ホームページを運用する上でSEO対策の一環として重要視されている被リンク(外部リンク)について解説していきたいと思います。
ホームページを立ち上げたばかりや今後SEOで集客していきたいと思っている方には非常に大切な内容ですので、ぜひ対策や方法について学んでいただき、最適な被リンク(外部リンク)を獲得・増やしていきましょう!
被リンク(外部リンク)とは
被リンク(外部リンク)とは自社のサイトが他サイトにどれだけ紹介(URLを掲載)されているかを明確化した指標になります。
こちらはバックリンクとも呼ばれSEOの順位変動にも大きく影響している内容にもなり、内部的なSEOと合わせて対策することが重要です。
被リンク(外部リンク)の種類
自然なリンク、自作リンク、相互リンク、有料リンクについて解説します。
自然なリンク
自然に張られたリンク(例:良質なコンテンツが評価され、他のサイトが自発的にリンクする)のことを指します。被リンクの中で最も効果が高く自然のリンクが多いほどサイトの評価も上がり、検索順位も向上する傾向です。
自作リンク
自分で作成したリンク(例:SNSやブログコメントなどに自分のサイトのリンクを掲載)のことを指します。自社サイトを複数保有している場合や個人ブログ、SNSなどに自社ホームページへのリンクを張ることを自作リンクといいます。
ただ自作リンクは数が以上に多い場合や同じサーバー内で管理しているホームページ同士をリンクしてもあまり効果がないとされていますので、過度な自作リンクはマイナスになる可能性があります。
相互リンク
お互いのサイトでリンクを張り合うことを指します。最近この手法で相互リンクの営業メールが多く過度な営業メールや相互リンクもペナルティを受ける可能性がありますので、取引会社や事業の取引がある実際の会社同士のみで相互リンクを行うことをおすすめします。
ドメインランクを向上する為だけの、過度な相互リンクは控えましょう。
有料リンク
お金を支払って被リンクを獲得することを指します。
ただ一概にリンクの購入はGoogleのガイドラインに抵触する場合がありますが、広告バナーとして掲載する場合も有料の被リンクとして考えることができますので、有料でリンクを獲得する場合はただリンクを増やす有料被リンクの獲得ではなくアクセス数や有料広告のバナーとして被リンクを獲得する手法もあることを考えてみましょう!
被リンク(外部リンク)がなぜ必要・重要なのか?
Googleの検索は常に情報に信憑性があるのかを判断しています。
その為、誰が紹介した内容なのか?この情報は本当なのかを知る必要があります。そう言った観点から国や県、市が運営する誰もが知っているサイトから自サイトにリンクが張られている場合、Googleは信憑性を重視・判断することができ被リンクとしての効果を発揮することができます。
これはGoogleが推奨している「E-E-A-T」に繋がります。
誰も知らないような人や専門の分で活躍していない人が言うことより専門家として発信している方が信憑性もあり、信じることができると判断されます。誰がそのリンクを紹介しているかが非常に重要になります!
E-E-A-T と品質評価ガイドラインについて
Google の自動システムは、さまざまな要因に基づいて優れたコンテンツをランク付けするように設計されています。関連するコンテンツを特定した後、最も役に立つと判断されたコンテンツに高い優先順位を付けます。そのために、どのコンテンツが、エクスペリエンス(Experience)、高い専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)、すなわち E-E-A-T の面で優れているかを判断するための要素の組み合わせを特定します。 https://developers.google.com/
つまりは誰が言った、誰が紹介したということが重要であり自サイトが多数で紹介されることで被リンク(外部リンク)としての効果・重要度が検索にも影響することなります。
被リンク(外部リンク)のSEO効果
被リンク(外部リンク)はどのくらいSEOに影響するのか?または効果があるのか?弊社サイトにて確認していきたいと思います。
外部の状況を計測するツールは無料や有料多数あり、今回は外部の被リンクがチェックできるツールを利用して現在の被リンク状況を確認します。
