SEOに重要な外部リンクとは?ダメな外部対策と評価される外部対策について解説します。

SEO対策に取り組む際には内部対策と外部対策の両方が必要になります。

内部対策とはサイト内部に関する対策の総称であり、外部対策はサイト外からの評価に関する対策です。本記事では外部リンクSEO対策について詳しく紹介します。

外部対策に取り組みたいと考えている方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

目次 非表示

  1. 外部リンクSEO対策とは?
  2. 外部リンクSEO対策の方法
  3. だめな外部リンクSEO対策
  4. 外部リンクSEO対策の効果測定方法
  5. 外部リンク対策の他にサイテーション対策も重要
  6. まとめ

外部リンクSEO対策とは?

外部リンクSEO対策とは何なのか詳しく紹介します。

外部リンクは自社サイト外から貼られたリンクのことを指します。

外部リンクとは自社のWebサイトに対して他社サイトから貼られたリンクのことを指します。外部リンクは、別サイトからリンクをされた状態のため、被リンクとも呼ばれます。

ただし、Googleでは被リンクという言葉は使われず、外部リンクと記述するため同じ意味合いですので間違わないようにしましょう。

外部リンクは検索順位に大きく影響する

昨今のGoogleは検索順位を決める際に外部リンクの量や質などを非常に重視しています。

Webサイトがどのくらいの数の外部リンクを受けているのか、どんなWebサイトから外部リンクを受けているのかがチェックされます。そのため、SEO対策を進める際には外部リンクを意識することが大切です。

特に最近では権威性を重要視する傾向が強く、コーポレートドメインと言われるco.jpドメインで運営しているサイトが上位表示されやすい傾向で、自社サイト内にメディアやアフィリエイトブログを運営しているサイトが多数存在します。

外部リンクが多いサイトは信頼性が高いと判断される

外部リンクの多いWebサイトはGoogleから信頼性が高いサイトであると判断されます。

なぜ、外部リンクが多いサイトはGoogleから評価されるのでしょうか?それは、多くのWebサイトから引用されて=みんなが信用していると認識できるからです。

引用されているやリンクを貼られているということは信用、紹介しているからとGoogleが判断しリンクが少ないサイトと比べて上位表示されやすい傾向にあるのです。

ユーザーにとって利用価値の高いWebサイトは、他サイトから多く引用されていると考えられます。

外部リンクが多ければ、多くのユーザーが情報源として価値があると判断したことになり、Googleによって高く評価されます。

外部リンクは量だけではなく質も重要

外部リンクを集める際には、量だけではなく質を重視することが大切です。

質の低い外部リンクが多いと、逆に自社サイトの評価が下がってしまう場合があります。低品質な外部リンクを意図的に集めたことでペナルティを受けるケースもあるため注意が必要です。

たとえば、自社でコピーコンテンツサイトを複数用意し、自社にリンクさせるのは、Googleからの評価を下げる行動になります。また、同じサーバー内(IPアドレスが同じ)での自社リンクも同じ影響が考えられ、運営者が異なるサイトからのリンクが必要になります。

質の高いリンクを獲得するには、質の高いコンテンツをたくさん配信・提供することが重要であり、それがユーザーの為になることで自然に外部リンクを増やすことができるのです。

外部リンクSEO対策により質の高い外部リンクを集める

質の高い外部リンクを集めたいならば、外部リンクSEO対策に取り組みましょう。

質の高い外部リンクを増やすためのさまざまなSEO対策が存在します。質の高い外部リンクを多く集めることができれば、Googleから自社サイトが高く評価され、検索順位は上がるでしょう。

ただやみくもにリンクを貼るのではなく自社サイトと関連するサイトということも重要であり自社と関係するサイトへのリンク依頼や引用されるサイト制作が重要になります。

また最近では公的機関からのリンク設置も有効であり、様々な手法にて質の高いをリンクを集めることが重要とされています。

外部リンクSEO対策の方法

質の高い外部リンクを集めるためのSEO対策の方法はたくさん存在します。では具体的にどんな対策方法があるのか紹介します。

良質なコンテンツを作る

この方法が他の方法と比べ自然にリンクを集めることができ、かつ、非常に質の高い外部リンクとして有効です。

有益な情報をたくさん提供するWebサイトには多くのユーザーがアクセスし引用され、SNS等でも紹介されるサイトになります。自社サイトへのアクセスが増えれば、自然と外部リンクも増加します。

まずは何を言っても良質なコンテンツの作成することを心がけましょう!

