ホームページを制作する前には必ず市場調査が必要になります。
調査なしの即実行もスピード感あって非常に良いですが、Web上で現在利用されているキーワードや必要とされているサービスはある程度把握しておく必要があります。
それらを踏まえてホームページ制作時に必要な調査及び分析内容を解説します。
ターゲット分析
利用者や製品、サービスの分析になります。
ターゲットをある程度絞ることでホームページのデザインや構成なども決めることができ、非常に重要な分析になります。男性、女性、年代が異なるだけでホームページのデザインは大きく変わり、フォントの大きさや種類などもターゲットによって異なってきます。
それらを把握することでターゲットに応じたホームページを制作することができます。
競合サイト分析
自社製品やサービスと同じ価格帯、同地域、同じような製品を販売している競合サイトを分析します。
競合サイトが現在設定しているキーワード、ターゲットとしている人物などを調査し、自社が競合に勝っている部分を押し出すことが必要となります。
また、競合サイトが実施しているイベントやサービス、SNSの活用も確認しておくと自社サイトに足りないもの、また勝っているものを把握することができるので、競合サイトの分析も常に行うことが大切です。
キーワード分析
利用者が調べる可能性がある、キーワードの月間検索ボリュームやサジェストと言われる調査を行います。
それらを実施した上で、このキーワードはこのコンテンツで対策、このキーワードはTOPページにて対策等の施策を実施することができます。
ただやみくもにキーワードを盛り込んでも上位表示は難しく、キーワードの分析を行い、対策するコンテンツも用意するという流れになります。
その為にキーワードの分析はホームページの必要コンテンツを書き出す際に合わせて対策キーワードも添えておくと良いでしょう。
ペルソナ
ペルソナはあくまでも仮定なので、仮定したことを実際に行いその反応を確認しつつ仮定したターゲットとの相違を確認しブラッシュアップしていくことが大切です。
実際にその人物が実在しているかのように、名前、年齢、性別、居住地、職業、家族構成、役職、年収、趣味、特技、価値観、生い立ち、休日の過ごし方など、本当に事細かくリアリティのある詳細な情報を設定していきます。
このペルソナの人物像を設定する際に自社がローンチするサービスは一体どんな人が使い、どんな人に利用してもらいたいかを考え、使う人に立場になって考えることが大切です。
ここでいうペルソナは「ターゲット」や「ターゲットマーケティング」と異なり、ターゲットやターゲットマーケティングよりペルソナはより深く詳細に人物像を設定していくことが大切です。
ペルソナの具体例
ペルソナの具体例として、以下を設定してみました。
ホームページターゲット
男性・30代〜50代・課長以上
ペルソナ
- 福岡太郎
- 35歳
- 男性
- 既婚
- 年収600万円
- 福岡市在住
- 妻、長女(4歳)、次女(2歳)の4人家族
- ジム、旅行好き 趣味:野球観戦
- Facebookでビジネス系の情報をフォローしている
- 周りの友人は飲食店経営者などが多い
上記のように、ターゲットとは違いペルソナは本当に実在している人物のような設定を行いその人が日頃どんなことを考え、行動しているのかを把握できるまでにすることがペルソナになります。
以上をホームページ制作前に実施し、ターゲットのズレや見込み客の想定ボリュームを確認、把握することができます。