計測は非常に簡単でURLを入力する枠に計測したいドメインを入力するだけ被リンク(外部リンク)の状況を図ることができます。
※今回は弊社ドメインの被リンク状況を以下にて紹介しています。
計測結果が上記になります。
- ドメインレーティング:ドメインの強さを100段階評価した数字になります。
- 被リンク:計測したドメインがどのくらいリンクとしてカウントされているか
- リンク先サイト:ドメインのURLがどのくらい他のサイトで紹介・貼られているか
の数字になります。
もちろん全ての数字が高ければ高いほどSEO的には良いとされています。
質の高いリンクや質の低いリンク等もありますので一概に数字だけで判断することは厳禁です。ただ、Googleもこちらの数字を指標としていると言われており、ドメインレーティングや被リンクの数が多いサイト程、検索結果で上位表示をしていることがわかります。
また、弊社のサイト(https://simple-alpha.com/)も「SEO対策」という超ビッグキーワードで現在2ページ目にランクインされており、そこから多くの集客・流入がある状態です。「SEO Google」のキーワードであれば現状1位の表示で被リンク(外部リンク)のSEO効果ともいえる結果となっています。
※もちろん内部の状況も判断されますので、内部と外部総合的な判断で検索順位が決定します。
では実際どのようにして弊社サイトが被リンク(外部リンク)の獲得をすることができたのか実践的な内容にてご紹介をしていきたいと思います。
被リンク(外部リンク)の獲得・増やす方法について解説
被リンク(外部リンク)のSEO効果は先ほどご説明した通り、SEO対策に大きな影響を与えます。
そこで弊社が実際に実践した被リンク(外部リンク)の獲得・増やす方法について解説をしていきたいと思います。
有益な網羅性あるコンテンツの配信
被リンク(外部リンク)を獲得・増やす一番の最善は読んで問題が解決した、非常に為になったコンテンツを作成することになります。
そうすることでSNS上での紹介や個人ブログ上での紹介、Google Discover・Google砲(以下記事参照)での紹介など、コンテンツが有益であれば自然と被リンク(外部リンク)を獲得することができます。
まずは有益で網羅性あるコンテンツの配信をすることを考えましょう!
Google Discover(Google砲)とは Google Discover(Google砲)とは、GoogleのアプリやChromeで「おすすめ記事」や「Google Discover」に記事が掲載されて、アクセス数が短時間[…]
専門性の高いコンテンツの配信
上記と重なる部分はありますが、専門性や権威性が必要とされる内容のコンテンツであれば、監修者を付けることでコンテンツの紹介がされやすくなり被リンクを獲得することができます。
例えばの話ですが、薬機法に抵触する内容を一般の方が話しても信頼性や信憑性がないことを明らかです。
ただコンテンツの監修者としてその道のベテラン医師がコンテンツの監修をしているとどうでしょうか?
そのコンテンツの信憑性は一気に飛躍することがわかります。この様に専門性の高いコンテンツを配信する際は、何を言うかではなく誰が言っているのか?誰が監修しているかをこだわる必要があります。結果質の高いコンテンツを作成することができ、結果的に被リンク(外部リンク)の獲得となります。
トレンド・一次情報を扱うコンテンツの配信
コンテンツの質を高める・配信速度についての内容になります。
やはり拡散される確率が高くなる内容して最新の情報をいかにリリースできるかがカギとなります。
これらトレンド性・一次情報性のあるコンテンツをSNSで告知することで一気に拡散させることができます。そうすることで様々なコンテンツでXの埋め込みやURLの紹介をされることになります。結果被リンク(外部リンク)の獲得となります。
プレスリリースの配信
プレスリリースの配信で被リンク(外部リンク)の獲得も可能です。
何かサービスをリリースしたり、新しい商品を紹介したりする際に自社サイトのURLと製品ページのURLを一緒に掲載すると記事内をメディア等が拡散してくれることで結果被リンク(外部リンク)としての効果を発揮することができます。
またプレスリリースの配信も一度だけではなく定期的に配信することが重要で、製品の案内やサービス紹介以外でも提携の案内等もプレスリリースとして活用してみてはいかがでしょうか?
