ホームページはリニューアルするタイミングがある?手順についても解説します。お知らせ

ホームページはリニューアルするタイミングがある?手順についても解説します。

ホームページは、一度作って放置するのではなく、リニューアルを前提に新しい情報を発信することが検索エンジンに認識されやすく、記事やオールドドメイン含めてコンテンツ資産を形成します。

ここでは、リニューアルの目的や必要なこと、全体の流れなどについて解説します。

ホームページをリニューアルする目的は集客を増やすこと

時間の経過した古いホームページをリニューアルする目的やメリットは、単にページへの集客を増やすだけにとどまりません。リニューアルにはその他にもさまざまな効果があります。

コンバージョン(問い合わせ)を増やす

まず、サイトをリニューアルするメリットとして、コンバージョンの増加が期待できることです。

古いサイトはどこから問い合わせをするか分かりにくかったり、サイトそのものの利便性が低かったりすることがあります。サイトのリニューアルによって顧客導線をより明確にし、デザインも新しくすることでコンバージョンの増加が期待できるのです。

最新情報への更新

古いサイトには何年も前の情報が残っていることも多く、価格面でユーザーとトラブルが起きることもあります。これではサイトが更新されていない印象を与え、ユーザーが離れる原因です。古い情報の更新は、そうしたユーザーの流出を防ぎ、信頼されるサイトを作る近道になります。

コンテンツの修正(SEO対策)

何年も放置されたコンテンツは内容に間違いがあるケースや顧客ニーズとズレているケースがあります。

特に、トレンドにおけるジャンルは年ごとに顧客ニーズが変化していくこともあるでしょう。既存のコンテンツをより正確で顧客のニーズに沿ったものに修正することで、SEO的にも有利に働くことが期待できます。

リンクの貼り直し(内部対策)

リンク切れは、サイトからユーザーが離脱してしまう大きな要因です。

リンクをクリックすることは少なからず自社サイトコンテンツに興味を向けていることが想定されます。リニューアルでリンクの貼り直しを行うことで、自社サービスに興味を持ってくれたユーザーを逃さずに問い合わせへとつなげることができます。

不要なコンテンツの取捨選択

何年もSEO対策をしながら運用されたサイトでも、過去の膨大なコンテンツが放置されて、整理されていない印象を与えるケースも珍しくありません。

ある程度のPV数はあってもコンバージョンにまったく寄与しないページも存在します。ですので、必要なページに絞って見やすいサイトにリニューアルすることが必要です。

技術的な改善(コーディングやデザイン)、機能を増やす

更新をしやすくしたり機能を増やすことなどもリニューアルで期待できる点です。

古いサイトはシステムが複雑で自社での更新が難しくなっていたり、新しいデザインを取り入れるのが難しかったりします。費用はかかりますがそうした点を刷新し、更新しやすく現代的なデザインにすることで、よりコンバージョン率の高いサイトになるでしょう。

企業ブランドの変更やHP名称の名称変更

多くの企業は【「会社名・ブランド名」.jp】などの独自ドメインでサイトを運営していますが、そのドメインと会社名などが異なっていると、ユーザーが違和感を抱く原因を生み、公式サイトとしての信頼をも落とします。

そのため、社名やブランド名、HP名変更の際もリニューアルを検討することが必要です。

ホームページをリニューアルするまでの流れ

次に、ホームページをリニューアルする際の流れやその中のよくある疑問点について解説します。

1.前準備(目的や理由を明確にする)

先に、何を目的にリニューアルするのかを明確にします。

目的が明確だとホームページ制作業者も作業がしやすく、目指すべきサイトの方向性が共有しやすいのです。リニューアルの依頼をする前に、現在の課題点を洗い出し、どのような方向性でリニューアルするかを具体化しておくことが必要です。

2.リニューアルするホームページ形式や期間の決定

古いサイトはHTML/CSSというプログラミング言語で作られているものがほとんどですが、現在主流となっているのはPHPやJavaScriptです。PHPやJavaScriptを使うと画像や文字が動く「動的なサイト」が作成できます。

しかしながら、こちらに移行する場合は、ある程度のメンテナンス期間と費用が必要です。どのような形式でいつまでに仕上げるのかは、業者と相談しながら決定しましょう。

3.業者選び(予算のおおまかな決定)

日本には1.5万件以上のホームページ制作会社があります。

業者ごとに得意不得意があり、実績も異なるのです。したがって、予算だけでなく「自社が求めているものが作れるのはどこか?」という視点で慎重に選ぶことが求められます。そのうえで、おおまかな予算を決定し、打ち合わせや実際のリニューアル工程へと入ります。

4.制作工程の管理・打ち合わせ

業者が決まったら実際の工程について確認します。

ホームページのリニューアルには「設計」「デザイン制作」「コーディング」「データ移行」などさまざまな工程があり、既存サイトが大規模なものであるほど期間はかかります。テスト等でのトラブルも考えられるため、綿密な工程の確認と余裕をもった期間の設定が重要です。

完成したホームページを公開する

ホームページが完成したら、後は公開です。

これに合わせてプレスリリースなどを打ったりSNSで宣伝したりなどして、さまざまな層から見てもらえるようにPRしましょう。どのような目的でリニューアルしたのか、どのポイントに注力したのか、ユーザーにとってのメリットは何かなど、具体的で見に行きたくなるPRができると効果的です。

A/Bテストなども活用したフィードバックによる修正

公開後もそのままにせず、ユーザーの反応を見ながら業者へフィードバックを送り、変更部分を見極めて修正をかけます。

A/Bテストを用いた確認作業がメジャーで、これは同じようなページ2つを作成して、どちらがよりコンバージョン率が高くなるかを検証する方法です。これを繰り返すことで、コンバージョン率を最適化していくことができます。

ホームページのリニューアルに失敗しないためにできること

ホームページのリニューアルは思ったようにいかないことも多いです。予算や期間がかかるリニューアルで失敗しないよう、依頼者側ができる工夫をご紹介します。

古いコンテンツを残すことにこだわらない

今まで地道に育ててきたページや気に入っているページでも、コンバージョンに寄与しないものや内容が古いものは思い切って捨てる勇気が必要です。あくまでユーザーが見やすいサイトを作るためのリニューアルですから、運営側の思い入れで古いコンテンツを残さないようにしましょう。

技術的に顧客の使いにくさが残るようなら一新する

最新で2022年までの形式ではどうしても顧客が使いにくい場合は、多少費用がかかってもサイトを一新します。

初期投資としては大きな額になりますが、それによって顧客が使いやすくコンバージョン率の高いサイトになれば、見込まれた以上の収益が見込めるはずです。技術的な壁はありますから、今のままで無理にどうにかしようとせず一新することも重要です。

ホームページは時期を見てしっかりリニューアルする

SEO対策による集客と、ホームページのリニューアルについて解説しました。ホームページの運用方法ひとつで収益が大きく改善されるケースも珍しくありません。長期的な視点で改善を繰り返し、コンバージョン率の高いサイトを構築できるようにしましょう。

この記事の監修者

永田達成

永田達成

TATSUNARI NAGATA / 代表取締役

株式会社Soeluの代表取締役。1987年生まれ。福岡県出身。
2010年に大学卒業後、地元福岡のウェブ制作会社に営業として入社。
2019年に個人事業主として独立し、2021年に株式会社Soeluを設立。
現在は福岡を中心に東京・神奈川・大阪・名古屋・札幌など全国から多くのクライアント様とウェブを通して活動中。
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