- 「SEOコンテンツを作っているけど、順位が上がらない」
- 「何が理由で上位表示されないのかわからない」
- 「本当にこの方法で合っているの?」
- 「もしからしたペナルティを受けているかも」
- 「依頼する場合の相場が全く分からない」
そう悩んでいる方もいるかもしれません。SEOは複雑な内容が多いweb施策。やり方が間違っているのか不安になることもありますよね。そこで今回は、SEOの順位が上がらない時の原因をご紹介します。
対策も併せて説明しますので、上位表示に苦戦している際の力になるはずです。
SEOが上がらない原因
この章では、SEOで順位が上がらない原因を4つご紹介します。
自社のコンテンツが当てはまっていないか、チェックしてみてください。
検索頻度が多いキーワードを狙っている
まず考えたい理由は、検索頻度が多いキーワードを狙っていることです。
月間の検索数が1万回以上のワードは「ビッグワード」と呼ばれ、上位表示が難しいと言われています。大手メディアサイトなど、すでにGoogleから高評価されているサイトが表示されやすいためです。また、シンプルに競合するコンテンツが多いのも理由の一つ。
それらよりもクオリティの高い記事を配信しなければ、検索結果で上位表示されるのは難しいでしょう。そこでおすすめしているのが、「ロングテールSEOを行う」ことです。特定のキーワードではなく、関連するワードでの上位表示を狙います。
例えば、「保湿 化粧水」はビッグワード。
上位表示が難しいです。
そこで、「スキンケア 保湿 やり方」、「化粧水 乳液 クリーム 違い」など、関連したキーワードで上位表示を狙います。上記のワードは、現時点でいずれも月間検索回数100回以下。ビッグワードよりも上位表示を狙いやすいです。
「少ない検索数のワードで上位になってもアクセス増えるの?」と感じる方もいるかもしれません。
これに関しては、スモールワード(検索回数が少ないワード)だとしても、検索流入が増えることでサイトの評価も上がると言われています。そうした積み重ねによって、後にビッグワードでの上位表示に繋がることも。
スモールワードの記事が検索流入100件だとしても、それらを10本、20本と配信することで数千件以上のアクセスを見込めます。
ビッグワードで20位、30位の記事より集客効果が高いことも。そのため、SEOが上がらない場合はロングテールを狙うのがおすすめです。
記事のクオリティが低い
検索ワードを変えてみても上位表示が難しい場合、記事のクオリティを見直してみましょう。
- コピーコンテンツになっていないか
- 文章が不自然じゃないか
- ユーザーの検索意図に沿っているか
など、チェックしてみることをおすすめします。
特に注意したいのが、「ユーザーの検索意図に合っているか」という点。例えば、ある人が「博多駅 カフェ」と検索したとしましょう。
ユーザーが求めているのは、駅周辺で営業しているカフェの情報。
そのため、博多駅でカフェ開業におすすめの居抜き物件や、カフェ開業の方法をコンテンツとして配信していると、上位表示は難しいでしょう。
ここまで検索意図とズレることはあまりないかもしれませんが、微妙に違っていることは多々あります。そのため、ユーザーが何を求めているかをしっかり考えてコンテンツを作ることが大切です。
被リンクが少ない
被リンク(ひりんく)が少ないと、検索結果での上位表示がされにくくなります。被リンクとは、外部サイトから自社のサイトに向けられたリンクのこと。外部リンクとも言います。
Googleは、「被リンクが多いほどクオリティが高いコンテンツである」と判断する傾向があります。他のサイトで参照サイトとしてリンクが貼られていると、質が高いと評価され順位が上がることも。
そのため、クオリティの高いコンテンツを配信して、被リンクを獲得することが大切です。「じゃあリンクしてください、と他サイトに営業したらいいんじゃないの」
と感じる方もいるかもしれません。
その方法はNGです。以前、被リンクがSEOに関係あるとして、リンクの売買が行われていました。そうしたヤラセに対してGoogleはアルゴリズムをアップデート。現在では、自然なリンクでないと評価されにくく、スパムや売買でのリンクはペナルティを課せられる可能性があります。
そのため、純粋にコンテンツの質を高めることで被リンクを狙いましょう。
ペナルティを受けている
急に順位が落ちた場合、検索エンジンからペナルティを課されている可能性があります。
ペナルティには、
- 手動ペナルティ
- 自動ペナルティ
の2種類があり、手動ペナルティ状況は、Googleサーチコンソールから確認できます。なぜペナルティを課されているかもメッセージで来るため、それに則って記事を改善しましょう。
修正後に再審査リクエストを送ると、ペナルティが解除されます。解除までの期間は1ヶ月をみておくと良いでしょう。なお、自動ペナルティはそのようなメッセージはありません。そのため、急に順位が下がった、検索結果に表示されなくなった場合に「ペナルティを受けたらしい」と推測する必要があります。
理由も明記されないため、
- Googleのガイドラインを守っているか
- 記事の信頼性は高いか
- ユーザーの意図に合った内容になっているか
- Googleがアルゴリズムをアップデートしていないか
などをチェックし、改善していきましょう。自動ペナルティの場合、解除までに数週間から2ヶ月かかることも。もどかしく感じるかもしれませんが、地道に改善し待つことが大切です。
SEOはキーワード設計が重要
SEOは、狙うキーワードによって集客効果が大幅に変わってきます。ここでは、SEOで有効なキーワードを選ぶ秘訣と、それを元にコンテンツを作る方法をご紹介します。
キーワードの選び方
まずはメディアやコンテンツの目的を決めます。
- 問い合わせ増
- 自社のファンになってもらう
- リピーターの獲得
