ホームページで問い合わせを増やすなら、「アクセス」「導線」「フォーム」を見直すことが大切です。なぜ問い合わせが増えないのか理解したうえで、長期的な視点で改善していくことが求められます。
本記事では、ホームページの問い合わせを増やす方法を、3つの視点から紹介します。問い合わせが増えない理由や実際の手順、制作会社に依頼すべき判断基準も解説するので、ぜひ参考にしてください。
ホームページの問い合わせが増えない4つの理由
ホームページの問い合わせが増えない理由は、以下の4つが考えられます。
| 問い合わせが増えない理由 | 概要 |
|---|---|
| ホームページへの流入が少ない | 検索エンジンで上位表示されていない ターゲットに響くKWで流入できていない 認知度やサイトの露出が不足している |
| ユーザーに判断材料が提示しきれていない | ファーストビューで誰向けのページか伝わっていない ユーザーが求める情報が提示されていない 信頼性や実績のデータが不足している |
| 問い合わせまでの導線が整っていない | 問い合わせまでの導線が整理されていない CTAの配置場所やデザイン・文言が不適切 ページ遷移やサイト構造がわかりにくい |
| 問い合わせフォームで離脱されている | 入力項目が多く入力に手間がかかる スマートフォンでの入力操作性が悪い セキュリティや個人情報保護への警戒感がある |
一つひとつの項目を確認して、ホームページの問い合わせが増えない原因を把握することから始めましょう。アクセスを増やすこと、ユーザーに問い合わせを検討してもらうこと、問い合わせフォームに迷わず入力してもらうこと、この視点が欠かせません。
ホームページの問い合わせを増やす方法①:アクセスを増やす
ホームページへのアクセスが少ない状態だと、ユーザーに商品・サービスの情報は届きません。アクセス数が少ない場合は、まずユーザーを増やす施策を優先しましょう。
検索されるキーワードを意識してSEO対策を行う
自社の商品・サービスに興味を持つ可能性が高い見込み客をターゲットに、キーワードを設定します。商品・サービスに興味がないユーザーのアクセスを集めても成果につながりにくいので、注意が必要です。
- サイトの目的を明確にする
- ペルソナ(ターゲット像)を設定する
- ターゲットの悩み・疑問をリストアップする
- ユーザーが検索しそうなキーワードを設定する
- 検索ボリューム・キーワード難易度(競合の強さ)を調査する
- CVへの近さ・検索ボリューム・上位表示の難易度で対策の優先順位を決める
CV(最終的な成果)に近く、上位を狙いやすい「ロングテールキーワード」を優先すると、成果が出やすくなります。ただし、SEO対策には長期的な視点が必要なので、継続した分析と改善が必要です。
ユーザーの疑問を解決するコンテンツを作成する
検索したユーザーの疑問に答えるコンテンツは、問い合わせを増やすための重要な要素です。たとえば商品・サービスを直接調べたユーザーには、特徴・料金・仕様などの情報を提供します。
また、疑問に解決策を提示することで、自社の商品・サービスを必要とする見込み客との接点を作れるでしょう。記事の内容と関連するサービスページや事例ページに誘導すれば、より具体的な検討に進んでもらいやすくなります。
疑問解決に役立つ高品質なコンテンツは、検索順位で上位表示されやすい傾向があります。SEOキーワードから検索意図を読み取り、ユーザーが求める情報を提供する取り組みが欠かせません。
Web広告やSNSなどから見込み客を呼び込む
Web広告やSNSを活用するのも、ホームページへの流入を増やす方法の一つです。
| Web広告 | 広告費を支払ってユーザーに情報を届ける 年齢・地域・興味関心など条件でターゲットを設定できるものがある 自社の商品・サービスに関心を持つユーザーのアクセスを短期間で集めやすい 費用対効果を確認しながら運用する必要がある アクセス数・問い合わせ数などを確認しながら内容・条件を改善できる |
