商品・サービスの問い合わせを増やすには、まず効果的な手法を確認することが大切です。Web集客やオフラインでの集客など、さまざまな方法があります。
本記事では、問い合わせを増やす方法を、WebとWeb以外に分けて紹介します。問い合わせが増えない原因ややっておきたい準備、優先すべき施策の選び方も解説するので、ぜひ参考にしてください。
問い合わせが増えない5つの原因
施策を行っても問い合わせが増えないときは、原因を特定することから始めましょう。
| 問い合わせが増えない理由 | 概要 |
|---|---|
| 見込み客に自社を見つけてもらえていない | 検索エンジンで自社ホームページが上位表示されていない 地図検索やSNSで情報が出てこない |
| 選ばれる理由・強みが伝わっていない | 他社と比較できる情報が提供されていない 強みや実績が書かれていない |
| サービスを利用するために必要な情報が不足している | サービス内容・料金・対応範囲など必要な情報が不足している |
| 問い合わせるまでのハードルが高い | 問い合わせの方法がわかりにくい 問い合わせフォームの入力項目が多い 電話でしか問い合わせができない |
| 数字の計測や改善を行っていない | アクセス数・問い合わせ数・流入経路を把握していない どこを改善すべきかわかっていない |
一つだけではなく複数の原因が重なっているケースもあるので、どの状態で見込み客を逃しているのか整理して、適切な改善策を実行することが重要です。
問い合わせを増やす施策を行う前にやっておきたい準備
問い合わせを増やす施策の効果を最大化するためには、情報を整理・分析しておくことが大切です。
ターゲットを具体的に設定する
見込み客がどのような状況でサービスを利用するかを想定したうえで、ターゲットを設定しましょう。以下のような項目を設定して人物像を明確にします。
- 年齢・性別・業種など基本的な属性
- 抱えている課題
- 知りたい情報
- 問い合わせる前に比較する内容
あわせて過去の問い合わせ内容から、属性や抱えている悩みなどを分析しましょう。誰に何を発信したいのかを決めておけば、施策の方向性を決めやすくなります。
自社の強み・選ばれる理由を明確にする
見込み客が複数のサービスを比較している場合、自社独自の強みを提示しなければ選んでもらえません。自社の強み・選ばれる理由を整理します。
| 商品・サービスの特徴 | 提供しているサービスの特徴を整理する |
| 他社との違い | 価格・サービス内容・サポート体制を競合と比較した場合の違い |
| 顧客が得られる結果 | 自社のサービスを利用して解決できる課題 |
| 実績・経験 | 対応件数・導入事例・受賞歴・認定・専門的な経験など強みを裏付ける情報 |
| ユーザーから評価されている点 | アンケート内容や利用した方の感想 |
ホームページやSNS、営業資料など複数の接点で、一貫した自社の強み・選ばれる理由を伝えます。誇張した表現は信頼を損なうので、客観的かつ正確な情報を届けましょう。
現状の問い合わせ数・経路などを把握して目標を立てる
まず現状の問い合わせについて情報を収集・整理したうえで、どう改善すべきか目標を立てましょう。
| 問い合わせ数 | 一定期間に発生した問い合わせの件数・推移 |
| 問い合わせの手段 | フォーム・電話・メールなど問い合わせの方法 |
| 問い合わせ率 | ホームページの訪問数に対してどの程度問い合わせにつながったか |
| 流入経路 | 検索エンジン・Web広告・SNSなど流入の経路 |
| 商談・成約につながった問い合わせ | 問い合わせのあと契約や商談につながった件数・顧客の属性 |
| 1件あたりの獲得コスト | 制作費や広告費などを問い合わせ数で割った金額 |
ただ問い合わせを増やすのではなく、どこをどう改善したいのか具体的な目標を立てることがポイントです。実現できる範囲で、期間と数値を設定しましょう。
Webで問い合わせを増やす方法
Web集客は、時間や場所を選ばず自社のサービスを求める見込み客へ効率的にアプローチできる手法です。問い合わせにつなげる具体的な方法をまとめました。
ホームページで検索・紹介からの受け皿を作る
Webでの集客の土台になるのは、自社のホームページです。検索エンジン・SNS・広告・既存顧客の紹介など、さまざまな経路で訪れた見込み客を受け止める役割があります。