SNSを活用する

良質なコンテンツの作成と並行してSNSを活用することもおすすめします。SNSを利用すれば、自社サイトのコンテンツを多くの方に広めることができるからです。

たとえば、SNSで自社製品のアピールを行い、興味を持った方を自社サイトへ誘導します。自社サイトのコンテンツに触れてもらい、高く評価されれば外部リンクを増やせるでしょう。

またSNSは無料で利用することができ、自社で作成したコンテンツを定期的に配信することでSNS上の発信内容にもそこまで困らず続けることができるのも一つのメリットになります。

ぜひ自社サイトと合わせてSNSの活用を行ってみましょう!

メディアに寄稿する

外部リンクを増やす方法として他社メディアへの寄稿も効果的です。

他社メディアに寄稿することで、掲載先のメディアを見ているユーザーとの接点を持つことができます。不特定多数のユーザーの目に触れることで自社のファンを増やす効果を期待できるでしょう。

また、メディアに掲載されることで、自社サイトへのリンクを貼ることができます。掲載先が信頼できるメディアであれば、そこから外部リンクが貼ることができ自社サイトの評価は高まるでしょう。

ただし、まったく関係のないジャンルのメディアに寄稿しても意味がありません。

自社と関連性の高いメディアに寄稿依頼をすることが重要です。信頼性の低いメディアに寄稿するのはSEO的に逆効果になり効果を半減させてしまいます。寄稿するメディアの選定やジャンルを間違わないことも大切です。

インフルエンサーに依頼する

SNSなどで注目されているインフルエンサーに依頼することで良質な外部リンクを得ることができます。

特定のジャンルで影響力のあるインフルエンサーと提携すれば、インフルエンサーを通じて多くの外部リンクを得られるでしょう。すでにたくさんのフォロワーを抱えるインフルエンサーに協力してもらえば、大きな効果を期待できます。

有名なYouTubeチャンネルの概要欄にリンクを貼ってもらうことで一気にアクセスも上がり自社サイトの質も同時に上昇します。自社サイトに関連性の高いインフルエンサーに依頼するのも一つの手となります。

ただし、インフルエンサーに依頼するには高額な報酬を支払わなければいけません。事前に予算を決めた上で慎重にインフルエンサーを選定することも重要です。

相互リンクを依頼する

自社サイトと関連性の高いサイトへ相互リンクの依頼を行いお互いにリンクを貼ることで、外部リンク対策になります。相互リンクとは、お互いのWebサイト内でリンクを設置することです。

ただし、相互リンク先を選ばないと自社側にペナルティを受ける可能性があります。たとえば、コピーコンテンツやAIだけにライティングさせた中身のないWebサイトと相互リンクをしても意味はありません。

自社と関連のあるWebサイトに相互リンクを依頼することが重要であり、同じジャンルや業界に属する相手と相互リンクすることを目的としましょう!

イベントを開催する

ウェブ上でのイベントを開催して注目を集めて外部リンクを集めるという方法があります。

最近はさまざまなオンラインイベントが開催されており、イベントに参加して自社に興味を持ってくれた人がいれば、流入を増やすことができ、外部リンクの獲得も期待できるでしょう。

たとえば、オンライン展示会やオンライン交流会、ウェビナーといったイベントを用意することで拡散や紹介を狙った外部リンク獲得をで大きな効果を得ることができるでしょう。

