ホームページでやってはいけないこと18選!制作段階の注意点とチェックリストを解説します。

「ホームページを作りたいけど、注意点はある?」
「今のホームページでは結果が出ていない。何かやってはいけないことをしてしまっている?」
「ホームページを作成する時のやってはいけないことは?」

そう悩んでいる方も多いかもしれません。

ホームページはデザインやコンテンツ制作等やることが多く、どこに注意をすれば良いか迷ってしまうこともありますよね。
そこで今回は、ホームページ制作の各段階において、やってはいけないこと・注意点を以下の18個ご紹介します。

【設計】

  • 目的と予算を決めない
  • ターゲットを明らかにしない

【構築】

  • URLの正規化をしない
  • SSL対応していない
  • スマホやタブレットで見づらい
  • 表示速度が遅い

【コンテンツ制作】

  • コピーコンテンツ
  • 独自性のないコンテンツ
  • 画像のクオリティが低い
  • 誤字・脱字
  • 過激な内容
  • 更新頻度が低い
  • 文章が読みにくい
  • キーワードを入れすぎる

【SEO対策】

  • 解析ツールを使わない
  • PDCAを回さない
  • 外部リンクを購入する
  • 内部リンクが整理されていない

各項目を短くまとめているため、チェックリストのように読んでみてください。

設計でやってはいけないこと

設計はホームページを作る上でまず行いたい工程になります。このフローをしっかり行うかどうかで、ホームページによって得られる成果も大きく変動するでしょう。

本章では、この工程でやってはいけないこととして、注意点を2点ご紹介します。

目的と予算を決めない

ホームページの設計段階で最も重要なステップが、目的と予算の決定です。
目的を定めずに制作を始めると、ホームページが売上に寄与したのかどうか等、業務の意義がわかりにくくなるでしょう。

  • 月間リード獲得数を初年度で100件以上に増やす
  • オンラインストアの売上高を前年比30%増加させる
  • 問い合わせにかかる業務負担を20%減少させる

など、数値も入れた目的を設定することが重要です。目的によってとる施策にも統一感が出て、成果を出しやすくなるでしょう。

また、ホームページ作成にかかる費用はピンキリです。

こだわればこだわるほど費用がかさみ、当初の倍以上の料金がかかることも。そうしてこだわったは良いものの、目的に対する成果も倍になるかは不明瞭なケースもあります。そのため、目的と予算を決めて、費用対効果を検討してから進めることをおすすめします。

ターゲットを明らかにしない

ターゲット(やペルソナ)を明確に定めずにホームページを制作すると、適切なコンテンツやデザインが行われず、ユーザーの興味を引きにくくなります。

Googleは検索結果で上位表示するサイトとして「ユーザーのニーズに合っていること」を重要視しており、そのためにはターゲット層を決めてニーズをヒアリング・検討したり、ペルソナによってデザインやトンマナに統一感を出したりすることが重要です。

構築でやってはいけないこと

設計が完了すると、次は構築の工程でホームページのコーディング等をおこなっていきます。ここでやってはいけないことは以下の4つ。

  • URLの正規化をしない
  • SSL対応していない
  • スマホやタブレットで見づらい
  • 表示速度が遅い

それぞれの項目をみていきましょう。

URLの正規化をしない

URLの正規化とは、同じ内容のページを1つのURLに統一することを指します。
例えば、以下のURLをみてみてください。

  • https://example.com
  • https://example.com/index.html
  • https://www.example.com

それぞれ少しURLが変わっていますが、表示されるのは同じ内容だとしましょう。

そうすると、検索エンジンからのサイトの評価が分散してしまう可能性があります。
その結果、検索順位が上がりにくくなることも。

Google側も、URLの正規化がされていないと「ユーザーエクスペリエンスの悪化につながることがあります」と指摘しています。

そのため、構築の際には正規化にも注力してみてください。
参照:「Google検索セントラル 正規化とは」https://developers.google.com/search/docs/crawling-indexing/canonicalization?hl=ja