国や県・市・スポンサーとしてのウェブ広告掲載
国や県・市が運営するウェブサイトの下部に広告掲載の案内があります。これらを活用した被リンク(外部リンク)の獲得も可能です。一般的な費用はアクセス数等にもよりますが月額5,000円~広告を配信することができます。
また、これら広告を複数掲載することでアクセス数の増加や認知度の向上にも繋がり効果的な被リンク(外部リンク)獲得となります。但し継続的な費用等が掛かる為こちらは掲載箇所を絞って効果として得ることができる媒体を選定する必要があります。
Google は、リンクの売買も、広告やスポンサー活動を目的として行われる限り、ウェブ上での通常の経済活動の一環だということは理解している為、こうしたリンクは、rel=”nofollow” 属性や rel=”sponsored”属性を <a> タグに設定している限り、Google ポリシーに対する違反にはなりません。
競合・他社サイトの確認
競合・他社サイトを分析することで他社サイトがどこから被リンク(外部リンク)を獲得しているかを確認することができ、自社サイトも同じように被リンクの獲得・調査をすることができます。
掲載の依頼をする
自社のコンテンツが無断で掲載されていたり、利用されている場合は掲載をやめてもらうのではなく、出典元、引用先として紹介をしてもらう旨の案内を送りましょう。
掲載されるということはコンテンツとしても魅力があると認識されています。
ただ単に掲載の依頼を停止するのではなく出典元、引用先としてのリンク掲載を条件としてそのまま掲載を続けてもらう方が被リンク(外部リンク)としても良い結果となります。
ただし案内を聞き入れてくれない、URLの掲載を行ってくれない運営者については掲載自体を取りやめてもらうことも検討しましょう。
被リンク(外部リンク)を獲得・増やす際の注意点
Googleは被リンク(外部リンク)を獲得・増やす際の注意点として以下の様な内容を設けています。
- 過剰な相互リンク(「リンクする代わりにリンクしてもらう」)や、相互リンクのみを目的としてパートナー ページを作成する
- 自動化されたプログラムやサービスを使用して自分のサイトへのリンクを作成する
過度な被リンク(外部リンク)対策は検索に良い影響を及ぼさないということになります。
ただすべてのリンク対策が良い方向に向かないかというとそうではありません。
良いコンテンツは拡散され、また引用されます。また、広告バナーやスポンサーバナーに関してもGoogleは一部認めている為、適切な被リンク(外部リンク)対策が効果的とされていることは間違いありません。
何事も過度は厳禁で規約に則った運用を行う必要がありそうですね。
被リンク(外部リンク)の確認・調査ツール
サイトの被リンク(外部リンク)を確認するにはいくつかの方法(ツール)があります。
また、無料から有料のツールがそろっており手軽に調べることも可能です。
特に無料ツールで一番多く利用されているGoogle Search Consoleはサイト立ち上げ時に設定することでより多くの情報を確認することができます。まだ導入を行っていないサイトはすぐに導入を行いましょう。
以下は被リンク(外部リンク)の確認・調査ツールになります。
- Google Search Console(無料)
- Ahrefs -Backlink Checker(無料で調査機能により有料)
- Ubersuggest(無料で調査機能により有料)
基本的には海外仕様のツールですが、日本語での利用も可能なツールになります。
またGoogle Search Console以外のツールは自社サイト以外に他社サイトの調査も可能なツールとなっています。
他社の動向や確認をしてみたいと思った場合は少し覗いてみるのも良いかもしれませんね。
まとめ
今回は被リンク(外部リンク)を効果的に獲得・増やす方法について解説しました。
被リンク(外部リンク)を獲得・獲得できる施策として一番効果的な方法は自然に拡散され、ナチュラルリンクとして被リンクを獲得する方法になりますが、ただこちらに関しては常に最新情報や労力も非常にかかる為、違った方法で被リンク(外部リンク)の獲得・増やす方法も検討してみてはいかがでしょうか。
また被リンクの獲得もSEO対策同様、継続的な対策が重要になりますので短期的な施策はおすすめしません。中長期的な施策を行うことで後からじわじわと結果がついてきますので、地道に被リンクの獲得を行っていきましょう!
以上、今回は被リンクを(外部リンク)効果的に獲得・増やす方法について解説しました。
この記事の監修者

永田達成
TATSUNARI NAGATA / 代表取締役
株式会社Soeluの代表取締役。1987年生まれ。福岡県出身。
2010年に大学卒業後、地元福岡のウェブ制作会社に営業として入社。
2019年に個人事業主として独立し、2021年に株式会社Soeluを設立。
現在は福岡を中心に東京・神奈川・大阪・名古屋・札幌など全国で多くのクライアント様のウェブを支援。
永田達成の代表プロフィールはこちら
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