「ホームページ制作を依頼したいけど、実際にどれくらいの見積りになるのか分からない…」
「ホームページ制作の見積り内容を把握しておきたい」
このようなお悩みを抱えている方、少なくないかと思います。初めてホームページ制作を依頼する場合、どのような見積りになるのか心配してしまうのも無理はありません。
本記事では上記のお悩みを解決するべく、ホームページ制作の見積りについて詳しく解説していきます。ホームページ制作の見積りについて知りたい方、これからホームページ制作を依頼予定の方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
ホームページ制作の見積り項目
ホームページ制作を依頼する場合、見積り項目は大まかに下記の8項目になります。
- 企画費用
- サイト設計費用
- デザイン費用
- コーディング費用
- SEO対策費用
- コンテンツ制作費用
- 撮影・取材費用
- テスト・検証費用
各見積り項目について、詳細を確認していきましょう。
企画費用
制作会社と一緒にホームページの企画を行う場合、企画費用が生じてきます。
ホームページ制作において、まずはどのようなサイトにするか企画していくことが必須です。サイトコンセプトやデザイン、サイト運営の方向性などページ制作前の段階で固めていきます。
自社ですべて企画を固めている場合は、企画費用が発生しない場合もありますので、依頼候補先の制作会社に確認をとっておきましょう。
サイト設計費用
ホームページを制作する際は、制作前のサイト設計も必須です。
トップページからの階層構造やサイトマップ、ワイヤーフレームの作成を進めていきます。サイト設計費用は、設計するページ数が多くなるほど費用が高くなりやすいです。
制作会社の中には、サイト設計費用を企画費用の中に組み込んでいるケースもあるので、こちらも事前に確認しておきましょう。
デザイン費用
ホームページのデザイン費用は、一からデザインを作るかテンプレートを使うかによって費用が変わってきます。
テンプレートを使えばデザイン費用を抑えることができますが、他企業のホームページデザインと被ってしまう可能性があるのであまりおすすめできません。
ホームページのオリジナリティを出すためにも、制作会社に一からデザインを依頼した方が良いでしょう。デザインを依頼する際は、制作会社にデザイナーが在籍しているかどうかチェックしてください。
制作会社にデザイナーが在籍していない場合、制作会社は外部のデザイナーに外注することになります。
実績のあるデザイナーであれば問題ありませんが、駆け出しのデザイナーに対して安いデザイン費用で外注をかける制作会社も一定数存在します。制作会社にデザイナーが在籍していれば細かいデザインの要望も伝えやすく、デザインのクオリティを維持しやすいです。
コーディング費用
制作会社はサイト設計やデザインに沿ってコーディングを進めていきます。
コーディングはホームページ制作の中核となる工程といってよいでしょう。ホームページのデザインにもよりますが、アニメーションなどの動的なデザインがあるほど工数が多くなりやすく、コーディング費用も高くなりやすいです。
またPC・スマホ表示の両方に対応したレスポンシブデザインにする場合は、PC向けのみのページ制作よりも費用が2倍ほどになるケースが多いです。
コーディングの工程は作業量が多いほど費用が高くなる分、制作会社ごとに費用額に差が付きやすいです。同じ設計・デザインのホームページ制作でもコーディング費用が数倍近く変わることもあるので、こちらも複数の制作会社の見積りを比較するようにしてください。
SEO対策費用
ホームページ経由での集客を成功させるためには、SEO対策が不可欠です。
制作会社の多くは、SEO対策の費用も別途設けています。SEO対策費用には、内部・外部SEO対策の実装に加えて。戦略立案などのコンサルティング費用も含まれてきます。
SEO対策はサイト規模が大きくなるほど作業工数が増えてくるため、費用も規模に応じて高くなりやすいです。制作会社の間でも費用に差が出てくる項目ですので、必ず複数の制作会社で見積りを比較するようにしてください。
コンテンツ制作費用
ホームページ上では企業紹介や社長あいさつなど、各種文章を掲載する必要があります。
また画像や動画などを掲載するケースも多いです。これらのコンテンツ制作に関しても費用が発生してきます。「コンテンツに関しては自社で用意できる」という方も多いかもしれませんが、SEO対策やサイトのデザインを重視するのであれば、制作会社に依頼した方が良いでしょう。
とくに文章コンテンツに関してはSEO対策に直結してきます。自社のホームページがキーワード検索でヒットするには、文章コンテンツの最適化が不可欠です。着実に集客で成果を出したい場合は、制作会社に依頼した方が安全といえます。
