「ホームページのSEO対策ってどういう意味?」
「SEO対策の重要性やメリットは?」
「具体的に何をすればいいの?」
などの悩みや疑問をお持ちではないでしょうか。SEO対策と一口に言っても、そもそもの概念や行うメリットなど、情報が溢れていてよく分からないという方が多いのが実情です。そこで本記事では
- SEO対策とは
- SEOの重要性とメリット
- 具体的な対策方法
について紹介します。記事を読むことで、SEO対策についての疑問をしっかりと理解できるようになっています。経営者様やWeb担当の方必見の内容ですので、ぜひ最後までお読みください。
ホームページのSEO対策を解説
SEOとは「Search Engine Optimization」の頭文字の略で、日本語では「検索エンジン最適化」などと訳されています。ホームページを検索エンジンに最適化することで、検索結果で上位に表示されることが最も大きなメリットです。
「statcounter」によると、2021年10月時点の日本の検索エンジンシェアはGoogleが75.59%、Yahoo!が13.9%、bingが9.95%、その他が0.46%となっており、GoogleとYahoo!の2つだげで約9割を占めています。実はYahoo!の検索エンジンもGoogleのアルゴリズムを用いているため、実質的にはGoogleが9割というのが現状です。
そのため、SEO対策=Google対策と言っても過言ではありません。SEO対策ではGoogleが掲げる評価ポイントを抑える形で様々な施策を行います。
ホームページにおけるSEO対策のメリット4選
ホームページにおけるSEO対策には様々なメリットがあり、ここでは4つを紹介します。
- 費用対効果が高い
- 安定した集客を中長期間確保できる
- 購買意欲の高いユーザーを集客できる
- 作ったコンテンツが資産になる
1つずつ、詳しく紹介していきます。
1. 費用対効果が高い
SEO対策は従来の広告運用に比べて、費用対効果が高いのが特徴です。例えば、従来の広告であれば、多くの人に情報を届けようとするほど費用も増加していきます。しかし、SEOでは多くの人に見られたとしても、かかる費用はサーバーやドメインの維持費程度で、コストは一定です。
そのため、SEO対策が上手く機能すれば、従来の広告による宣伝よりも費用を抑えて宣伝が可能になります。
2. 安定した集客を中長期間確保できる
従来の広告運用による宣伝・集客を行う場合、広告の運用を止めてしまえば、それに連動して宣伝や集客効果もストップしてしまいます。しかし、SEO対策で狙ったキーワードで上位表示できれば、中長期間一定のアクセス数の確保が可能です。
SEOは短期間で一気に順位が変動することはあまりないので、ある程度安定した集客窓口を確保できるでしょう。
3. 購買意欲の高いユーザーを集客できる
キーワード検索によってホームページにたどり着くユーザーは、興味関心の度合いが高く、商品やサービスの購入に至る確率が高いことが特徴です。
自社がターゲットとする顧客層の抱える悩みやニーズを捉えたキーワードで検索上位に表示できれば、より効率的な集客とセールスが可能になるでしょう。
4. 作ったコンテンツが資産になる
一度作ったコンテンツは、削除しない限り無くなることはありません。検索結果上位のコンテンツを複数作り出せれば、それらのページが日々興味関心度合いの高いユーザーを集客してくれます。
このような質の高いコンテンツを量産できれば、それらがホームページに蓄積されていき、会社にとっての大きな資産となります。またSEOの観点からも、評価の高いコンテンツページが多くなればなるほど、ホームページ自体の評価も上がります。
ホームページにおけるSEO対策の方法6選
ここでは、ホームページにおけるSEO対策の方法を6つ紹介します。
- ユーザーのニーズを満たす有益なコンテンツを作成する
- EATを明確にする
- サイトの表示速度を上げる
- タイトルとH2タグにキーワードを入れる
- XMLサイトマップを作成してGoogleに送信する
- モバイルフレンドリーなサイトにする
1つずつ、詳しく見ていきましょう。
1. ユーザーのニーズを満たす有益なコンテンツを作成する