- 会社・店舗の基本情報
- 自社の強み・選ばれる理由
- サービス・商品の概要
- 料金・費用の目安
- 導入事例・実績・お客様の声
- サービス利用の流れ
- よくある質問(FAQ)
- 問い合わせ・相談窓口
- 問い合わせ後の対応
上記のように、見込み客が求める情報を過不足なく紹介することがポイントです。ボタンを押しやすい設計にする、テキストを読みやすいサイズにするなど、スマートフォンからの閲覧にも備えて、ホームページを整備しましょう。
SEOで悩みや課題を検索する見込み客を集める
SEO(検索エンジン最適化)で、自社のサービスや商品に関連する情報を探している人をホームページに集めましょう。サービス・商品を探している見込み客だけではなく、課題を解決したい段階のユーザーにもアプローチできます。
特定のキーワードで検索した見込み客が求める情報を、過不足なく伝えるコンテンツを作成することが大切です。ただし、SEOの効果がでるまでには一定以上の期間が必要なので、長期的な視点が求められます。
MEOで地域の見込み客からの問い合わせを増やす
MEOとは、Googleマップなどの地図検索で自社の店舗や事業所を見つけてもらいやすくするための施策です。「地域名+業種」で検索する人は今すぐに依頼先を探しているケースが多く、問い合わせにつながりやすい傾向があります。
MEOの基盤となるのは、Googleビジネスプロフィールへの登録と更新です。店名・住所・電話番号・営業時間など基本情報を正しく登録して、変更があればすぐに更新します。
あわせて外観や内観、商品・サービスの写真を追加することで、利用前にイメージが伝わりやすくなるでしょう。口コミも定期的に確認して、丁寧に返信することが大切です。
SNSで認知を広げてホームページへ誘導する
SNSで情報を継続的に発信して、自社やブランドを知らない人との接点を構築する方法です。日々の発信を通して興味を持った人を、ホームページに誘導して問い合わせにつなげます。
| X(旧Twitter) | リアルタイム性のある情報の発信に向いていて、拡散力が高い |
| 写真や動画を活用した情報発信と相性がいい | |
| 実名登録制でビジネス用途の利用者が多い | |
| TikTok | 若年層の利用が多くショート動画で認知を広げられる |
| YouTube | 商品・サービスに興味を持った人に対して特徴を映像で伝えられる |
ターゲット層や問い合わせにつなげたい商品・サービスによって、適したSNSは異なります。炎上や情報漏洩などのリスクもあるため、適切な運用体制を整えておくことが大切です。
Web広告で今すぐ情報を探している見込み客にアプローチする
Web広告を出稿すれば、情報を探している見込み客にリアルタイムでアプローチできます。広告の仕組みや料金体系はそれぞれ異なるため、それぞれの特徴を確認したうえで運用することが大切です。
| リスティング広告 | 検索キーワードに応じて検索結果に表示されるテキスト広告 |
| ディスプレイ広告 | Webサイトやアプリの広告枠にテキスト・画像・動画で表示される広告 |
| SNS広告 | SNS上に広告を表示でき、年齢・地域・関心で配信対象を設定できる |
| リターゲティング広告 | 自社ホームページを一度を訪れたユーザーに対して再び表示できる広告 |
Web広告を出稿しただけでは問い合わせにはつながりにくいので、データを確認しながら改善する姿勢が求められます。
ポータルサイト・比較サイト・業界メディアを活用する
多くのユーザーが利用している外部サイト・メディアに情報を掲載して、問い合わせにつなげる方法です。ターゲットと媒体の利用者層があっている掲載先を選択します。
| ポータルサイト | 特定の地域・業種・サービスの情報をまとめて掲載する |
| 比較サイト | 複数の商品・サービスを料金や特徴などで比較できる |
| 業界メディア | 特定の業界・分野に関するノウハウ・ニュース・企業情報を扱う |
ただし、同業他社の情報もあわせて掲載されるため、条件や価格などで比較されやすくなります。自社の強みが伝わるように、掲載内容を工夫することがポイントです。
オフラインで問い合わせを増やす方法
問い合わせを増やす方法は、Web集客だけではありません。オフラインで接点を獲得して、ホームページや問い合わせに誘導することもできます。