撮影・取材費用
ホームページに商品や会社の写真を掲載する場合、撮影が別途必要になる場合があります。
この場合、撮影費用が発生するケースがあるので見積り時に確認しておきましょう。撮影スタジオを利用したり、専門のカメラマンが撮影を行う場合だと撮影費用も高額になりやすいです。
撮影費用にどこまで費用をかけられるか、制作会社側と共有しておくのがおすすめになります。
また、インタビュー記事を作成する場合は制作会社が取材を行うため、取材費用が発生してきます。取材が長くなると取材費用も膨らみやすいので、こちらも見積り時に合わせて確認しておきましょう。
テスト・検証費用
ホームページ制作後に、ページが設計通りに動くかどうかテスト・検証が実施されます。
お問い合わせ機能や記事投稿の機能、画像・動画表示などが正常に作動するかチェックしていく形です。テスト項目が多くなるほど費用が高くなるケースが多いですが、制作会社の中にはコーディング費用の中にテスト・検証費用を含んでいる制作会社も多く見られます。
テスト・検証費用が別途発生するか否か、あらかじめ確認しておきましょう。
ホームページ制作費用の見積り相場
ホームページ制作費用の見積り相場は、制作するホームページの種類によっても異なってきます。代表的なホームページ種類の見積り相場について、確認していきましょう。
企業ホームページ(小・中・大規模)
企業ホームページの場合、サイト規模によって見積り相場が異なってきます。小規模な企業ホームページでは、企業情報のページ・事業紹介ページ・お問い合わせフォームなど限られたページのみの制作になります。
相場は「40万円~60万円」程度です。
中規模の企業ホームページでは、小規模サイトよりも事業紹介ページや企業ページを多く作り込んでいきます。合計で30ページ以上になるケースが多く、見積り相場は「80万円~120万円」程度です。
大規模な企業ホームページになると、事業紹介ページのみで30ページ以上作成することが多く、ホームページ全体でトータル100ページ以上制作するケースも少なくありません。
また商品・サービス情報を随時更新していく場合は、投稿用のCMSを実装する必要もあります。見積り相場は150万円~500万円ほどになるため、制作予算を十分に確保しておかねばなりません。
飲食店ホームページ
飲食店ホームページでは、メニューページの制作がメインになってきます。メニュー画像・動画の制作費用もかかってくる点、留意しておかねばなりません。特に撮影をプロのカメラマンに依頼する場合だと、撮影費用も膨らんできます。
トータルの見積り相場は「50万円~100万円」になります。
病院・医療系ホームページ
病院・医療系ホームページでは、院内案内・診療案内のページを充実させる必要があります。
特に大規模な病院となると、診療科ごとに案内ページを作成しなければならず、見積り金額も高くなりやすいです。反対に小規模な医院であれば、作成するページ数は少数で済むので、費用も抑えやすいです。
病院・医療系ホームページの相場は「50万円~150万円」になります。
スクール・教室ホームページ
スクール・教室ホームページでは、コース紹介・スタッフ紹介のページ作成がメインです。
各ページで写真を掲載するケースが多いので、撮影費用もかかってきます。トータルページ数はそこまで多くなりにくいですが、お問い合わせや受講申し込みに繋げられるよう、各ページに掲載する情報を綿密に整理していかねばなりません。
一から戦略を考えていく場合だと、企画費用も膨らんでくる可能性があります。
スクール・教室ホームページの見積り相場は「50万円~150万円」程度になります。
ECサイト(通販サイト)
ECサイト制作では、扱う商品の紹介・購入ページの制作が必須です。
商品数が多くなるほど、制作するページ数も多くなってきます。またECショップのシステム構築も必要になってくるため、通常の企業ホームページよりも費用は高額になりやすいです。
見積り相場は「100万円」以上がほとんどでシステムとの連携や顧客管理システムなどが絡んでくる場合は1000万円以上になります。
ランディングページ
ランディングページは、基本的にWeb広告の遷移先ページとして作成することが多く、ページ数は1枚で収まるケースが多いです。
その代わり、1ページに掲載する情報量は通常の紹介ページよりも多くなります。掲載する情報量やページ内に挿入する画像・動画などのクリエイティブの量によって見積り相場も大きく変わってきます。
目安としては「20万円~60万円」になりますが、中には20万円以下で作成を引き受けてくれる制作会社もあります。複数の制作会社で見積りの比較を忘れず行いましょう。