SSL対応していない

SSL(Secure Sockets Layer)は、ホームページのセキュリティを向上させるための重要な要素です。

SSLによってユーザーの情報は暗号化されるため、個人情報や決済情報の漏洩を防ぐことができます。そのため、ホームページを制作する際はSSLを導入しましょう。

スマホやタブレットで見づらい

2018年の総務省がおこなった調査によると、ホームページにアクセスする際に使われる端末1位はスマートフォンで、全体の59.5%を占めました。タブレット端末も20%以上の回答が得られています。

このような中、ホームページがスマホやタブレットで見づらいデザインになっていると、訪問者の利便性が損なわるでしょう。その結果、離脱率の上昇に繋がることも。

そのため、レスポンシブデザインを採用し、異なるデバイスからでも最適な表示が行われるようにすることが重要です。

表示速度が遅い

サイトの表示速度が遅いと離脱率は大幅に上がってしまいます。例えば、サイトの表示に5秒かかる場合、1秒の場合と比べて離脱率が90%上昇したという調査も。

そのため、画像の最適化やキャッシュの活用など、様々な手法を用いて表示速度を向上させることが重要です。
遅くとも3秒以内、できれば2秒以下を目指しましょう。

参照:「Find out how you stack up to new industry benchmarks for mobile page speed」https://www.thinkwithgoogle.com/marketing-strategies/app-and-mobile/mobile-page-speed-new-industry-benchmarks/

コンテンツ制作でやってはいけないこと

ホームページの中身(コンテンツ)制作でも注意点はいくつかあります。
特にやってはいけないことは以下の8点です。

  • コピーコンテンツ
  • 独自性のないコンテンツ
  • 画像のクオリティが低い
  • 誤字・脱字
  • 過激な内容
  • 更新頻度が低い
  • 文章が読みにくい
  • キーワードを入れすぎる

コピーコンテンツ

他のサイトからのコピーまたは盗用したコンテンツ作成は厳禁です。検索エンジンのランキングが下がるほか、炎上や訴訟のリスクもあります。記事を外注する際には、配信前にコピペチェックツールを使うなど、予防策を講じることも重要です。

独自性のないコンテンツ

近年Googleは独自性のあるコンテンツを評価している傾向があります。特にSEOによる集客を目指している場合は

  • 独自データを記載する
  • 実体験をもとに執筆する
  • オリジナルの写真や図解で解説する

といった工夫が求められるでしょう。

画像のクオリティが低い

画像のクオリティが低いと、ホームページ全体の印象がチープなものになり、ユーザーの離脱率が上がる可能性があります。

そのため高品質な画像を推奨します。また、そうした画像はサイズが大きい場合もあるため、必要に応じて圧縮して表示速度を低下させないようにすることが大切です。

誤字・脱字

誤字や脱字が多いコンテンツは、信頼性を損ないやすいポイントです。ユーザーが申し込みや問い合わせに疑念を抱くきっかけになることも。そのためコンテンツ制作段階で丁寧な校正作業を行い、誤字や脱字をなくすようにしましょう。

過激な内容

過激な内容は一時的なアクセスを稼ぎやすいため、取り入れているサイトもあります。ですが、そうした表現はユーザーに疑念を与えたり、ブランドイメージを損ったりすることも考えられます。そのため、できるだけ避けたいコンテンツです。

更新頻度が低い

ホームページの更新頻度が低いと、ユーザーがサイトを繰り返し訪れる回数が少なくなりやすくなります。その結果、サイトの評価が落ちることもあるかもしれません。そのため、オウンドメディアであれば月に1回は更新したいですね。

文章が読みにくい

読みにくい文章はユーザーが離脱するきっかけにもなり得ます。

  • 一文が長すぎる
  • 冗長な表現
  • 専門用語の過度な使用

などが読みにくさの原因となるため、わかりやすさを意識した文体をおすすめします。

キーワードを入れすぎる

以前、SEOで狙っているキーワードを多く記事に盛り込むと、その分検索結果での順位が上がりやすいと言われていました

ですが、これは既に古い手法です。近年では検索エンジンからペナルティを受ける可能性も。そのため、自然な文章と適切なキーワード配置を心がけましょう。

SEO対策でやってはいけないこと

ホームページから集客するために、SEO対策をする企業も増えてきています。

ですが、SEO対策は「1回対策をしたらそれで完了」といった施策ではありません。定期的な改善や分析が必要となってきます。本章では、SEO対策でやってはいけないこととして、以下の4つをご紹介します。

