中小企業がホームページ制作をするメリットと作り方について解説しますお知らせ

中小企業がホームページ制作をするメリットと作り方について解説します

中小企業が自社のホームページを制作するメリットや作り方について解説していきます。現在の状況や今後自社が行うことなどぜひ参考にされてみてはいかがでしょうか?

IT技術が広く普及されるようになった結果、会社を調べる方法として「その会社のホームページを調べる」が確立しました。とはいえ中小企業など会社の事情でそうしたホームページを作っていない会社も少なくありません。

ホームページを作るとどういったメリットが得られるのでしょうか。今回はそうしたホームページにまつわることについてお話します。

ホームページ制作をすることで得られる3つのメリット

会社がホームページ制作をすることにはどういったメリットがあるのでしょうか。3つほど紹介していきます。

常に最新の情報を発信できる

ホームページをつくるメリットは「常に最新の情報を発信できる」ことです。ホームページは自社で管理をするため、サービスの変更が起きたり、新しいサービスが加わったりしても容易に変更がおこなえます。

パンフレットなどの紙媒体の場合は、一度記載されて配布されたものを後から変更することはできません。そのため問い合わせが来たら、いちいち訂正する必要があります。

ホームページがあればそうした手間がなくなるため、社員の負担を減らしたり、効率の良い宣伝が行えたりします。

古い情報を削除できる

「古い情報を削除できる」のも大きなメリットです。販売している商品やサービスによっては、古かったり採算が取れなかったりして廃止することもあるかと思います。

そうした商品やサービスをパンフレットに記載すると、扱いが面倒になります。パンフレットには「商品(サービス)は廃止しました」という訂正を書けないですから。

そのため商品やサービスがあることを想定して連絡してきたのに、廃止したことを伝えなければならないことになります。ある意味で顧客になりそうな人をがっかりさせるので、つらい作業を社員に強いることになるでしょう。

ですがWebサイトであれば新しい情報をすぐに発信できるのと同時に、古い情報や廃止になったものの削除も容易に行えます。そのため顧客ががっかりしてしまうのを防ぐことが可能です。

情報を24時間365日、低コストで発信できる

「情報を24時間365日、低コストで発信できる」のもホームページ制作のメリットです。

ホームページは維持費として電気代やサーバー代などを支払いますが、その代わり24時間365日稼働し続けられるため、コストパフォーマンスよく情報を発信できます。

特に注目してほしいのが「夜も低コストで情報を発信できる」ことです。DMや飛び込み営業などでも宣伝はできますが、残業手当や深夜手当などを支払うなど発生するコストが大きいです。

Webサイトは「閲覧したい人が訪れて閲覧する」という性質があります。

そのため夜の時間帯であっても興味のある人が訪れて商品やサービスを閲覧するため、宣伝効果がある程度維持されます。さらに電気料金なども変化なく、さらに人件費なども発生しないのでコストの増大も発生しません。そうした事情からWebサイトの宣伝効果は人が行うよりもコストパフォーマンスが優れています。

ホームページを作る必要がない会社の特徴とは?

「ホームページ制作は行ったほうがいいのはわかるが、自社に取って必要なのだろうか」と悩んでいる方もいるでしょう。

ホームページは基本的にあったほうがいいですが、会社の特徴や状況によっては不要な場合があります。逆説的かもしれませんが、ホームページを作る必要がない会社の特徴を紹介します。

顧客から新たな顧客を紹介してもらえる

顧客から新しい顧客を定期的に紹介してもらえる会社であればホームページを作る必要はありません。

ホームページを作る目的は自社の商品やサービスの宣伝です。ですがそれらのことが顧客に十分認知されており、かつほかの顧客を紹介してくれるほどの「評判」を得ているならば、ホームページを作って得られるメリットは限定されます。