既存顧客からの紹介を増やす仕組みを作る
既存顧客が紹介しやすいような仕組みを作っておき、問い合わせにつなげる方法です。たとえば紹介用のパンフレットや専用ページを用意すれば、紹介してもらう際の手間を減らせます。
自社の強みや対応できる範囲、料金体系など、基本的な情報をまとめておきましょう。パンフレットにQRコードを掲載したり、URLを共有しやすい状態にしたりするのもポイントです。
メールマガジン・DMで見込み客との接点を維持する
問い合わせ後に契約に至っていない見込み客とは、メールマガジンやDMで関係を維持しましょう。同意を得たうえで継続的に情報を提供することで、必要になったとき自社を思い出してもらいやすくなります。
大量に送ると逆効果になる可能性があるので、送る相手にとって必要な情報を適切な頻度で届けることが大切です。問い合わせ先やホームページへのURLを記載して、興味をもった人がすぐ詳細を確認できるようにしましょう。
展示会・セミナー・交流会から問い合わせにつなげる
展示会・セミナー・交流会なら、見込み客と直接あって話せます。担当者が直接商品やサービスをアピールでき、ホームページだけだと伝えにくい情報を提供しやすい点が魅力です。
展示会・セミナー・交流会を開催する前に、パンフレットや資料、アンケートを用意しておきましょう。終了後はできるだけ早くお礼の連絡や補足資料でフォローを行い、関係の継続につなげます。
なお、オンラインセミナーやオンライン展示会など、インターネット上で実施できる形式もあります。遠方の人でも気軽に参加でき、申込時に連絡先を集められるのは、オンラインならではのメリットです。
チラシ・パンフレット・名刺からWebへ誘導する
チラシ・パンフレット・名刺から、Webに誘導する方法です。紙媒体で概要や特徴を知ってもらい、詳しい情報をホームページで確認してもらうように誘導します。
URLとあわせてQRコードを掲載することで、より気軽にアクセスしてもらえるでしょう。どの媒体からのアクセスかデータをとりたい場合、紙媒体ごとに異なるURLやQRコードを設定しておくのがおすすめです。
問い合わせを増やす施策は自社の課題に合わせて選ぶ
問い合わせを増やしたい場合、現状の数値から問題点を見極めて、優先順位をつけて実行していくことが大切です。
アクセスが少ないなら集客施策から見直す
ホームページへのアクセスが少ない場合、まず流入を増やす施策を行いましょう。必要に応じて以下の施策を組み合わせることで、より高い効果を発揮します。
- SEO対策
- MEO対策
- SNSでの継続的な発信
- 外部サイトへの掲載
- 紹介・チラシ・名刺・Web以外の接点の活用
重要なのは問い合わせにつながるアクセスを増やすことです。商品・サービスに興味を持つであろう見込み客をターゲットに設定して、各施策を行ってください。
アクセスはあるのに問い合わせが少ないなら導線や訴求を改善する
問い合わせが少ない場合、閲覧したうえで問い合わせまでたどり着いていないと考えられるので、見込み客を導く仕組みを設計することがポイントです。
- 自社の強み・選ばれる理由を明確にする
- サービス内容や料金などユーザーが求める情報を掲載する
- ページの導線を見直す
- 問い合わせボタンの位置を見直す
- 問い合わせフォームを簡単にする
- 電話やLINEなど複数の窓口を用意する
- スマートフォンでの見やすさを確認する
閲覧しているユーザーがどこで離脱しているのかわかれば、より詳細な原因を特定できます。アクセス数が多いページや問い合わせにつながっているページとあわせて分析して、改善していきましょう。
問い合わせが成約につながらないならターゲットや営業方法を見直す
問い合わせがあるのに成約につながらない場合、対応や営業手法に問題がある可能性があります。
- 成約につながった顧客の特徴を整理する
- 問い合わせ内容を分析する
- ターゲットと訴求内容を修正する
- 料金や条件を事前に伝える
- 初回の返信スピードを上げる
- ヒアリングと提案内容を改善する
- 見積りや提案資料を見直す
- 商談後のフォローを徹底する
成約までの過程を確認して、どれくらいの割合が次に進んでいるかをチェックすることで、どの段階を改善すべきなのか把握できます。
Webからのお問い合わせを増やす方法についてのよくある質問
- Webからの問い合わせを増やすには、まず何から始めればいいですか?
