- 「会社のホームページをリニューアルしたいけど、費用はどれくらいかかるんだろう」
- 「ホームページ制作費の見積もりを出してもらったけど、相場は?」
- 「ホームページは欲しいけど、できるだけ安くできない?」
そう考えている方も多いのではないでしょうか。ホームページ制作にかかる費用というのはピンキリ。A社とB社に見積もりを依頼したところ、20万円以上の差額があった、ということも珍しくありません。だからこそ「このホームページ制作費って高すぎ?」と不安になりますよね。
そこで今回は、福岡県内のホームページ制作会社の費用の相場をご紹介します。結論から言うと、10ページほどの企業ホームページの場合、相場は40万円ほどです。ただし、決済システムや集客効果を追加すると、80万円以上かかることも。
※テンプレートサイトの場合
※制作する内容やクリエイティブ部分、カメラマン手配などによって変動します。
今回はそうした制作費が変わってくる要素と、費用を抑えるポイントもご紹介します。福岡県でホームページ制作を検討している際は、ぜひチェックしてみてください。
福岡県のホームページ制作費の相場
福岡にあるホームページ制作会社は約300社。その情報を元に、サイト制作費の相場をご紹介します。
企業のホームページ制作費用の相場は40万円前後
福岡県内の企業のホームページ制作費用の相場は40万円前後です。
ページ数やデザインなどは、
- 10ページ(会社概要、代表挨拶、商品説明、問い合わせページなど)
- デザインは企業のホームページとしてよく見かけるもの
を想定した相場となっています。なお、福岡県の場合はホームページをリニューアルする際も、新規制作と同じく40万円前後が相場です。
リニューアルするにしても、写真を撮りなおしたり、文章を修正したりする必要があることがほとんど。
新しく作る場合と工数があまり変わらないことも多いでしょう。そのため、新規制作とリニューアルに差額があまり無いようです。
ECサイト(通販サイト)の場合は80万円前後
ECサイトでは、80万円前後が制作費の相場となっています。商品数によって制作費が変わってくるケースが多いです。
通販サイトで売り上げを高めるには、写真のクオリティが重要となってきます。
商品によっては、その商材に特化したプロのカメラマンに依頼することもあるでしょう。また、セールスライティングが得意なライターに外注することもあるかもしれません。彼らに外注する商品数によって、ホームページ制作費も高くなります。
集客(SEO、MEO等)対策費は月3万円
ホームページで集客を狙う場合は、SEO(検索エンジン最適化)やMEO(マップエンジン最適化)といった施策が必要となってきます。SEOやMEOは、簡単に説明するとGoogleなどの検索エンジンで検索した時に、より上部分に表示させる施策のことです。
例えば、あなたが「福岡 ホームページ制作」と検索したとしましょう。
このとき、検索結果の10番目のサイトから見ることは少ないのではないでしょうか。ほとんどの人が1~3番目のサイトをクリックしているはず。そのため、ホームページから集客しようと思うと、上位表示されることが大切なのです。
SEOやMEOはそれを助ける施策です。費用の相場としては、月3万円(最低でも6ヶ月契約)からが目安。SEOとMEOの両方を依頼すると、月5万円以上かかることも。そのコストに応じた売上が見込めるかどうかを計算してから、依頼を決めたいですね。
ホームページの制作費が変わる要素
ホームページの制作費は、様々な要素によって変わってきます。本章では、何が料金変動に影響しているかを解説しました。
ページ数
制作費が変わる要素として、最初に挙げておきたいのがページ数です。ページ数が多いほど、やはり費用が高くなります。しかし、費用を抑えたいからと言って、即座に
- 「2ページで作ってください」
- 「1ページに全内容を記載してください」
と、極端に少ないページ数にすることはオススメしません。なぜなら、お客様にとって親切ではないからです。
お客様があなたの会社のホームページを見た際に、確認したい情報にたどり着くまでに何回もスクロールしないといけないとなると、使い勝手が悪いですよね。
使い勝手が悪いと、ユーザーはすぐにそのサイトから離脱してしまいます。これでは、ホームページによる集客効果は期待できません。
