SEO対策をする場合、どの業者に依頼すべきか選び方が重要です。しかし、目的や依頼したいSEO対策によって適した業者は異なるため、明確な正解はありません。
本記事では、SEO対策業者の選び方をまとめました。依頼できる業務や事前に確認しておくべきポイント、悪質なSEO対策業者の特徴とあわせて解説します。
SEO対策業者に依頼できる業務一覧
SEO対策業者に依頼できる主な業務を、一覧でまとめました。費用相場とあわせて紹介します。
具体例 | 費用相場 | |
SEOコンサルティング | 現状の調査・分析 キーワード戦略 内部SEO対策 外部SEO対策 コンテンツ企画・作成 効果測定と改善の施策提案 | 5~100万円(月額) |
内部SEO対策 | サイト構造の改善 インデックスの最適化 ユーザビリティーの向上 コンテンツの改良 重複ページの解消 モバイルフレンドリー対応 | 5~50万円(月額) |
外部SEO対策 | SNSの活用 ホワイトペーパーの作成 プレリリース配信 被リンク獲得目的のコンテンツ作成 | 10~100万円(月額) |
コンテンツSEO | コンテンツ企画 構成作成 ライティング(執筆) 監修 画像・イラスト作成 | 5,000~50,000円/1件 |
上記の具体例はあくまで一例で、詳細な内容はSEO対策業者によって異なります。対応する範囲もそれぞれ違うため、あらかじめ確認する必要があります。
SEO対策業者の選び方のポイントを紹介
SEO対策会社の選び方について、7つのポイントを紹介します。自社サイトに適したSEO対策会社を選択するために、ぜひ役立ててください。
サービス内容と費用
SEO会社を選ぶときは、サービス内容と費用の両方を確認することが大切です。安さばかり重視すると、自社サイトに必要な施策がサービス内容に含まれない可能性があります。
逆に依頼する範囲が広すぎれば、費用がかさんでしまうでしょう。自社に必要なSEO対策を過不足なくカバーできる業者を探し、費用が適切かどうか確認することが選び方のポイントです。
見積もりをとって数社で比較
依頼する内容やサイトの規模など条件によって、費用に差がでます。1社だけだと適正価格なのか判断が難しいので、見積もりをとって費用とその内訳を比較しましょう。
料金体系の違い(月額制・成果報酬制)や、初期費用の有無をあわせて確認します。対応範囲や具体的な費用が曖昧な場合は、依頼しないほうがよいかもしれません。
同業界での実績
これまでSEO対策で成果を出してきた実績があれば、安心して依頼できます。とくに重要なのは、自社と同業界での実績や似た課題を解決した実績です。
同業界での実績は、競合他社の分析やコンテンツの企画にも役立ちます。効率的かつ精度の高いSEO対策につながるため、より高い成果が期待できるでしょう。
担当者の対応とレスポンス
SEO対策は、担当者と連絡を取り合いながら行います。こまめに施策の進捗を確認したり、相談したりするためには、円滑なコミュニケーションが必要不可欠です。
「具体的な提案はあるか」「丁寧に説明してくれるか」というように、担当者の対応や印象を確認します。連絡方法やスムーズな返信などレスポンスについても、チェックすることが重要です。
SEO対策以外のサービス内容
SEO対策は、あくまで集客の手段の一つでしかありません。
SEO対策とあわせて、マーケティングや集客の施策を実施するのが基本です。SEO対策とその他のWeb集客を組み合わせることで、相乗効果が見込めるケースもあります。
ホームページ制作やWeb広告運用、SNS運用など、SEO対策以外のサービス内容にも注目してください。その他の施策が必要になったとき、トータルで依頼できるSEO対策会社がおすすめです。
レポートの詳細
SEO対策業者と利用者は、レポートでサイトの状況や施策の効果を共有することになります。SEO対策では効果測定が必要不可欠であり、結果から次の施策内容を決定することが理由です。
レポートの有無や回数について、あらかじめ確認しておきましょう。レポートのサンプルがあれば見せてもらい、ない場合は項目について質問するのがおすすめです。
コンテンツの質
業者のサイトやオウンドメディアを確認すれば、コンテンツの質がわかります。内容をチェックして、安心して任せられるか判断しましょう。
また「SEO対策 エリア名」などでページが上位に表示されていれば、SEO対策で成果を出した実績があるといえます。SEO関連のキーワードで上位表示されているか事前に確認しておくのが、選び方のポイントです。
SEO対策業者に依頼する前に確認すべきポイント
自社にあったSEO対策業者を選ぶためには、さまざまな準備が必要です。選び方とあわせて、以下のポイントをチェックしておきましょう。
基本的なSEO対策の知識
SEO対策の知識がまったくないと、施策の良し悪しは判断できません。Googleが提示する基本的な考え方や、検索エンジンの仕組みについて確認しておきましょう。業者に提案されたSEO対策について理解したうえで、依頼することが大切です。
サイトの目的
SEO対策業者への依頼が決まったら、まずサイトの目的や課題を明確にします。目標達成や課題の解消にどのようなSEO対策が必要なのか、十分に検討してください。優先順位をつけておけば、予算にあわせて依頼する範囲を決定しやすくなります。
依頼期間と予算
SEO対策は効果がでるまで最低でも6ヶ月~1年ほどかかるため、業者も中長期的な利用が前提となります。
契約期間を想定して、具体的な予算を決めましょう。なお、SEO対策業者によっては最低契約期間が定められているので、あわせて確認しておくと安心です。
悪質なSEO対策業者の特徴
SEO対策を依頼するときに注意したいのが、悪質な業者です。悪質な業者に共通する特徴について、わかりやすく解説します。
効果を誇張するSEO業者
SEO対策の場合、確実に成果を出す方法はありません。「〇〇で確実に成果がでる」「必ず1位に表示される」などの宣伝文句は、誇張の可能性があります。
悪質な業者の可能性が高いので、騙されないように注意しましょう。「長期的に対策する必要がある」「確実な成果は約束できない」など、正直に伝えてくれるSEO業者がおすすめです。
また極端に長い5年縛りなどの契約がある場合は一旦他の契約内容と比較して本当に契約して大丈夫かを確認する必要があります。
極端に安い業者
極端に費用が安い場合、SEO対策の質に問題がある可能性があります。成果につながらず、費用が無駄になるケースもあるので、注意が必要です。
不適切な方法(ブラックハットSEO)によって、逆に検索順位が下がることも。相場を確認したうえで、適切な費用で依頼してください。
不要なSEO対策を勧める業者
SEO対策は多岐にわたるため、すべて実行しようとすれば膨大な数になります。強引な営業手法によって、不要な施策を勧めてくる悪質業者もいるでしょう。
サービス内容や費用の説明が曖昧な業者には、警戒が必要です。「なぜ必要なのか」「どのような施策を実施するのか」を質問して、回答を確認しましょう。とくに被リンクの購入はペナルティの対象なので、絶対に利用してはいけません。
まとめ
SEO対策を成果につなげるためには、業者の選び方が重要です。
まずは依頼できる項目をチェック。サービス内容と費用を調べる、見積もりをとって比較するなど、選び方のポイントを確認しておきましょう。
さらに依頼する前に準備しておけば、自社サイトに適した業者を選びやすくなります。悪質な業者の特徴も紹介したので、あわせて確認しておくと安心です。