だめな外部リンクSEO対策

外部リンクSEO対策としてだめな対策の例を紹介します。

サテライトサイトはペナルティのリスクがある

サテライトサイトからの外部リンクの獲得はペナルティを受ける可能性が高いです。サテライトサイトとは本サイトとは別に新しく立ち上げられたサイトを指します。

現在のGoogleのアルゴリズムではサテライトサイトを見抜くことが可能です。単に外部リンクの獲得を目的に質の低いサテライトサイトを設立してリンクを張るとペナルティの対象になります。

ただし、すべてのサテライトサイトがペナルティの対象になるわけではありません。本サイトとは別に作成する意義があり、質の高いコンテンツを提供することが大切です。

リンクを買うのは逆効果になる

リンクを買って外部リンクを獲得するのはペナルティの対象になるため、SEO対策としては逆効果です。Googleはリンクを買う行為を禁止しており、リンクを買う行為はリスクが高い為行わないようにしましょう。

リンク集からのリンク

リンク集に登録をして外部リンクを集めるのは逆効果になる場合があります。

リンク集は相互リンクを目的としたサイトと扱われる可能性が高く、質の低い外部リンクが集まりやすくなるからです。質の低いリンク集を利用して外部リンクを獲得するのはメリットがないため避けましょう。

ただし質の高いリンクが集まった健全なリンク集であれば効果がある場合もありますのでリンク集のすべてがダメという訳ではありませんのでその点見極めが必要になります。

質の低い外部リンクを外すことが重要になる

だめなSEO対策になるのを避けるには、質の低い外部リンクを外すことが大切です。質の低い外部リンクが増えれば、Webサイトの評価が下がります。

ただし、勝手にリンクを張られてしまい、自社サイトの評価が落ちるケースは珍しくありません。そのため、常に自社サイトがどこからリンクされているか確認し、質の低い外部リンクへの対処が必要になります。

場合によっては、リンク元に削除を依頼することを検討しましょう。また、Googleの提供するツールを用いて特定の外部リンクを無効にすることも可能です。

Googleツールを使った外部リンクの否認はこちらから可能です

外部リンクSEO対策の効果測定方法

外部リンクSEO対策に取り組むならば、効果を測定することが大切です。外部リンクのSEO対策について効果を測定する方法を紹介します。

正確な外部リンク数を計測することは不可能

自社のサイトへの外部リンク数を正確に計測することは不可能です。Googleは、Webサイトに設定されている外部リンクの数をすべて公開していません。そのため、現状は一部の外部リンクしか確認できないです。

但し一部のリンクは確認することができ、チェックツール等を用いて確認が可能です。

外部リンクチェックツールで外部リンク状況を大まかに確認できる

外部リンクをチェックできる機能のあるツールを利用することで、外部リンクの状況について大まかに確認できます。

外部リンクの数やリンク元の確認ができるため、外部リンクの量や質を把握する参考になるでしょう。ツールを利用して外部リンクの状態を確認した上で、必要なSEO対策に取り組むことをおすすめします。

おすすめの外部リンクチェックツール1:Google サーチコンソール

Google サーチコンソールはGoogleの提供する無料ツールであり、外部リンクに関する情報を確認する機能があります。以下情報の確認が可能です。

  • 外部リンクの数
  • リンク元のURL
  • リンク元のアンカーテキスト
  • リンク元のドメイン
  • 外部リンクを多く集めているコンテンツ

上記の情報を確認すれば、外部リンクを多く集めているコンテンツを把握でき、また、どんなWebサイトから外部リンクされているのか状況をチェックできます。

リンク元のアンカーテキストもチェックできるため、質の低い外部リンクを調べるのにも役立ちます。

その際自社が意図していないリンクがある場合は否認することもできますので、定期的にリンクの確認を行うことも大切です。

おすすめの外部リンクチェックツール2:Google アナリティクス

Google アナリティクスはGoogleが無料で提供するツールであり、サイト内部でのユーザーの行動を確認できます。たとえば、サイト内にある外部リンクのクリック数をチェックすることが可能です。

自社サイトを複数運営している場合にGoogle アナリティクスは役立ちます。

たとえば、コーポレートサイトに記事を掲載した場合には、そこから自社サイトへの外部リンクのクリック数の確認が可能です。クリック数をチェックすることで、自社サイトへの外部リンクの効果があるかどうかを把握できます。