| SNS | SNSを活用して情報発信やユーザーとの交流を行う ユーザーのリポスト・シェアで、情報が広く拡散される可能性がある 定期的な情報発信が必要なので手間と労力がかかる 炎上や情報漏洩などのリスクがある ホームページ誘導以外に認知拡大・見込み客との接点づくりなどにも活用できる |
Web広告やSNSにはそれぞれ種類があるので、目的やターゲットに適したものを選び、適切に運用しなければいけません。即効性のあるWeb広告と中長期的なファン育成に向いているSNSを組み合わせることで、より強力な集客基盤を構築する方法もあります。
ホームページの問い合わせを増やす方法②:ユーザーを問い合わせへ誘導する
ホームページのアクセス数が増えても、問い合わせにつながらないケースはよくあります。情報の見せ方やページの導線を整え、問い合わせまで誘導することが大切です。
ファーストビューで「誰向けのサービスか」を提示する
ファーストビューとは、ページを開いた時に最初に表示される範囲のことです。多くのユーザーはページを開いたとき、閲覧するかどうかを瞬時に判断します。まず「ユーザーが必要とする情報がある」と思ってもらわなければいけません。
商品・サービスの概要や対象となるユーザー、解決できる課題などを、わかりやすく提示しましょう。画像やキャッチコピーを取り入れて伝わるように工夫し、文字は読みやすいサイズにすることもポイントです。
実績・事例・お客様の声を掲載して信頼感を高める
ホームページに訪れたユーザーは、信頼できる企業かどうかを知りたいと思っています。安心して問い合わせてもらうためには、実績・事例・お客様の声など信頼感を高める情報を提示することが重要です。
| 実績 | 件数や期間など具体的な数値・情報を伝える 掲載日や更新時期を明記する 対応した業種・サービス内容・規模を提示する |
| 事例 | 顧客の属性(業種・規模・地域など)を記載する 導入前後の変化や成果を伝える 顧客が抱えていた課題と具体的な解決策を提示する |
| お客様の声 | 実際に利用したユーザーの感想を紹介する 同意を得たうえで顔写真・直筆アンケート・動画を掲載して信憑性を高める |
ただし、誇張した表現や根拠のない数値は企業の信頼を損ねるリスクがあるので、事実にもとづいた実績・事例・お客様の声を掲載することが大切です。
問い合わせボタン(CTA)の配置や文言を見直す
問い合わせボタン(CTA)の配置や文言を見直すことで、問い合わせを増やすことにつながります。
| CTAボタン | ページ上部・サービス説明の直後・ページの末尾など複数個所に設置する スマートフォンからでもタップしやすい状態にする 一目で問い合わせボタンだとわかるデザインにする |
| CTAボタンの文言 | 「無料で相談する」「資料を請求する」などクリック後の行動がわかる文言にする 補助的なコピー(マイクロコピー)を周辺に配置する 「所要時間は1分」「相談だけでも可能」など不安を軽減する情報を近くに配置する |
ただし、効果的な配置や文言はユーザー層や商品・サービスで異なるので、変更後は問い合わせ数の推移を確認し、改善を続けることが大切です。
ホームページの問い合わせを増やす方法③:問い合わせフォームを改善する
問い合わせフォームに問題があると、ユーザーの離脱につながる可能性があります。問い合わせを増やすためには、ユーザー視点に立ってフォームを設計することが重要です。
入力の負担をできるだけ減らす
以下のような項目を意識することで、問い合わせフォームに入力するユーザーの負担を軽減できます。
- 入力項目の数は必要最低限に絞る
- 選択式にできる項目はプルダウンやチェックボックスにする
- エラー発生時に修正点をわかりやすく表示する
- 郵便番号から住所を自動入力できる機能を取り入れる
- スマートフォンでも入力しやすいフォームにする
スマートフォンでの入力を想定し、文字・ボタンのサイズやレイアウトを調整しましょう。実際に入力して、使いやすさに問題がないか確認することがポイントです。
個人情報の取り扱いや返信時期をわかりやすく示す
ユーザーに安心して情報を入力してもらうためには、以下のポイントを意識しましょう。
- 個人情報の利用目的を簡潔に記載する
- プライバシーポリシーのリンクを設置して送信前に確認できるようにする