ちなみに、インスタグラムやtiktokでは、知りたい情報にすぐにアクセスできるかが大事と言われており、2秒以下でそのアカウントをフォローするかどうかを判断しているそうです。
検索から来たお客様はSNSほどではないかもしれませんが、その傾向はあるでしょう。そのため、費用を抑えたいからと、最初からページ数を限定しないことをおすすめします。
お客様にとって、
- どれくらいのページ数が見やすいのか
- ここは分割した方が読みやすいか
などを、業者と相談しながら決めていきましょう。
掲載する写真や素材の有無
ホームページに使う素材とは、
- 写真
- 映像
- 文章
- ロゴマーク
などを指します。そうした素材を自社で用意できる場合、ホームページ制作の費用を抑えることができます。
競合分析や市場調査の有無
福岡県のホームページ制作会社では、競合サイトの分析や市場調査などに対応している業者もあります。
- サイト内にどういった言葉を盛り込むと検索結果で上位になるかなどのSEO戦略
- 競合の規模やサイトデザインを踏まえた上での訴求ポイントの提案
など、そうした調査も踏まえてサイト制作した方が集客効果も高まるでしょう。ただし、応じて費用も高くなります。
業者によっては、制作費用に最初から調査費が入っている場合も。一方で競合分析をオプションにしている業者もあるので、競合との状況や、サイトの目的を踏まえて依頼を決めることをおすすめします。
web集客対策の有無
記事の前半にも書きましたが、web集客対策の有無もホームページ制作費用が変わってくる要素の一つです。特にオウンドメディア(自社のサービスや商品内容を発信するためのブログのようなもの)を作る場合は、数十万円以上が制作費に上乗せされる場合も。
オウンドメディアでは、最初に10〜20本の記事を用意することがあります。一本1万円でライターに外注するとして、最低でも10万円から20万円。文章作成以外に、取材や写真撮影なども含めると、1本あたり1〜2万円上乗せされるでしょう。
オウンドメディアはSEOとして有効ですし、自社の魅力をアピールするのにも活用できます。しかし、その分費用がかかるので注意が必要です。SEOやMEOの他、オウンドメディアの有無についても、費用対効果を計算してから、制作を決めることをおすすめします。
デザインの複雑さ
デザインの複雑さによっても、制作費は変わってきます。
「ホームページ制作は原価が少ないんだから、どんなデザインでも一緒でしょ」と思われる方もいるかもしれません。しかし、凝ったアニメーションや映像(ドローンによる撮影など)をサイトに入れ込むとなると、それに応じた技術と時間、人件費が必要となります。
そのためデザインの複雑さに応じて費用も変わってきます。
ホームページ制作のコストを抑える方法
ホームページ制作は、数十万円が相場で、100万円以上かかることも珍しくありません。
形のないものだからこそ、ぼったくられていないか不安になることもありますよね。また、見積もり額が思っていたよりも高くて驚いた方もいるかもしれません。そこで本章では、ホームページの制作費用を安くするポイントをご紹介します。
ホームページの目的を明らかにし不要なオプションを省く
ホームページ制作を依頼する前に、まず目的を明らかにしましょう。
企業のパンフレットを見たお客様がより詳細な情報を得るために見るサイトなのか、検索エンジンで検索した人が問い合わせを申し込むことを目的としたサイトなのか。
目的によってサイトのデザインや機能も変わってきます。それに応じて制作費も変動するのです。そのため、ホームページの目的を明らかにすることで不要なオプションを省くことができ、制作費もリーズナブルに。
例えば、ある商品やイベントだけを紹介したい場合、ランディングページ(LP)と呼ばれる全1ページのwebサイトでもいいかもしれません。内容によっては、SNSでも良いかもしれませんよね。ページ数が減ると制作費を抑えられますし、SNSであれば無料で使うことができます。
このように、目的が明らかだとリーズナブルで訴求性のあるサイト制作が可能になるのです。そのため、ホームページにかかる費用を抑えたい場合は、まず目的を書き出してみてください。(※LPにセールスライティングやデザイン性を含める場合、10万円以上かかる場合もあります)
相見積りをとる