など、目的によって狙うキーワードやコンテンツの内容は変わってくるでしょう。1つの記事にいくつもの目的を持たせると、集客効果が薄れてしまう可能性も。そのため、1-2つに限定することが大切です。
続いては、それに合ったキーワードを列挙していきましょう。
最初はビッグワード、スモールワード等関係なく次々に出していくことをおすすめします。出にくい場合は、Googleキーワードプランナーなど、専門ツールを使うのも良いかもしれませんね。
その後、各ワードの
- 検索頻度
- 競合サイト
を確認していきます。そこで上位を狙えると期待できる場合は、そのワードを元にコンテンツを作っていきましょう。
上位表示が難しそうな場合は、
- 検索ワードを追加する
- 関連のワードを狙う
などして、ハードルを下げていきます。
キーワードを元にコンテンツを作る方法
キーワードが決まったら、それを元にユーザーファーストのコンテンツを作っていきます。
ユーザーファーストには、ユーザーを理解することが重要。
- ユーザーが抱えている悩みは何か
- その悩みは何が書かれていれば解消するか
- ユーザーに信頼してもらうには、何が必要か
- 読みやすい、理解しやすい内容にするにはどうすればいいか
など、SEOで上位表示されるには、ユーザー第一にコンテンツを作る必要があります。
イメージしにくい場合は、ペルソナを設定すると良いでしょう。
ユーザーの人物像を
- 性別、年齢、職業、家族構成
- 居住地、住居形態、通勤時間(通学時間)
- 趣味、休日の過ごし方
- 年収、お金への考え方
等を具体的に書き出していきます。
そうすることで、ユーザーの悩みやコンテンツ案をイメージしやすくなるはず。思いつきにくい場合は、ペルソナに近い実在の人物を元に作ってみても良いですね。既存の顧客や、友人・知人を参考にしてみましょう。
SEO業者に依頼するのも手段の一つ
複雑な内容が多いSEO。
なかなか順位が上がらずに苦戦している場合は、SEO業者に依頼するのもおすすめです。
ここでは、業者に依頼するメリットと、費用の相場をご紹介します。
業者に依頼するメリット
SEOを業者に依頼するメリットは、主に以下です。
自社の業務に専念できる
社内でSEO対策をする場合、時間や労力が必要となります。なかなか人材や時間を確保できず、コンテンツを定期的に配信・改善することが難しい場合もあるでしょう。定期的な更新がないと、SEOの順位も下降気味に。その点、業者に依頼するとそうしたコストを割かずにコンテンツを配信し続けることができます。
効果が出やすい
SEO業者は専門的な知識やスキル、ノウハウを持っています。
そのため、自社でSEO対策するよりも効果が出やすいのもメリットの一つ。
自社で行う場合は、勉強しながらPDCAを回しつつの対策になるかもしれませんが、業者に依頼すると最初から専門性を持ってメディア運用をできます。
その結果、効果も早く出やすいでしょう。
Googleからのペナルティを避けられる
SEOで避けたいのが、検索エンジンからのペナルティ。
検索順位が落ちるほか、検索結果に表示すらされない状態に陥ることもあります。
自社でSEO対策をする際は、
- 何がペナルティかわからない
- Googleのアップデート状況がわからない
ということもあるかと思います。
そうして、知らないうちにペナルティを課されるケースも……。ペナルティからの改善は、早くとも1ヶ月はかかります。
複数のコンテンツがペナルティとなっていると、修正や再審査により時間がかかることも。そのため、SEOではペナルティにならないようコンテンツを配信することが重要です。
専門業者に依頼すれば、そうしたペナルティを課されずにSEO対策できます。また、万が一ペナルティとなっても、解除までのノウハウも蓄積されているでしょう。こうして安心してSEO対策をできるのが、業者に依頼するメリットの一つです。
SEO対策の費用相場
SEOを業者に依頼する際の相場は、月額10-50万円です。6ヶ月以上の契約が定められているところが多く、初期費用も合わせると100万円以上になることも。
ですが、この相場はコンテンツの内容や競合の状況によって大きく変わってきます。そのため、あくまで目安と捉える方が良いでしょう。
また、SEO業者は月額契約のほか、成果報酬型の契約ができることもあります。
成果報酬型では、上位表示された日数×数千円が相場です。
初期に多額の費用がかからないのが特徴ですが、日数によっては月額よりも割高になるため注意が必要です。検索結果で上位表示されることで見込まれる売上から考えると、コスパが良いと感じることも多いはず。費用対効果を見極めて、SEO対策の外注も検討してみることをおすすめします。
まとめ
今回は、SEOで順位が上がらない時の原因と対処法をご紹介しました。
原因は主に以下の4つ。
- 検索頻度が多いキーワードを狙っている
- 記事のクオリティが低い
- 被リンクが少ない
- ペナルティを受けている
記事を改善するには、ユーザーの検索意図に沿った内容にリライトしたり、キーワードを変えたりするのが有効です。
SEOの効果を上げたい、ペナルティを解除したい場合は、業者に依頼するのも手段の一つ。相場は、月額10-50万円ほどです。初期費用を抑えた成果報酬型契約もあるため、上手く活用していきたいですね。
この記事の監修者
永田達成
TATSUNARI NAGATA / 代表取締役
株式会社Soeluの代表取締役。1987年生まれ。福岡県出身。
2010年に大学卒業後、地元福岡のウェブ制作会社に営業として入社。
2019年に個人事業主として独立し、2021年に株式会社Soeluを設立。
現在は福岡を中心に東京・神奈川・大阪・名古屋・札幌など全国から多くのクライアント様とウェブを通して活動中。
永田達成の代表プロフィールはこちら
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