SEO対策でやってはいけないこととは?検索順位のリスクと合わせて紹介します。

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自社のWebマーケティングの効果を高める上で、SEO対策は重要な施策の一つです。

目的やターゲットを踏まえ、様々なキーワードにおいて検索エンジンで上位表示することができれば、集客増加だけでなく効率的にコンバージョン獲得へとつなげることも可能になります。

一方で、SEO対策はGoogleなどの検索エンジン側にて定期的にアップデートも行われているため、間違った手法や古い施策を講じることでマイナスに作用し、順位下落だけでなくペナルティ対象になるリスクも生じます。

そのため、常に最新のSEO対策に関する情報に注意しつつ、適切な対応を心掛ける必要があります。とはいえ、これからSEO対策を検討している担当者では、知識やノウハウなどが無いため間違った施策を行ってしまうケースも少なくありません。

そこで今回は、SEO対策において最低限やってはいけないことについて、そのリスクなどとあわせポイントを中心に紹介していきます。

 SEO対策でやってはいけないこと

そもそもSEO対策(Search Engine Optimization)は、Googleなどの検索エンジンにおいて、対象となるキーワードでユーザーが検索した際に上位表示させる施策のことを指します。

検索エンジンで上位表示化させるためには、ユーザビリティを考慮しつつも、自社のホームページを検索エンジンに評価されるよう最適化していく必要があります。その具体的な手法は、現在主に内部施策と外部施策、コンテンツSEOなどに分類されています。

これらは常にアップデートされており、常に検索エンジンの傾向を把握しながらカスタマイズしていくことが求められます。とはいえ、基本的にGoogleなどの検索エンジンによる評価指標は公開されておらず、ブラックボックスなため細かく把握することができません。

そのため、初心者の中には誤った情報や古い情報をもとに最適化することで、マイナス影響を受けるケースも少なくありません。特に、検索エンジン側はユーザーを欺くような意図的なSEO対策を嫌い、ペナルティ対象とするケースもあります。

そのため、小手先のテクニックなどに頼るのではなく、ユーザビリティを考慮して真っ当な情報提供に努めることが重要です。

SEO対策でやってはいけないこと一覧

現在のSEO対策において、何をすればすぐに上位表示化されるというものがあるわけではありません。

とはいえ、SEO対策で絶対にやってはいけない施策というものは存在します。以下の施策はペナルティ対象となる可能性も高いため、SEO対策を実施する際には十分注意することが重要です。

  • キーワードの乱用
  • 重複コンテンツの作成
  • 品質が低いコンテンツの量産
  • 悪質な外部リンク施策
  • 隠しテキストなどの意図的な施策

キーワードの乱用

SEO対策は、特定のキーワードにおいて検索時に上位表示させる施策であるため、対象のキーワードは自社のホームページ内にある程度挿入しておく必要があります。

とはいえ、従来のSEO対策では対象のキーワードを詰め込む傾向にあったため、そのようなキーワードの乱用を検索エンジン側も厳しくチェックするようになっています。

そもそも、コンテンツ内にキーワードが不自然に散りばめられていると、ユーザー側も読みにくく離脱の要因にもなりかねません。ユーザビリティを評価の指標としている検索エンジン側も、読みにくいコンテンツはマイナス評価の対象としています。

一方で、コンテンツ全体の文字数に対して何%以上含まれていれば問題なく、対象キーワードが何回使用されているとペナルティ対象となるといった明確な指標があるわけではありません。

そのため、読みやすさを重視しながらも、自然な流れで対象キーワードを適切に挿入していくことを意識することが重要です。

重複コンテンツの作成

続いて、重複コンテンツの作成にも注意が必要です。

現在Googleなどの検索エンジン側は、独自性やオリジナリティといった指標を重要視しています。

特に、他社のサイトからのコンテンツをコピーアンドペーストで活用した場合には、ペナルティ対象となる可能性も高くなります。自社サイト内でコンテンツとして情報発信する際には、何かしらの目的や意図があるはずで、基本的にその情報はオリジナルなものとなります。

そのため、重複コンテンツには十分注意し、オリジナルを追求することが重要です。また、重複コンテンツの対象は他社サイトだけではなく、自社サイトの他のページであっても同様です。自社サイト内で重複するようであれば、ページを一つにまとめ統一感を出すようカスタマイズすることも効果的です。

とはいえ、中にはコンテンツを作成する上で、他社のコンテンツを引用したいケースもあります。この場合には、引用タグというソースコードを設定することで、重複を防ぎオリジナルを追求することも可能になります。

品質が低いコンテンツの量産

また、近年のSEO対策でよく言われる施策として、オリジナルコンテンツとともに文字数やページ数を重要視する傾向にあります。

これは、コンテンツSEOにおいてよく見られる施策の傾向でもあり、一般的に1記事あたりの文字数は3000文字程度、最低でも30-50記事以上作成することが重要ともいわれています。

