ECサイトでサイトの読み込みが3秒以上になると、半数以上の買い物客が離脱するという調査結果がでています。(2021年Eコマースのトレンド調査)
もちろんこれは通常のウェブサイトにも共通する内容になり、サイトの表示が遅いと全てに悪い影響があると言えるでしょう。
2021年Eコマースのトレンド調査
2021年Eコマースのトレンド調査は以下のように発表しています。
サイトの速度の問題:ほとんどの回答者は、読み込みに3秒以上かかると、買い物客の50%以上がサイトを離れることに気づいていませんでした。
また、2021年Eコマースのトレンド調査は以下のようにも述べています。
パンデミックがeコマースに与える影響:パンデミックの最中にオンラインショッピングが急速に増加しているため、小売業者の91%が来年にデジタル戦略を変更しています。
昨年から続いている新型コロナウイルスの影響でECサイトの需要が急速に加速しており、小売業者の約9割がオンラインショッピングを実行しているというデータも出ています。
今後のショッピングサイトについて
ウェブ制作を10年以上行う私が考える、今後のショッピングサイトは、ずばり
とりあえず制作したECサイトの運用や売れる為の施策を実施する需要が非常に増えることです。
先ほど説明した通り、小売業者の約9割がオンラインショッピングを実行している内容ですが、これはとりあえずECサイトを制作し、売れる為の場所を作った小売業者がほとんどだと思います。
ECサイトはもちろん、ウェブサイトは作っただけでは思ったような成果や効果は出ません。
今年からは現在作っている、ECサイトをいかに売れるようにするのか、どうしたら売れるのかを考えてくれる、実行してくれるというのが重要となることは間違いありません。
そのうえで、冒頭でも説明した、ECサイトの読み込みが3秒以上などの対策をできることも大切です。ではECサイトでのサイト読み込みを早くするにはどのようにしたら良いのか簡単に解説していきます。
引用:2021年Eコマースのトレンド調査
Googleのpagespeed insightsを活用しよう!
Googleが提供しているウェブサイトの速度をはかるツールになります(無料)
ウェブページのURLを入力という部分に調査したいサイトのURLを入力して「分析」をクリックするだけでサイトの速度を図ることができます。
当サイトで調査した結果が上記のスクリーンショットになります。サイトの点数が表示され、Googleが指標とするテストの合格していますとなっています。
Googleが定めるサイトの速度基準
- 最大のコンテンツフルペイント(LCP):読み込みパフォーマンスを測定します。優れたユーザーエクスペリエンスを提供するには、ページの読み込みを開始してから2.5秒以内にLCPを実行する必要があります。
- First Input Delay(FID):双方向性を測定します。優れたユーザーエクスペリエンスを提供するには、ページのFIDが100ミリ秒未満である必要があります。
- 累積レイアウトシフト(CLS):視覚的な安定性を測定します。優れたユーザーエクスペリエンスを提供するには、ページでCLSを0.1未満に維持する必要があり ます。
修正の部分や改善箇所もしっかりと明示されている
もちろん合格部分も。
これらを一つひとつ改善・修正することでサイトの速度を適切な表示速度に改善することができます。
Eコマーストレンド調査は
速度=収益:ブランドの70%は、サイトのパフォーマンスが速いほどコンバージョン率が高くなることに同意しています。
ということも発表しており、速度が速くなればそれが収益に結び付くと考えることができるでしょう。
まとめ
サイトの速度がそのまま売上に直結するECサイト。いかにサイトの表示速度を上げ、ユーザーの利便性を良くしていくかが今後の対策として重要になることは間違いありません。
また、3秒という秒数も重要で、人は初めて訪れたサイトを3秒以内で把握し、自分が求めているサイトなのか3秒で判断すると言われています。その3秒をどのようにいかし、どのように活用するのかも重要になります。
まずはGoogleのpagespeed insightsで自社のサイトを確認し、影響が出ている部分を改善することから始めてみましょう。
以上、今回は3秒以上のページ読み込み時間がかかると半数以上の買い物客が離脱する可能性が。についてでした。
この記事の監修者
永田達成
TATSUNARI NAGATA / 代表取締役
株式会社Soeluの代表取締役。1987年生まれ。福岡県出身。
2010年に大学卒業後、地元福岡のウェブ制作会社に営業として入社。
2019年に個人事業主として独立し、2021年に株式会社Soeluを設立。
現在は福岡を中心に東京・神奈川・大阪・名古屋・札幌など全国から多くのクライアント様とウェブを通して活動中。
永田達成の代表プロフィールはこちら
ウェブコラムでさらに詳しい情報を発信中
福岡のまとめ企業を情報を発信中