キーワードで差をつける!SEOワードの選定法と効率化のポイント3選お知らせ

キーワードで差をつける!SEOワードの選定法と効率化のポイント3選

今回は、SEO対策のキーワードの選定方法をご紹介します。SEO対策の効果は、どのキーワードを選ぶかで大きく結果が異なってきます。目的達成のためにも、より効果的なワードを選びたいですよね。

そこで今回は

  • キーワードの選び方 2種類
  • おすすめのキーワード選定方法 -ロングテールワード-
  • 効率的にキーワードを選ぶためのポイント3選

について解説します。

「これからSEO対策で集客をしたい」、「キーワード選びが合っているか不安」そう感じている方はぜひ参考にしてみてください。

SEO対策はキーワードによって集客効果が変動するSEO対策は、キーワード選びが重要です。

どの用語で上位をとるかによって、集客効果は大きく変わってくるでしょう。例えば、あなたが英会話教室を運営していると仮定します。

「地域名 英会話」で検索結果上位になると、見込み顧客がアクセスする可能性が高くなるでしょう。

一方で、「イタリアン 人気」といったキーワードで上位になっても、見込み顧客からのアクセスは期待できませんよね。

上記は極端な例ですが、このようにキーワードによってSEOの効果は変動してくるのです。そのため、自社の目的に沿ったキーワード選びが重要になってきます。

キーワードの選定方法

キーワードの選定方法

キーワード選びはSEO対策の要。この章ではキーワードの選び方として、2種類の方法をご紹介します。どちらのやり方が適切かはケースによって異なります。そのため、業種や自社のマーケティングスタイルに応じて、いずれかの方法で試してみてください。

① 単体のワードに紐付けて案を出す

まずご紹介するのは、単体のキーワードに関連するものを上位を狙うキーワードとして設定するやり方です。

例えば、自社でオンラインの英会話レッスンを提供しているなら英語に関連したキーワード「オンライン英会話」、「英語学習」などが挙げられます。

続いて、その単体のワードに関連する語を出していき、SEOとして狙うキーワードを設定していきましょう。

  • オンライン英会話 ビジネス
  • オンライン英会話 初心者
  • オンライン英会話 ネイティブ
  • オンライン英会話 人気
  • オンライン英会話 料金
  • 英語学習 社会人
  • 英語学習 ドラマ
  • 英語学習 YouTube
  • 英語学習 おすすめ
  • 英語学習 映画

などが出てくるかと思います。

あとは、そのキーワードで検索した人が求めている情報を元に記事を制作していきます。ただし、例として挙げたキーワード全ての記事を制作するとなると、費用がその分かかってしまいます。

そのため、予算が限られている場合は、どの用語を狙うと費用対効果が良いかを考えて厳選することが大切です。

  • すでに競合サイトが多く、上位表示が難しいためこのキーワードでは制作しない
  • 検索ボリューム(月間検索回数)は少ないが、見込み顧客の獲得には有効なため記事を作る
  • これから需要が伸びそうな内容なので、このキーワードで制作する

といった検討が必要となってくるでしょう。

② ペルソナからキーワードを挙げる

続いてご紹介するのは、ペルソナからキーワードを想起する方法です。

ペルソナとは、ターゲットよりも具体的な顧客像を指します。例えば、「英会話レッスンの受講を検討している20代女性」がターゲット層だとしたら、ペルソナの場合

名前:佐藤陽子(仮名)