とはいえ、文字数の多いコンテンツを量産していくことは難しく、戦略もなく進めることで品質が低いコンテンツばかりが出来上がるケースも少なくありません。

このように品質が低いコンテンツの量産は、意図的な施策としてマイナス影響につながるリスクも生じます。

基本的に、ユーザーに向けて伝えたい内容を記事化していると、自然と文字数は3000文字以上になり、定期的に発信していけばページ数もそれに伴って増加していきます。

そのため、文字数や記事数に依存するのではなく、本来ユーザーに訴求したい要素に立ってコンテンツを作成していくことが重要です。

悪質な外部リンク施策

悪質な外部リンク施策も、現在のSEO対策でやってはいけないことの一つです。

SEO対策が重要視されだした当初は、外部リンクの数が検索エンジンからの評価の大部分を占めており、それ故に外部リンクを販売する企業も乱立しました。

中には自社サイトと全く関係の無いサイトからのリンクが大多数を占めているにもかかわらず、上位表示される傾向にもあり、検索エンジン側は大幅なアップデートを行い、現在では外部リンクの本数はSEO対策においてそこまで影響を及ぼしません。

むしろ現在では数ではなく、自社サイトに関連性の高いサイトからのリンクを重要視する傾向にあります。このような真っ当なリンクは、意図的に集めるのではなく、コンテンツを充実化させることで自然と集まります。

そのため、悪質な外部リンク施策に頼るのではなく、まずは内部施策やコンテンツSEOを強化していくことが重要です。

隠しテキストなどの意図的な施策

最後に、隠しテキストなどの意図的な施策も、現在のSEO対策においてはやってはいけないことに含まれます。

隠しテキストとは、ページ内に白文字や小さなサイズで記述することで、ユーザーではなく検索エンジン側に評価してもらう施策となります。

従来のSEO対策では、対策キーワードを意図的に埋め込み評価させる意図で重要視されていましたが、当然ながら現在ではペナルティ対象に含まれます。

検索エンジン側もユーザビリティを考慮している昨今においては、小手先のテクニックに注力するのではなく、真っ当なSEO対策としてコンテンツ強化に努めることが重要です。

Googleのペナルティとは?

ここまで代表的なSEO対策におけるやってはいけないことを紹介してきましたが、
いずれもGoogleからのペナルティ対象となるリスクが生じます。

そもそもGoogleでは、検索エンジンに表示させる上でガイドラインを設けています。

このガイドラインに違反した場合にペナルティ対象となり、対象のキーワードで順位が下落するだけでなく、最悪の場合にはどのキーワードであっても検索結果に表示されなくなる可能性もあります。

このGoogleによるペナルティは、主に以下の2つに分類されます。

手動ペナルティ

手動ペナルティは、その名の通り手動によるペナルティのことを指します。

Google側の担当者が人力でコンテンツなどをチェックし、ガイドライン違反などがあった場合にペナルティを課しています。一般的に手動ペナルティの内容は、GoogleSearchConsoleというウェブマスター向けツールに警告メッセージとして届きます。

不自然なリンクや品質が低いと判断されたコンテンツなどが具体的に明記されるため、定期的に確認するとともに警告があればすぐに改善することが重要です。

自動ペナルティ

これに対して自動ペナルティとは、Googleのアルゴリズムなどによって自動で課されるペナルティのことを指します。

基本的にGoogleのサーチコンソールなどで警告が届くわけではないため、原因が判別しにくく改善もしにくい点が特徴としてあります。ただ、自動ペナルティが課せられた場合には、特定のキーワードなどの順位が大幅に下落する傾向にあります。

そのため、下落したページを確認するとともにキーワードの乱用やコンテンツの重複などを想定しながら改善していくと効果的です。

ペナルティによって受けるリスクとは?

このようなGoogleからのペナルティが課されると、先ほどもふれたように、特定のキーワードでの順位が下がるだけでなく、最悪の場合には検索結果に何も表示されなくなる可能性もあります。

SEO対策は、集客やコンバージョン獲得において大きな影響力を持ちます。そのため、検索結果に表示されなくなれば、ユーザーを適切に自社サイトに集客できず、売上や利益の減少にもつながりかねません。

Web広告に出稿するなど、他の経路で補完することもできますが、中長期に渡って改善されなければ集客コストもかかります。

このようなリスクを防ぐためにも、やってはいけないことを適切に理解し、ユーザビリティを考慮した最適化につなげることが重要です。

SEO対策ではユーザビリティを意識することが重要

Googleをはじめとした検索エンジンは、基本的にはユーザビリティを考慮して検索結果に表示させる順位を決めています。

そのため、SEO対策で上位表示につなげるためには、Googleを意識するのではなく、本質的にターゲットとなるユーザーの悩みやニーズを意識することが重要です。

やみくもに対策を講じても効果にはつながらず、やってはいけないことで紹介したような、小手先のテクニックに終始してしまう可能性も高まります。

あらかじめ目的やターゲットを明確化し、そのターゲットユーザー向けに戦略的なSEO対策を講じていくと効果的です。

まとめ

現在、SEO対策は多くの企業がWebマーケティング施策として活用しています。

そのため、SEO対策専門の代行会社をはじめ、効率的なSEO対策の手法などを紹介する情報も多数存在します。

とはいえ、日々目まぐるしくアップデートを繰り返すSEO対策において、
中には古い情報や間違った施策を紹介するものも少なくありません。

間違ったSEO対策は、ペナルティによってマイナスに影響するリスクも生じます。

今回紹介した内容も参考に、最低限やってはいけないことを押さえ、
ユーザビリティを考慮しながら適切に最適化へとつなげていきましょう。