- ◯営業日以内など返信の目安を具体的に示す
- 必要に応じて問い合わせ内容や個人情報の取り扱いの同意を得る
- 送信後の入力画面や自動送信メールで受付完了と今後の流れを伝える
ただし、◯日以内に必ず返信できると確約できない場合は、表現に注意してください。返信できなかった場合にユーザーの不満につながるので、守れる範囲で設定しましょう。
問い合わせを増やすためにホームページを改善する手順
ホームページで問い合わせを増やす具体的な手順や、基本的な改善の流れを解説します。
ツールを使用して現状を確認する
Googleが提供する無料ツールを使用して、ホームページの現状を確認しましょう。
| 確認できるツール | 確認すべき数値 | 概要 |
|---|---|---|
| Google Analytics | セッション数 | サイトへの訪問回数 |
| 流入経路 | 検索・広告・SNSなど訪問者が来た入口 | |
| エンゲージメント率 | 10秒以上滞在・2ページ以上閲覧・成果発生があったセッションの割合 | |
| コンバージョン数(キーイベント数) | 問い合わせなど成果につながった行動の件数 | |
| コンバージョン率(キーイベントレート) | 訪問数に対する成果の割合 | |
| Google Search Console | 表示回数 | Google検索結果に表示された回数 |
| クリック数 | 検索結果で表示されたうちサイトにアクセスがあった回数 | |
| CTR(クリック率) | 表示回数のうち実際にクリックされた割合 | |
| 検索キーワード | ユーザーが検索に使った言葉 | |
| 平均掲載順位 | 検索結果における自社ホームページの平均順位 |
数値を単独でみるのではなく、総合的に確認することが大切です。数値の変化を継続してチェックすることで、より正しい判断ができます。
「アクセスが少ない」「離脱が多い」など原因を明確にする
数値を参考に、なぜホームページの問い合わせが増えないのか原因を特定します。
- 問い合わせにつながっているページと流入経路を調べる
- ページごとのユーザー行動を比較する
- どの段階でユーザーが減っているのか調べる
- 検索キーワード・表示回数・クリック数から訪問者のニーズを確認する
- ユーザー目線で実際のページを閲覧する
複数のデータを組み合わせて、原因を絞り込むことがポイントです。問題点や課題を明らかにすれば、改善すべき点を把握できます。
改善するページと施策の優先順位を決める
改善すべきページや施策の優先順位を決めて実行します。効果が大きく、実行がしやすいページ・施策を優先しましょう。
たとえば訪問者の多いページを優先させれば、高い改善効果が期待できるでしょう。問い合わせボタン(CTA)の配置や文言の改善は、比較的簡単な施策といえます。
コンテンツ作成やSEO対策など、成果までに時間がかかるものは少しずつ計画的に進めてください。
数値を継続的に確認して改善を繰り返す
ホームページ改善の施策を行ったあとは、問い合わせ数やコンバージョン率を継続的に測定します。実際にユーザーの行動が変化したかチェックして、改善前と比較することが大切です。
期待した効果を得られたか検証して改善するPDCAサイクル(計画・実行・評価・改善)で、少しずつ成果を高めましょう。
ホームページの改善を制作会社に依頼すべきケース
ホームページの問い合わせを増やすためには、専門知識やノウハウが必要なケースもあります。依頼すべきかの判断ポイントをまとめました。
- 問い合わせが少ない原因を自社だけで特定できない
- 具体的な改善策がわからない
- デザインやユーザビリティを大幅に改善したい
- SEO対策・Web集客・問い合わせフォームなど総合的に見直したい
- 問い合わせフォームの改修など専門的な作業が必要になる
- 社内にリソースが少なくホームページ改善まで手が回らない
まずは自社で取り組める範囲と専門家への依頼が必要な範囲を明確にしたうえで、制作会社に依頼するか検討してください。
ホームページの問い合わせを増やすには?に関するよくある質問
- ホームページの問い合わせが増えないのは、何が原因ですか?