  • 解析ツールを使わない
  • PDCAを回さない
  • 外部リンクを購入する
  • 内部リンクが整理されていない

解析ツールを使わない

SEOの効果を最大化するには、定期的な分析と改善が欠かせません。そのためにも解析ツールは必須と言えるでしょう。ツールを使うことで、

  • 訪問者の属性
  • キーワードで検索した場合の検索結果順位
  • よくみられているページ、箇所
  • ページの離脱率

等を把握できます。それらをもとにサイトの改善を続けることでSEOの効果を高められるでしょう。

Googleアナリティクスやサーチコンソールなど、無料で高性能な解析ツールもあるため、ホームページを制作する際は導入してみてください。

PDCAを回さない

PDCAサイクルは、持続的な改善を行うための基本的なフレームワークです。1つのコンテンツでバズを起こし、継続的にアクセスやコンバージョンを伸ばそうとするのは困難です。

SEO対策も計画→実行→チェック→改善というサイクルを継続的に回していくことをおすすめします。

外部リンクを購入する

外部リンク(他サイトに張られている自サイトへのリンク)は、SEO上効果があると言われています。そのため外部リンクを販売している業者もあります。

しかし、こうした外部リンクの購入は検索エンジンのガイドラインに違反する行為であり、ペナルティを受けるリスクが高いです。そのため外部リンクの購入は厳禁です。

サイトにペナルティが与えられると、復旧するまでに数ヶ月以上かかることも。その際の費用対効果をふまえても、外部リンクの購入はおすすめしません。

内部リンクが整理されていない

内部リンクは、サイト内のコンテンツの関連性を示す重要な要素です。これが整理されていないと、サイトの使い勝手が悪いとして、ユーザーが離脱してしまうこともあります。

例えば、あなたがECサイトでTシャツ(Mサイズ)を買おうとしているとしましょう。一般的なサイトであれば、同ページに購入ボタンや商品説明が書かれているでしょう。ですが、内部リンクが整理されていない場合、

  • 商品説明ページで、Mサイズのページにアクセスする
  • 内容を確認後、ブラウザで戻り購入ページを開く
  • 購入ページで同商品を選びカートに入れるボタンをクリックする

といった手間が発生します。これは極端な例かもしれませんが、似たような事例はよくあります。

そのため、ユーザーが欲している情報にすぐアクセスできるよう周辺情報や参照サイトへのリンクは整理しておくことをおすすめします。

その結果、サイトの滞在時間が伸びてSEO上良い結果をもたらすことも。検索エンジンのクローラビリティ(検索エンジンのクローラーによるホームページの見つけやすさ、理解しやすさ)が改善する効果も期待できるため、ぜひ実践してみてください。

まとめ

ホームページの制作・運営においては、各段階で「やってはいけないこと」が冒頭でも説明した以下のリストになります。制作や運用段階で思ったような結果が出ていない場合は項目に当てはまった運用を行っていないか今一度確認してみてはいかがでしょうか?

【設計】
・目的と予算を決めない
・ターゲットを明らかにしない

【構築】
・URLの正規化をしない
・SSL対応していない
・スマホやタブレットで見づらい
・表示速度が遅い

【コンテンツ制作】
・コピーコンテンツ
・独自性のないコンテンツ
・画像のクオリティが低い
・誤字・脱字
・過激な内容
・更新頻度が低い
・文章が読みにくい
・キーワードを入れすぎる

【SEO対策】
・解析ツールを使わない
・PDCAを回さない
・外部リンクを購入する
・内部リンクが整理されていない

これらに気をつけることで、ホームページから期待できる成果は高まるでしょう。

すべてを自社で行うのが難しい場合は、業者に依頼するのもおすすめです。最適なホームページを制作し、売上や集客の増加を目指していきましょう。

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