- いきなり施策に着手する前に、準備として「ターゲットを具体的に設定する」「自社の強み・選ばれる理由を明確にする」「現状の問い合わせ数や流入経路を把握して目標を立てる」の3つを整えることが大切です。現状を把握したうえで、自社の課題に合った集客施策から優先的に実行すると、無駄なく成果につながります。
- SEO・MEO・Web広告は、どれから始めるべきですか?
- 目的と事業特性によって異なります。すぐに問い合わせがほしい場合は即効性の高いWeb広告、来店や地域集客が中心ならGoogleマップで露出を高めるMEO、中長期で安定した流入を資産化したいならSEOが向いています。多くの場合、広告で早期に問い合わせを確保しつつ、並行してSEO・MEOを育てる組み合わせが効果的です。
- SNSは問い合わせを増やすのに効果がありますか?
- SNS単体で問い合わせを獲得するより、認知を広げてホームページへ誘導する役割として活用するのが効果的です。SNSで自社やサービスを知ってもらい、詳しい情報や問い合わせ導線のあるホームページに流すことで、検索以外の接点から見込み客を増やせます。プロフィールや投稿にサイトURLを設置しておくことがポイントです。
- ポータルサイトや比較サイトには掲載すべきですか?
- ターゲットと媒体の利用者層が合っていれば有効です。多くのユーザーが集まる外部サイトに掲載することで、自社サイト以外からの問い合わせ経路を確保できます。ただし同業他社も並んで掲載され、料金や条件で比較されやすくなるため、自社の強みが伝わるよう掲載内容を工夫することが重要です。
- Web集客とオフライン施策は、どちらを優先すべきですか?
- 対立するものではなく、組み合わせることで効果が高まります。展示会・セミナー・紹介・チラシ・名刺などオフラインで接点を持った見込み客を、QRコードやURLでホームページや問い合わせフォームへ誘導すれば、両者をつなげて取りこぼしを防げます。どの媒体からの反響かを計測したい場合は、媒体ごとに異なるURLやQRコードを設定しておくのがおすすめです。
- 施策を行ってから、問い合わせが増えるまでどのくらいかかりますか?
- 施策によって異なります。Web広告は出稿すればすぐに流入が見込め即効性が高い一方、SEOやMEOは効果が現れるまで数か月単位でみていく必要があります。紹介やメルマガなどの関係維持型の施策も、継続することで少しずつ成果につながります。短期の施策と中長期の施策を組み合わせ、数値を見ながら改善を続けることが大切です。
- たくさんの施策があって、どれを選べばいいか分かりません。
- 自社の課題に合わせて選ぶのが基本です。そもそもアクセスが少ないならSEO・MEO・広告・SNSなどの集客施策を、アクセスはあるのに問い合わせが少ないなら導線や訴求(ファーストビュー・CTA・フォーム)を、問い合わせが成約につながらないならターゲット設定や営業方法を見直します。現状の数値から問題点を見極め、優先順位をつけて実行しましょう。
- 問い合わせを増やす施策は、自社でできますか?専門会社に依頼すべきですか?
- ターゲット設定や現状把握、SNS・紹介などは社内でも取り組めます。一方で、SEO・MEO・Web広告の運用やホームページの導線改善、効果測定まで総合的に行うには専門的な知見と継続的な工数が必要です。株式会社Soeluは、Googleパートナーとして制作・SEO・MEO・広告運用・AI検索対策までを一社で対応します。何から始めるべきか迷う場合は、現状を無料で診断し改善の優先順位をお伝えします。
まとめ
問い合わせを増やすためには、自社の課題がどこにあるのか把握することが大切です。情報を整理したうえで施策に優先順位をつけて実行していくことで、成果につながりやすくなります。
24時間365日集客ができ、ターゲット層に効率よくアプローチできるWeb集客は、とくに重要視されています。必要に応じてオフラインの集客と組み合わせることで、相乗効果を発揮するでしょう。
まずは現在の問い合わせを見直して、自社にどのような施策が必要なのか分析してください。一つずつ実行に移して、結果を確認しながら改善を続けることがポイントです。