検索上位表示を目指すためには、何よりも検索するユーザーのニーズをしっかりと満たす有益なコンテンツを作成しましょう。ニーズを満たす情報がコンテンツ内に無ければ、せっかく訪れたユーザーもすぐに離脱してしまいます。
SEO対策は、まず何よりもユーザーにとって役立つ情報をしっかりと盛り込むことを重視しましょう。そうすることで、ユーザーの離脱も減り、SEOにおいても良い評価を得られます。
2. EATを明確にする
SEO対策を行う上で、EATを意識することは非常に重要です。EATとは、Googleが掲げる概念で以下の3項目の頭文字を取ったものです。
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
これらはGoogleのガイドラインでも言及されており、SEO評価にも大きく関係しています。EATの3項目は「コンテンツの質や情報正確さの信頼の判断基準」として用いられています。
例えば、健康問題に言及している記事の場合、健康に関する知識の深い一般人が執筆したものと医師が執筆したものであれば、間違いなく医師の方が信頼性は上です。
コンテンツを作成する際には、EATの観点から自社の強みが活かせる部分があれば、積極的に活用していきましょう。
3. サイトの表示速度を上げる
サイトの表示速度はできる限り上げておきましょう。Googleのガイドラインによると、ページの表示速度をモバイル検索順位の評価要素として使用することが明言されています。ただし、速いほど評価が上がるという訳ではなく、あくまで表示速度が遅い場合に評価が下がるという評価体制になっているようです。
また、表示速度が遅いことで、ユーザーの離脱率も上がりやすくなります。ページ内の画像や動画データを軽くするなどして、できる限り表示されるまでの時間が短くなるように心がけましょう。
4. タイトルとH2タグにキーワードを入れる
タイトルとH2タグに、狙ったキーワードを入れるようにしましょう。タイトルやH2タグにキーワードを入れておけば、検索したユーザーが自身の知りたい情報が書かれているかがひと目で分かります。
また、SEOの観点からもGoogleが評価を決める際の指標として、キーワードと関連があるページであるかが、良いコンテンツを判断する1つの要素となっています。
ユーザーにとってもGoogleにとっても、コンテンツがキーワードに関連する内容だ認識してもらうために、狙ったキーワードを必ずタイトルとH2タグに入れておくようにしましょう。
5. XMLサイトマップを作成してGoogleに送信する
SEO対策をする上で、まずは自社のホームページの存在をGoogleに認識してもらう必要があります。そのためは、XMLサイトマップを作成し、Googleに送信しましょう。
XMLサイトマップとは、サイト内の構造をGoogleの検索エンジンに認識してもらうためのデータ形式です。Google側でも日々クローラーによってサイト情報を集めていますが、XMLサイトマップを作成して送信することで、より早く検索エンジンに認識してもらえます。
6. モバイルフレンドリーなサイトにする
近年ではスマホなどのモバイル端末によるアクセスが増え、Googleはモバイル端末での見やすさや表示速度が検索順位に影響することを明言しています。例えば、以下の4項目などは気をつけておくべき項目です。
- 快適な速度で表示されるか
- 拡大しなくても文字が認識できる大きさか
- 画像が画面を占有しておらず、適切なスクロール量で閲覧できるか
- リンクがタップしやすいか
スマホなどのモバイル端末向けにも見やすく、分かりやすいデザインを心がけましょう。
ホームページでやってはいけないSEO対策4選
実はホームページにおけるSEO対策では、やると逆効果となる行為があります。ここではNG行動に関して4つ紹介します。
- 被リンクの購入
- キーワードの詰め込み
- 他サイトのコンテンツを無断で複製
- 隠しテキスト・隠しリンクの配置
1つずつ見ていきましょう。
1. 被リンクの購入
外部サイトからリンクが貼られる「被リンク」はSEOに好影響を与えるとされています。しかし、被リンクの購入は絶対に行わないようにしましょう。Googleのガイドラインでは被リンクの購入は評価を下げる旨が記載されています。
