自社のホームページを使って「サービス、商品のための集客効率をより上げる」ことへの目標を持つ方は、業種を問わず多くいます。
しかし、SEO対策を自社に最適化して行うことが難しく、自社名で検索しても上位に表示されないなどの悩みを抱える中小企業は珍しくありません。そこで、ホームページのSEO対策について、その概要やメリット、デメリットを解説します。
ホームページ特化のSEO対策の戦略とは
SEO対策の”SEO”は、「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の頭文字に由来した用語です。
ホームページとは
一般的に「ホームページ」と一口にいっても、さまざまな使われ方があります。例えば、以下の3つの意味です。
ブラウザの最初のページとしての「ホームページ」
トップページとしての「ホームページ」
Webサイト全体としての「ホームページ」
現在では3つ目の意味が一般的に「ホームページ」を指すものとして広く認識されています。SEO対策をする対象も、同じくWebサイト全体を意味する「ホームページ」が該当します。
ホームページとWebサイトの違い
「Webサイト」と「ホームページ」の違いは、Webサイトがネット上のWebページを集めたもの、ホームページがWebサイトのトップページです。
ただし、検索エンジンからは関連用語、あるいは類似語句とみなしてブラウザに表示するなど、その定義は広く捉えられていることもあります。したがって、検索上の差はあれど、SEO対策ではそこまで違いを意識する必要はないでしょう。
ホームページのSEO対策は他と一緒
通常、ホームページは確かに企業のトップページなどを示す用語です。
しかし、基本的なSEO対策は同じものとして捉えることが可能です。ホームページにSEO対策を施す目的は、あくまでも紹介している商品に対する問い合わせを増やすことであり、売り上げを直接上げることではない点に注意しておきましょう。
ホームページにSEO対策を施すメリット
形態を問わずさまざまなウェブメディアに応用できるのがSEO対策です。具体的には以下の5つのメリットがあるので、詳しく解説します。
費用対効果が高い
SEO対策のメリットとして挙げられるのは、費用対効果の高さです。広告費を掛けるよりも圧倒的にローコストで集客を行うことができて、さらに従来から集客力の高い検索エンジン順位に掲載されることにより、リターンをかなり見込める集客メソッドです。
質の高いコンテンツは資産になる
ホームページを上位に表示することができれば、それは貴重な資産コンテンツになります。チラシを配るなどの広告よりもはるかに効率よく、継続的に低コストで問い合わせや売上などのコンバージョンを得られる資産となるのがSEO対策のメリットです。
検索からファンが付けばブランド価値を高められる
SEO対策にはその企業、商品のブランディング効果もあります。ブランド価値は企業にとって生命線です。SEO対策をして検索順位を上げてアクセスを増やすだけでなく、企業ブランドや商品ブランドから顧客を自社サービス・商品に惹きつけます。
SEO対策を優先するデメリット
メリットのある一方で、SEO対策には以下のデメリットも存在します。メリットとデメリットの両方を考慮し、自身の状況に合わせてSEO対策をする必要があります。
小手先のテクニックになりやすい
まず挙げられるSEO対策のデメリットは、その性質にあります。
さまざまなウェブ関連メディアに応用できるという性質上、SEO対策の手順はある程度体系化されています。そのため、マニュアル通りにSEO対策を行えば一定の効果が見込めます。しかし、検索エンジンのアルゴリズムにアップデートが行われると検索順位が下がってしまう場合があります。小手先のテクニック任せだった部分は特にです。
SEO対策は効果の発揮(上位表示)まで時間がかかる
また、分かりやすいSEO対策の弱点としてはその即効性のなさが挙げられます。
検索エンジンに表示されるよう設定したばかりのホームページはしばらく順位が低く、徐々に閲覧数を稼いで上位に押し上げるまでに時間を要するためです。したがって、SEO対策を行ってすぐに効果が出ることはあまり期待できません。
制作ノウハウがないと費用や時間の管理が難しい
個人でもSEO対策を行うことは可能ですが、あまり知識がない状態でスタートすれば具体的な手順が分からないものです。本格的でなくとも、ある程度の検索エンジンに対する理解がなければ想定外の出費や時間を要するので注意が必要です。
まとめ
今回は、SEO対策初心者の方に向けてその概要や抑えておくべきメリット、デメリットを紹介してきました。
SEO対策は集客を効率良く行うための強力なツールとなり得ますが、その反面、弱点も存在します。特に、ノウハウの有無や検索エンジンアルゴリズムに対する考え方によって、SEO対策がマイナスに働くことです。
実際には、これらの弱点や必要な費用、時間などをしっかりと考慮に入れて、SEO対策の計画から実施までしなければいけません。
この記事の監修者
永田達成
TATSUNARI NAGATA / 代表取締役
株式会社Soeluの代表取締役。1987年生まれ。福岡県出身。
2010年に大学卒業後、地元福岡のウェブ制作会社に営業として入社。
2019年に個人事業主として独立し、2021年に株式会社Soeluを設立。
現在は福岡を中心に東京・神奈川・大阪・名古屋・札幌など全国から多くのクライアント様とウェブを通して活動中。
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