- 主な原因は「流入(アクセス)」「導線」「フォーム」の3つに整理できます。検索やSNS・広告からの流入が少ない、サイトに来ても誰向けのサービスか伝わらず問い合わせに進まない、フォームの入力項目が多く途中離脱する、といったケースです。まずどこで取りこぼしているかを特定することが、改善の出発点になります。
- 問い合わせを増やすには、まず何から始めればいいですか?
- 最初に行うべきは現状把握です。Googleアナリティクス(GA4)やGoogleサーチコンソールで、流入経路・エンゲージメント率・コンバージョン数・表示回数・検索キーワードなどを確認し、「アクセスが少ないのか」「来ているのに離脱が多いのか」を切り分けます。そのうえで、効果が大きく実行しやすい施策から優先的に改善します。
- アクセス数を増やすのと、成約率(CVR)を上げるのは、どちらを優先すべきですか?
- すでに一定のアクセスがあるのに問い合わせが少ない場合は、CVR(導線・フォーム・ファーストビュー)の改善を優先する方が効果が出やすいです。訪問者の多いページのCTA配置や文言の見直しは比較的簡単に着手でき、短期間で成果に反映されます。一方で流入自体が少ない場合は、SEOや広告でアクセスを増やす施策を並行します。
- 問い合わせフォームで離脱されないようにするには?
- 入力の負担をできるだけ減らすことが基本です。必須項目を絞る、入力例を示す、スマホで押しやすいボタンにする、といった改善が有効です。あわせて、個人情報の取り扱い方針や「◯営業日以内に返信します」といった返信目安を明記すると、ユーザーの不安が下がり送信率が上がります。
- SEOとWeb広告、問い合わせを増やすにはどちらが効果的ですか?
- 役割が異なるため、併用が最も効果的です。Web広告は出稿すればすぐ流入を得られ即効性が高く、SEOは時間はかかるものの流入が資産として積み上がり長期的な費用対効果に優れます。立ち上げ期は広告で問い合わせを確保しつつ、並行してSEO・コンテンツを育てるのがおすすめです。
- 施策を行ってから、問い合わせが増えるまでどのくらいかかりますか?
- 施策によって異なります。CTAの配置やフォーム改善など導線まわりの改善は比較的早く効果が出ますが、SEOやコンテンツ強化による流入増加は数か月単位で見ていく必要があります。いずれも一度きりで終わりにせず、数値を継続的に確認しながらPDCA(計画・実行・評価・改善)を回すことが重要です。
- 自分たちで改善するのと、制作会社に依頼するのはどちらがいいですか?
- お知らせ更新や文言の修正など、社内でできる部分は内製化した方が費用を抑えられます。一方で、問い合わせが増えない原因を自社で特定できない、デザインやフォームの大幅な改修が必要、SEO・Web集客まで総合的に見直したい、といった場合は専門会社への依頼が有効です。自社で取り組む範囲と依頼する範囲を分けて検討するとよいでしょう。
- 改善の効果はどうやって測定すればいいですか?
- Googleアナリティクス(GA4)で問い合わせ数(コンバージョン数)やコンバージョン率を、サーチコンソールで表示回数・クリック数・検索順位を継続的に測定します。改善前後の数値を比較し、どの施策が成果につながったかを検証しながら、次の改善に反映していきます。
まとめ
ホームページの問い合わせを増やすには、まず原因を特定して適切な改善を進めることが重要です。「アクセスを増やす」「問い合わせへの誘導」「問い合わせフォーム改善」など、3つの視点から施策を実行しましょう。
施策の効果を確認しつつ継続してPDCAを回すことが、ホームページの問い合わせを増やすためのポイントです。もし改善に必要な専門的な知識がなかったり、リソースが不足したりする場合は、専門家への依頼を検討してください。