年齢:27歳

職業:広告代理店のプランナー

興味:新しい文化について学ぶこと、旅行、ファッション

目標:海外の案件に携わり、クライアントとスムーズにコミュニケーションすること

課題:仕事のストレスと時間の制約により、通学できる英会話教室に通うことが難しい

願望:忙しいスケジュールの中でも柔軟に学習できるオンライン英会話レッスンを見つけたい

など、より詳細なプロフィールを設定していきます。

ペルソナの設定方法については以下でご確認いただけますので、よければチェックしてみてください。

<関連リンク>

ペルソナとは?ウェブで売上を伸ばすための設定方法とメリット・デメリットについて解説します。

このペルソナ発信でキーワードを挙げていくと、今まで検討していなかった狙い目キーワードが見つかることも多いのです。

上記のペルソナから想起すると、

  • 海外 仕事 気をつけること
  • 英語 営業 フレーズ
  • 社会人 勉強 いつする
  • 海外 転職 英語力

といったキーワードが有効な場合もあるでしょう。また、ペルソナが具体的だからこそ、記事の内容も明確です。万人受けはしないかもしれませんが、刺さる人には刺さる。そうしたキーワードで見込み顧客を集めやすくなるのが、この方法のメリットです。

本章でご紹介した方法は、いずれかが優れているという訳ではありません。状況に応じて変えたり、もしくは併用したりして、効果的なキーワードを選んでみてください。

おすすめはロングテールワード

おすすめはロングテールワード

キーワードの選び方がどちらが良いかわからない、という場合もありますよね。そのような際は「ロングテールワード」がおすすめです。上位表示が狙いやすく、記事制作のコストカットにも繋がるワードとなっています。この章では、概要と調べ方をご紹介します。

ロングテールワードとは

ロングテールワードは、端的に言うと複数の語を組み合わせた検索ボリューム1,000回以下のキーワードです。例えば、「オンライン英会話」ではなく、

  • オンライン英会話 大人 (月間検索回数 約120回)
  • オンライン英会話 料金 (月間検索回数 約200回)

などが挙げられます。なお、このロングテールワードを使ってSEO対策することを「ロングテールSEO」と呼びます。

ロングテールSEOの主なメリットは2点です。

一つ目は、上位表示が狙いやすい点です。競合サイトが少なく、難易度も低めと言える場合が多いでしょう。

二つ目としては、記事の内容を明確にしやすい点が挙げられます。例えば、「オンライン英会話」のキーワードで上位表示を狙うなら

  • オンライン英会話のメリット
  • レッスン内容
  • 料金や相場
  • ネイティブじゃない講師でも効果は出るのか
  • 受講までの流れ

など、様々な内容を網羅しなければいけないかもしれません。一方で「オンライン英会話 大人 初心者」のワードであれば、検索したユーザーは社会人になってから初めて英語を学ぶ方が多いと想定されます。そのため、

  • おすすめの勉強法
  • 初心者がオンライン英会話で英語が身についた体験談
  • 初学者向けキャンペーン情報

といった要素を踏まえることで、より訴求力が高くなるでしょう。また、記事の内容が明確な分、自社で記事を制作できるかもしれません。SEO記事は1本あたり3~5万円のコストがかかります。ロングテールワードを選び、自社で記事制作をすればその分コスト削減に繋がるでしょう。

以上のように、ロングテールワードのメリットは

  • 上位表示が狙いやすい
  • 記事の内容を明確にしやすい

の2点です。

続いて、ロングテールワードの調べ方をご紹介します。

調べ方

ロングテールワードは、

  • 候補となるワードを列挙する
  • それらのワードの検索ボリュームを調べる

といった方法で剪定していきます。

検索ボリュームを調べ、月間検索回数1,000回以下ならロングテールワードと言えるでしょう。(SEO業者によって定義が異なる場合もあります)

まずは、

① 単体のワードに紐付けて案を出す

② ペルソナからキーワードを挙げる

のいずれの方法でも良いので、2語以上のキーワードを挙げていきます。それらのキーワードボリュームを調査ツールで調べていきます。以下は無料で利用できる検索数調査ツールですので、ぜひ活用してみてください。

  • aramakijake.jp https://aramakijake.jp/
  • Googleキーワードプランナー https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/

Googleキーワードプランナー

なお、検索回数によって上位表示の難易度もわかると言われています。一概には言えませんが、目安は以下の通りです。

  • 月間検索回数1万回以上:上位表示が難しい(ビッグワード)
  • 月間検索回数1,000回以下:上位表示が狙いやすい(ロングテールワード)