被リンクが評価されるのは、あくまで自然な形でリンクが貼られた場合なので注意しましょう。
2. キーワードの詰め込み
キーワード対策としてコンテンツ内にキーワードを入れることは重要です。しかし、文章として不自然な量のキーワードを詰め込まないようにしましょう。ユーザーにとっては、文章として不自然な内容だと、分かりにくく、すぐに離脱されてしまいます。
またSEOの観点からも、低品質のコンテンツとして認識され、マイナス評価を受けてしまいます。キーワード対策は重要ですが、単なる詰め込みにならないように気をつけましょう。
3. 他サイトのコンテンツを無断で複製
他サイトのコンテンツを無断で複製して使用することは絶対に行わないようにしましょう。コピーコンテンツはGoogleからの評価を著しく下げ、場合によってはペナルティを課せられることもあるなど、マイナス効果しかありません。
どうしても他サイトの内容を用いたい場合は、引用元と引用箇所を明らかにして、自社のコンテンツと明確に区分しておきましょう。
4. 隠しテキスト・隠しリンクの配置
キーワード対策として、文字を背景と同色にしてキーワードを羅列させたり、画像に関連性の低いリンクを紐付けるなどの隠しリンクは絶対に使用しないようにしましょう。これらはユーザーにとって害悪であるだけでなく、Googleからもマイナス評価の対象となります。
テキストはきちんと認識できる形で意味のある文章を書き、画像リンクは関連性のあるものをユーザーが認識できるように配置しておきましょう。
【無料】ホームページのSEO対策に便利なツール2選
ここでは、ホームページのSEO対策のための無料で使える便利なツールを2つ紹介します。
- Googleアナリティクス
- Google Search Console
1つずつ紹介します。
1. Googleアナリティクス
GoogleアナリティクスはGoogleが提供している無料ツールです。主には以下のような、サイトを訪れたユーザー自身のデータやサイト内での行動に関して分析できます。
- サイトへの訪問者数
- ユーザーの年代
- ユーザーの使用端末
- 新規ユーザーかどうか
- 集客経路
- 成約などのページ内でのユーザーの行動
このようなユーザーのアクセス後の行動分析を元に、サイトの改善に役立てます。
2. Google Search Console
Google Search ConsoleはGoogleが提供している無料ツールです。主に以下のようなことを行えます。
- どのような検索キーワードでユーザーがサイトに辿り着いたか
- 平均検索順位
- URLがGoogleに認識されているかの確認
- サイト内のエラー有無の確認
- GoogleへのXMLサイトマップ送信
上記のようにサイトのユーザーのアクセス前の分析や、サイトのSEO管理などが主な役割です。
ホームページのSEO対策はWeb制作会社への依頼がおすすめ
ホームページのSEO対策でお困りのことが1つでもあるなら、Web制作会社への依頼がおすすめです。なぜなら、SEO対策には多くの専門的な知識が必要になるからです。また、Web制作会社はSEO対策などのWebマーケティングの実績が豊富な会社も多く、安心して依頼できます。SEO対策で専門的な知識が求められるのには、以下のようなものがあります。
- キーワード選定の知識
- SEOに強いコンテンツ制作力
- ホームページの内部対策
- 専用ツールを使っての分析と改善
SEO対策で少しでも不安な点があるのであれば、Web制作会社に一度相談してみることをおすすめします。
この記事の監修者
永田達成
TATSUNARI NAGATA / 代表取締役
株式会社Soeluの代表取締役。1987年生まれ。福岡県出身。
2010年に大学卒業後、地元福岡のウェブ制作会社に営業として入社。
2019年に個人事業主として独立し、2021年に株式会社Soeluを設立。
現在は福岡を中心に東京・神奈川・大阪・名古屋・札幌など全国から多くのクライアント様とウェブを通して活動中。
永田達成の代表プロフィールはこちら
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