ホームページ制作の見積りでチェックすべきポイント
ホームページ制作の見積りでは、下記の点を重点的にチェックしておきましょう。
- 見積りに書かれていない項目があるか
- 見積り額が相場から著しく離れていないか
- コミュニケーション体制に問題がないか
- 制作後のホームページ運用・管理が難しくないか
- 分からない点は依頼前にすべて確認しておく
見積りに書かれていない項目があるか
まず初めに、見積りに書かれていない項目があるか確認してください。追加作業や工数増加などによって、見積り額以上の費用が発生するケースも少なくありません。見積りに書かれていない項目で、別途発生する可能性がある項目について、制作会社側から共有してもらいましょう。
見積り額が相場から著しく離れていないか
見積り額が相場から著しく離れていないかどうかもチェックしましょう。
相場から低すぎる場合は、サービスの質や制作会社の評判に問題がある可能性が高いです。可能なかぎり制作費用は安く抑えたいところですが、相場からあまりにも低い見積り額を提示してくる制作会社には、何かしら理由があると考えて疑った方が良いでしょう。
見積り額が相場より高すぎる場合も同様に注意してください。特にホームページ制作を初めて依頼する場合だと、制作会社側が不要なページ作成などを追加で依頼してくるケースがあります。
相場から離れすぎている見積り金額を提示された場合は、その場で即決せずに必ず他の制作会社の見積りと比較検討しましょう。
コミュニケーション体制に問題がないか
コミュニケーション体制に問題がないかどうかも要確認です。
連絡してから返信が来るまでに数日以上かかった場合は、コミュニケーション体制に問題があると考えた方が良いです。連絡がスムーズにとれないと制作状況の確認に時間がかかってしまったり、納期遅れを平然とされてしまう可能性があります。
連絡のレスポンスが早ければ、それだけ依頼主とのやり取りを大切にしていると判断可能です。遅くとも連絡してから1日以内に返信がくるかを目安にして、依頼候補先を絞っていきましょう。
制作後のホームページ運用・管理が難しくないか
ホームページを制作してもらった後、運用・管理を自社で無理なく行えるかどうかも要チェックです。
特に商品・サービスページやお知らせページを頻繁に更新する場合は、運用・管理を簡単に行えないと担当者の負担が重くなってしまいます。制作後の運用・管理をどのように行えるか、事前にサンプルを見せてもらい確認をとっておきましょう。
分からない点は依頼前にすべて確認しておく
ホームページ制作に際して、分からない点は依頼前にすべて確認しておきましょう。
制作会社に遠慮して質問を控えてしまうと、後にトラブルへ発展してしまう可能性があります。依頼主のことを第一に考えている制作会社であれば、質問に対して丁寧に回答してくれるはずです。
反対に質問に対して丁寧に対応してくれない制作会社であった場合は、信頼に足る制作会社とは言えません。顧客対応を確認する意味でも、質問は遠慮なく行うことをおすすめします。
ホームページ制作・SEO対策はSoelu(ソエル)にお任せください!
ホームページ制作では様々な見積り項目が生じてきます。
各項目にどのような作業を行って、どれくらい費用が発生するのか確認しておくことが重要です。ただ、初めて制作会社にホームページ制作を依頼する場合だと、どの会社に依頼すれば良いか迷ってしまうケースが多いと思います。
実際、ホームページ制作会社は世の中にあふれており、良い制作会社を見分けるのも至難です。
弊社では、初めてホームページ制作を依頼される方でも安心してご利用頂けるよう、見積り項目を詳細に共有させて頂きます。各工程の作業内容・費用を細かく共有させて頂き、透明性のあるホームページ制作を提供致します。
またホームページ制作と合わせて、サイトのSEO対策も合わせて実施可能です。実際に半年ほどでホームページを検索上位に表示させた実績もあります。
ホームページ制作・サイト集客を進めていきたい方は、ぜひ一度お問い合わせください。無料にてサイトの相談から診断・提案をさせていただきます。
この記事の監修者
永田達成
TATSUNARI NAGATA / 代表取締役
株式会社Soeluの代表取締役。1987年生まれ。福岡県出身。
2010年に大学卒業後、地元福岡のウェブ制作会社に営業として入社。
2019年に個人事業主として独立し、2021年に株式会社Soeluを設立。
現在は福岡を中心に東京・神奈川・大阪・名古屋・札幌など全国から多くのクライアント様とウェブを通して活動中。
永田達成の代表プロフィールはこちら
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