より集客に効果的なキーワードを選びたい際は、ぜひロングテールワードを活用してみてください。

効率的にキーワードを選ぶために

効率的にキーワードを選ぶために

SEO対策は複雑な内容が多いですよね。そのため、キーワード選びに不安を感じている方もいるかもしれません。そこで本章では、効率的にキーワードを選ぶためのポイントを3つご紹介します。

  • ツールの活用
  • 目的の明確化
  • 競合サイトのチェック

それでは、それぞれの項目をみていきましょう。

ツールを利用する

SEO対策には、専門のツールが多くあります。無料のものから月額数万円かかるものまで、種類はさまざま。

キーワード選びに特化したものもあり、無料で利用できるものもあります。それらを駆使することで、より効率的にキーワードの選定ができるようになるでしょう。

例えば、以下のものが挙げられます。

ラッコキーワード https://related-keywords.com/

無料で使えるキーワード分析ツールです。任意の語を入れることで、それに関連する語や他サイトの記事構成等を調べることができます。回数制限を解除するには、有料登録する必要があります。

Googleサジェスト機能

Googleサジェスト機能

Googleの検索窓に任意の語を入力すると出てくるワード提案機能です。そのままロングテールワードとして使える場合もあるため、キーワード選びの時短に効果的です。

目的を明確にする

目的がブレていると、施策にもブレが生じ、「何も良い成果が得られなかった」とSEO対策したことを後悔してしまうかもしれません。そうならないためにも、目的は具体的に設定してみてください。

SEO対策の目的といっても、

  • 売上を上げたい
  • 認知度を挙げたい
  • ブランディングに活用したい

などの内容によって、取るべき施策は異なってくるでしょう。3つの目的に少しずつリソースを割くよりも、一点に集中した方が効果は出やすくなります。そのため、まずはSEO対策の目的を決めることをおすすめします。

競合サイトを確認する

良いSEO記事を制作したからといって、必ず上位表示になるとは限りません。というのも、上位表示されるには記事の内容以外の要素も関わってくるためです。例えば、

  • サイトの使い勝手
  • 記事のオリジナリティ(画像や動画など)
  • 記事に信頼性(専門家の監修や執筆など)
  • 外部リンクの質と量
  • サイトの表示速度
  • ドメインパワー

などが記事本文以外の要素として挙げられます。これらを持つ競合サイトがすでに上位表示されている場合、あなたはそれ以上のクオリティのサイト、記事を制作しなければ上位表示は難しいでしょう。

また、それにはコストもかさみます。「せっかく記事を制作したのに、競合が強すぎてアクセスされない…」そうならないためにも、狙うワードで現在上位表示されているサイトの内容を確認してみてください。

それ以上の記事を制作するのが予算的に難しい場合は、別のワードに移行するのも手段の一つです。

まとめ

今回はSEO対策のキーワードの選び方をご紹介しました。主なやり方は以下の2つです。

  • 単体のワードに紐付けて案を出す
  • ペルソナからキーワードを挙げる

なお、上位表示を狙うには月間検索回数1,000回以下のロングテールワードがおすすめです。検索回数は以下のツール等で調べられるため、ぜひ活用してみてください。

キーワード選びは、SEO対策の要です。今回の内容を参考に、適切なキーワードを選定し、目的達成に役立ててみてください。

この記事の監修者

永田達成

永田達成

TATSUNARI NAGATA / 代表取締役

株式会社Soeluの代表取締役。1987年生まれ。福岡県出身。
2010年に大学卒業後、地元福岡のウェブ制作会社に営業として入社。
2019年に個人事業主として独立し、2021年に株式会社Soeluを設立。
現在は福岡を中心に東京・神奈川・大阪・名古屋・札幌など全国から多くのクライアント様とウェブを通して活動中。
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