ホームページ制作費を安くするには、相見積もりも大切です。福岡県だけでなく全国でも言えることなのですが、ホームページ制作の相場はピンキリ。同じ内容で見積もりを依頼したとしても、
A社: 140万円
B社: 75万円
と、数十万円以上の差が出ることも珍しくありません。そのため、ホームページ制作を依頼する際は相見積もりを依頼しましょう。
差額が大きい場合は、業者になぜその料金なのか尋ねるのも良いですね。悪徳業者の場合、回答に詰まったり、曖昧な内容で返答されることもあります。そうした業者を選別する意味合いでも、料金の根拠を質問するのはおすすめです。
ただ単に安い業者に依頼するということはNGです。安いなら安いなりの理由があります。しっかりと内容を確認し自社に合った業者を選定しましょう。
素材を自社で用意する
先述の通り、素材は積み重なると数万〜数十万円というふうに料金が加算されます。そのため、「自社で用意できる素材は自社で用意する」のがホームページの制作費用を抑えるポイントです。
自社で用意しやすいものとしては、文章素材が挙げられます。
- 会社概要
- 業務内容
- 商品紹介
- お問い合わせ
など、社内でライティングできるものも多いはずです。
中には、「費用を抑えるために、写真も自社で用意したい」という方もいるかもしれません。しかし、写真や映像など、視覚的な要素はプロに依頼することをおすすめします。
写真や映像は、ホームページの印象の大部分を司る素材。構図が悪かったり、暗かったりするだけで、その会社の印象が変わってしまうのです。そのため、写真や映像などビジュアルに影響する素材は、業者に依頼することをおすすめします。
社内で更新できる環境を整える
社内で情報を更新できれば、ホームページの運用にかかる費用を抑えられます。例えば、
「事業所の住所が変わったから、ホームページの記載を変えたい」
「店休日を追加したい」
といったこともありますよね。そうした際、1,000円〜10,000円の更新費用がかかります。(業者によっては、軽微なものは無料で更新するケースも)
数千円だったとしても、回数が増えれば年間5万円以上に。
また、すぐに記載を変えたいのに、業者の営業日の関係で即座に対応してもらえない場合もあります。そのようなリスクも踏まえ、社内で更新できる環境にしておくことをおすすめします。
具体策としては、
①CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)でサイト制作を依頼する
CMSと呼ばれるコンテンツ管理システムでホームページを制作すると、ブログやSNSを投稿するような感覚で、情報の更新が可能に
②社内にweb担当者を配置する
Web担当者を配置し、社内で情報の更新をすることでホームページ運用コストを削減する。研修や実務を通じて、将来はSEOコンテンツ作成やSNS更新など、web集客の広域を自社でカバーすることも視野に入れられるのがメリット
が挙げられます。CMSでのホームページ制作は、業者にその旨を伝えることで、対応してくれるはずです。web担当者のスキルアップには、時間がかかるかもしれませんが、その分webに関わる費用を安く済ませられる可能性があります。
まとめ
今回は、福岡県でホームページを制作する際の費用相場をご紹介しました。一般的な企業ホームページの場合、相場は40万円です。ECサイトでは、80万円〜が制作費の目安。
制作にかかる費用を安く抑えるには、
- ホームページの目的を明らかにする
- 相見積りをとる
- 素材を自社で用意する
- 社内で更新する
がポイントです。これからホームページ制作やサイトのリニューアルを考えている方はぜひ参考にしてみてください。
この記事の監修者
永田達成
TATSUNARI NAGATA / 代表取締役
株式会社Soeluの代表取締役。1987年生まれ。福岡県出身。
2010年に大学卒業後、地元福岡のウェブ制作会社に営業として入社。
2019年に個人事業主として独立し、2021年に株式会社Soeluを設立。
現在は福岡を中心に東京・神奈川・大阪・名古屋・札幌など全国から多くのクライアント様とウェブを通して活動中。
永田達成の代表プロフィールはこちら
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