おすすめの外部リンクチェックツール3:Ahrefs

Ahrefsは海外の会社が運営する外部リンクや競合分析などができるSEO対策の万能ツールです。Ahrefsは豊富な外部リンクのデータベースを保有しており、外部リンクに関するさまざまな情報を収集できます。

たとえば、Ahrefsの機能によって悪質な外部リンクの追加を確認することができる為、質の低い外部リンクを迅速に排除できます。また競合サイトの状況も把握することができる為、他社にあり、自社に足りない情報も得ることができます。

外部リンクの状況の詳細を把握したいならば、Ahrefsの利用を検討しましょう。

Ahrefsは一部無料で利用できますが、詳細や細かい分析を行う場合は有料となります。

外部リンク対策の他にサイテーション対策も重要

外部リンクの対策だけではなくサイテーション対策も重要です。サイテーション対策の意味や方法について詳しく紹介します。

社名やブランド名などが言及されることをサイテーションと呼ぶ

サイテーションとは直訳すると引用・言及のことです。自社の社名や店舗名、Webサイト名などがネット上で言及されることをサイテーションと呼びます。

サイテーションはSEO対策において大きな効果を期待できるとされています。サイテーションされたWebサイトはGoogleから評価される可能性が高いからです。

外部リンクとサイテーションの違い

外部リンクとは、他のWebサイトに自社サイトのリンクが貼られた状態を指します。

一方、サイテーションは自社サイトや自社に関する情報が他のWebサイトに言及されることになり、外部リンクが張られていなくてもサイテーションは成立します。

サイテーションはTVCMやラジオで検索してほしいキーワードをあえて入れることで自社ブランドの確立を目的にする場合もあります。

サイテーションは検索順位に影響する

現在のGoogleはWebサイトの信頼性を非常に重要視しています。

そして、Webサイトの信頼性を評価する基準としてサイテーションが重要になります。Web上で自社や自社サイトについて多く言及されていれば、客観的に信頼されていると評価されます。

サイテーションが検索順位に影響するとGoogleは言及していませんが、サイテーションによって認知度が高まり、好意的な意見が増えることで、検索数や外部リンク数は自然に増加します。この自然が非常に重要であり、Googleはその自然を評価します。

そのため、サイテーションは結果的にGoogleの検索順位を上げることに繋がると期待できるでしょう。サイテーション対策を進めることがSEO対策にも繋がります。

サイテーションの対策方法

サイテーションの対策として、言及してもらいやすい状態にすることが大切です。

たとえば、社名やサービス・製品名、Webサイト名はわかりやすく覚えやすいものにしましょう。単純で覚えやすく印象に残りやすい名付けを意識することで言及されやすくなります。

また、SNSや広告などを活用して認知度を広げることも大事です。認知度を高めることで言及される回数が増えます。結果的に外部リンクを増やすことにも繋がるでしょう。

また、顧客満足度を高めることも効果的です。質の高い製品やサービスを提供する、キャンペーンを実施するなどで顧客に満足してもらえれば、SNSなどで言及されるでしょう。

外部リンク対策と同時にサイテーション対策を進めることで大きなSEO効果を期待できます。

まとめ

SEO対策ではコンテンツSEOや内部対策などが注目されることが多いです。

しかし、実際には総合的にSEO対策に取り組むことが重要であり、外部リンクやサイテーションのSEO対策も必要になります。内部対策が約7割の重要性があるとすれば、外部対策は約2割から3割の重要性があります。

どちらかが優れていれば良いわけでなく、どちらともを100%に対策することで良質なSEO対策を行うことができます。ただし、SEO対策にとらわれすぎることが良くなく、あくまでもユーザー目線のコンテンツ制作が重要であることを忘れないようにしましょう。

以上今回は外部SEO対策を中心に実際の対策方法とダメな外部対策方法について解説しました。また、本記事の内容を参考にして、適切な外部リンクSEO対策に取り組みましょう。

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