競合他社が参入しにくい、圧倒的な強みを持つ

競合他社が参入しにくかったり、圧倒的な強みを持っていたりする会社もホームページは不要でしょう。

ホームページは競合他社との比較で優位に立つためにありますが、すでに逆転不可能なぐらいの優位を持っていれば、わざわざホームページを作る必要がありません。

地域密着型のビジネスをしている

地域密着型で特定の人と長期的に取り組むようなビジネスをしている場合はホームページ制作のメリットが薄いです。

ホームページは今まであったことのない人にたいして自社を宣伝する目的で用意します。そのため地域密着型など特定の顧客を相手に取り組むようなビジネスをしている会社であれば、そのままのビジネスを展開していけばよいことになります。

自社が上記のような特徴を持っているのであれば、ホームページをわざわざ作る必要はありません。

ですがそうした特徴を持っていないのであれば、ホームページを作ると会社に様々なメリットをもたらします。

ホームページを作る大まかな流れ

ホームページを作るかどうかを決意しましたら、今度はホームページ制作の手順についてみてきましょう。

ホームページを作る手順は「レンタルサーバーの用意」、「ドメイン設定」、「CMSの選択」、「ホームページの構築」に分けて行います。

レンタルサーバーの用意

最初に行うのが「レンタルサーバーの用意」です。サーバーとはWebサイトの開設先となるコンピューターのことです。(住宅で言う土地のことです)

サーバーは自分で開設する方法もありますが、近年はレンタルする方法もありますので自社に合った手段を検討してください。

ドメイン設定

サーバーが手配できたら次はインターネット上の住所である「ドメインの設定」です。(住宅で言う住所のことです)

ヤフージャパンの場合、URL欄に「https://www.yahoo.co.jp/」と表示されますが、この「https://www.yahoo.co.jp/」がドメインになります。住所であるドメインがないと外部からのアクセスを受け付けませんのでしっかりと設定する必要があります。

CMSの選択

ここからいよいよホームページ作りに入ります。

まずは「CMSの選択」から行いましょう。CMSとはホームページを作るための使用するシステムの集合体です。サーバーなどとは異なり、なくてもホームページは作れますが、あると少ない手間で作れるようになります。

詳しくは後ほど解説します。

ホームページの制作

CMSが決まったら、いよいよホームページ制作に入ります。

最初にメインの画面を作り、そこができたら顧客窓口となるページや商品紹介のページなどを作成して、コンテンツ(ホームページの中身のこと)を充実させていきましょう。

CMSを使用してホームページ制作をする

近年のホームページ制作はCMSを使用することが多いです。ここではCMSについて説明をしていきます。

CMSとは

CMSとは「Contents Management System」のことです。簡単に言うとホームページを管理するために使用するシステムの集まりを意味しています。

CMSにはホームページを作るためのツールや、各ページで使用する画像や動画、テンプレートなどを管理するデーターベースが用意されているなど、様々なツールが用意されています。

CMSを使うメリット

CMSを使うメリットは「管理や運用が楽になる」ことです。

複数のページで使用している画像を変えたい場合、CMSがないと各ページの画像を一つ一つ変えないといけませんが、CMSがあればデーターベースなど中央管理しているところにある画像だけを交換すれば対応できます。

運用についても同様です。

ホームページは規模が大きくなると「顧客窓口となるページは営業部門に任せる」など、各部門で完全に任せたい場合があります。そうしたときにCMSがあると権限設定などが簡単に行えるようになります。

専門的に任せるのは大切ですが、全体を管理する部門、ないし人を用意することも忘れないでください。

基本的には有料のCMSを使ってホームページ制作をする

CMSはいろいろなものがありますが、大きく分けると無料のものと有料のものがあります。一見すると無料方法がいいように思えますが、最初は有料のCMSを利用することがおすすめです。

有料のメリット1、サーバーやドメイン構築が容易になる

有料なものをすすめる理由の1つが「サーバーやドメイン構築が容易になる」ことです。

自社でWebサイトを作るにはサーバーやドメインを用意しなければいけません。構築には契約をはじめ、様々な設定や手続きが必要となります。

契約の種類や手続きについて説明してといわれた時、あなたは説明できるでしょうか。

たいていは説明できないはずです。そうした場合、手探りで作業を進めるため、時間も人件費もかかってしまいます。ですが有料CMSの場合は、ドメインやサーバーを代わりに構築してくれたり、アドバイスをいただけたりするので手間を少なくできます。

