そのようなコンテンツは作成しないようにとなっています。具体的にどのようなコンテンツが検索エンジンなのかを説明すると、とにかく目的のキーワードを詰め込んだコンテンツのことになります。ユーザーが理解できない文言になっており、文字的には同一キーワードが並んだ状態のことを言います。
文章として完成していることが前提であり、キーワードの羅列は検索エンジン向けになるのでNGです!
ユーザーをだますようなことをしない
これに関しては、SEO対策以外にも基本的なことですね。Webサイト上でユーザーをだますようなことやユーザーの情報を不正に取得する行為は一発アウトとなります。現在は大手金融機関と同様のサイトを構築し、ユーザーの口座情報やバンキングの情報などを抜き取る行為が多発しているのでこれらの行為もGoogleのアルゴリズムにかかれば、すべて除外されます。
また、そのようなサイトを見つけた場合はGoogleに報告することで迅速に対応してもらえる場合があるので、怪しいサイトや不正を行っているサイトにはアクセスしないようにしましょう。
万一アクセスしてしまったらすぐにGoogleへ報告を行うことが吉です。
検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしない
クローキングや隠しテキスト、隠しリンク、不正なリンクプログラムへの参加等が上げられます。
クローキングとは
クローキングとは、人間のユーザーと検索エンジンに対しそれぞれ異なるコンテンツまたは URL を表示することです。クローキングは、Google のユーザーが予想した結果と異なる結果をユーザーに提供するものであるため、Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)への違反と見なされます。
隠しテキストや隠しリンクはユーザーには見えない状態にしており、クローラーのみに判断させる行為のことです。また不正なリンクプログラムとは、以下のようなことが上げられます。
- 過剰なリンク交換、または相互リンクのみを目的としてパートナー ページを作成すること。
- アンカー テキスト リンクにキーワードを豊富に使用した、大規模なアーティクル マーケティング キャンペーンやゲスト投稿キャンペーン。
- 自動化されたプログラムやサービスを使用して自分のサイトへのリンクを作成すること。
これらもすべて検索順位を上げる不正行為とみなされますので、ご注意ください。
ここではあくまでも過度な行為なりますのでリンクの設置については、自然でのリンク設定は不正とはなりません。
独自性を求めたサイトや同分野の他のサイトとの差別化を図ります
これに一番該当するのは、コンテンツの無断複製ですね。
Google側もこのように述べています。
他のサイトと差別化する独自のコンテンツを作成するために時間を使う方が有意義です。そうすれば、ユーザーに繰り返しアクセスしてもらえるようになり、Google で検索するユーザーにとってもより有用な検索結果が表示されるようになります。
また、無断で複製することにより著作権侵害にあたるおそれもあるので、注意が必要です。これもまた過度な複製がだめであり、引用等はこれらにあたりません。しっかりと引用したサイトの紹介をすることで複製コンテンツと判断されないようにしましょう。
最後に無断複製されたコンテンツの例として、次のようなものが挙げられます。
- 他のサイトのコンテンツをコピーし、独自のコンテンツや付加価値を加えることなく転載しているサイト
- 他のサイトのコンテンツをコピーし、(語句を類義語に置き換えたり自動化された手法を使用したりして)若干の修正を加えた上で転載しているサイト
- 何らかの独自の体系付けやユーザーへの利便性を提供することなく他のサイトからのコンテンツ フィードをそのまま掲載しているサイト
- ユーザーに実質的な付加価値を提供することなく、他のサイトの動画、画像、その他のメディアなどのコンテンツを埋め込んだだけのサイト
以上が複製に関する不正行為になります。それ以外にもGoogleが述べているサイト除外の項目がありますが、今回は基本方針を中心に解説を行いました。
Googleが述べる基本方針をしっかりと順守し、ユーザーが求める情報を発信することができれば、おのずと検索順位は上がりアクセスも増えてくるでしょう。
そうすることで、Google Discover(Google砲)等の影響も受けることができるので常に情報を発信することが大切となります。
Google Discover(Google砲)とは Google Discover(Google砲)とは、GoogleのアプリやChromeで「おすすめ記事」や「Google Discover」に記事が掲載されて、アクセス数が短時間[…]
以上今回は、Google公式が発表した検索結果から除外されないための基本方針についての解説でした。
この記事の監修者
永田達成
TATSUNARI NAGATA / 代表取締役
株式会社Soeluの代表取締役。1987年生まれ。福岡県出身。
2010年に大学卒業後、地元福岡のウェブ制作会社に営業として入社。
2019年に個人事業主として独立し、2021年に株式会社Soeluを設立。
現在は福岡を中心に東京・神奈川・大阪・名古屋・札幌など全国から多くのクライアント様とウェブを通して活動中。
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