有料のメリット2、質のよいホームページが構築できる

2つ目の理由は「質のよいホームページが構築できる」ためです。

ホームページの構築は自分たちで行いますが、良いホームページを作るには一定水準以上の知識や技術が欠かせません。ホームページを作りつつ教育を重ねて一定水準まで引き上げることもできますが、時間がかかり、システムの改修で人件費なども発生します。

有料CMSであればホームページ構築に関するサービスがあったりします。ホームページの構築を代行してくれたり、見やすいページするための相談サービスがあったりと、便利なサービスも少なくありません。

そうしたものを活用できれば、結果として低コストかつ短時間で質の良いホームページが作れます。とくにWebサイトの構築時間が短いと、機会損失を防ぐことにもつながります。

有料のメリット3、システムトラブルに強い

3つ目の理由は「システムトラブルに強い」ことです。

Webサイトは基本的に24時間稼働しますが、システムトラブルなどによって停止してしまう場合があります。そうしたときは自社で対応しないといけませんが、解消するにはそれなりのIT知識や技術が必要です。

さらにトラブルの解消に時間がかかってしまうと、信頼性や評判の低下といった損失が発生します。

有料のCMSであれば、ホームページのトラブルの相談ができる窓口対応をしていることがあります。そうしたところに相談すれば、代わりに対応してくれたり、解消するためのアドバイスをいただいたりすることが可能です。

結果としてトラブルを解消するのにかかった時間が短くなり、信頼性など維持されることになります。

なおCMSには様々な種類があり、その中には無料と有料に分かれているものがあります。有料のCMSの中にも良いものと悪いものがありますので気を付けてください。

Webサイトを作るのにプログラミング技術は必要?

結論から言うとホームページを作る・運用するだけであれば、プログラミング技術は不要です。ただしプログラミング技術がホームページ制作でできることが増えるので、検討する価値はあります。

プログラミング技術があればできることは増える

現在はCMSの仕組みが発展しているので、それだけあればWebサイトは作れますが、すべてのことができるわけではないからです。

自分たちが行いたいことの中にはCMSでは対応しきれないというのもあるでしょう。そうしたものに関しては自分たちの手で行わないといけません。その時に使用するのがプログラミングです。プログラミングであれば自由にホームページをカスタマイズすることが可能です。

学習するプログラミングに関しては、HTMLとCSSあたりがよいでしょう。内部のシステムに関しては構築したものによって異なりますが、JavaScriptあたりを学んでおくと便利かと思います。

CMSのサービスとのバッティングに気を付ける必要がある

プログラミングによってできることの幅は広がりますが、有料CMSを使用している場合は両者のバランスに注意しなければいけません。

利用しているサービスによっては、作成したプログラムのせいでサービス自体を受けられないこともあるからです。

できることに制限を加える必要がある

プログラミングはできることのはばをひろげますが、同時に広げすぎないための方法も考えないといけません。

あれこれと機能を追加していくと、最終的に誰も管理できないシステムが出来上がってしまうからです。プログラミングを使用すると自由に作れますが、同時に自由を制限する仕組みも用意しなければいけないことを理解しておいてください。

まとめ

中小企業がホームページを作るメリットについてみてきました。現在はCMSというツールもあるため作るための手間は結構少なくなっています。

運営のためには有料サービスを利用したほうがいいケースもありますが、そうしたコストも踏まえつつホームページを制作してみてはいかがでしょうか。

この記事の監修者

永田達成

永田達成

TATSUNARI NAGATA / 代表取締役

株式会社Soeluの代表取締役。1987年生まれ。福岡県出身。
2010年に大学卒業後、地元福岡のウェブ制作会社に営業として入社。
2019年に個人事業主として独立し、2021年に株式会社Soeluを設立。
現在は福岡を中心に東京・神奈川・大阪・名古屋・札幌など全国から多くのクライアント様とウェブを通して活動中。
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