おすすめのメール配信システム9選!大手サービスから無料タイプまで徹底比較

CATEGORY:

TAGS:

掲載企業の選定やITツール等の紹介は弊社独自の基準とリサーチ手法に基づき記事の作成・公開を行っております。詳しくは編集ポリシーをご覧ください。また、掲載情報先へのお仕事の依頼や契約は十分な確認を行ったうえで、お客様の判断と責任でお願いいたします。

「メール配信システムを導入したいけど、どんな機能があって何を重視すればいいの?」

このような悩みを持っていませんか?

メール配信システムにはそれぞれ独自の機能や強みがあるため、自社が導入する目的に合ったものを選ばなければいけません。

この記事では、メール配信システムの機能や特徴、選ぶポイントなどを紹介していきます。

メール配信システムとは

まずはメール配信システムの概要と、クラウド型・オンプレミス型といった種類について紹介します。

メール配信システムとは

メール配信システムは、大量のメールを一括で送信できるサービスです。メルマガや営業メール、ステップメールといった形で使われることが多く、情報を適切なタイミングで届けられます。

メール配信システムは一斉送信できるだけではなく、開封率やクリック率の計測ができたり、迷惑メールに分類されない対策が取られていたりと、通常のメーラー(メールソフト)にはない機能が特徴です。

大量のメールを高速・安定して配信したい場合や、メールからのデータをマーケティングに活用したい場合などに利用できます。

メール配信システムの種類

メール配信システムには、「クラウド型」と「オンプレミス型」の2種類があります。

クラウド型

クラウド型は、メール配信サービス会社が用意したサーバー上で運用する方法です。

自社にサーバーを設置したりシステムを作る必要がないので、手軽に導入できてメンテナンスなどの手間もかかりません。インターネット環境さえあれば利用できます。

ただし、カスタマイズ性が低いことや、セキュリティ性はサービス次第である点に注意が必要です。

オンプレミス型

オンプレミス型は、自社でサーバーとシステムを構築して運用する方法です。

自社で管理しているためセキュリティ性が高く、柔軟にカスタマイズできます。また、既存システムとの連携もしやすいでしょう。

ただし、サーバーやシステムの構築、管理が必要なため、利用するまでには数か月~年単位の時間、数百万円のコストがかかります。

クラウド型とオンプレミス型、どちらもメリット・デメリットがあるので、導入のしやすさやコスト、セキュリティなど、重視するポイントで選びましょう。

メール配信システムの主な機能

メール配信システムにはさまざまな機能が搭載されていますが、大きく次の4つに分けられます。

  • 配信先の管理
    顧客のリストを管理し、特定の属性や行動に基づいてメール配信をしたり、重複アドレス・エラーアドレスの自動削除をしたりできます。
  • メールの配信
    大量のメールを高速で送信したり、ターゲット層に合わせたセグメント配信をしたりできます。送信予約や、段階的に送るステップメールも可能です。
  • メール作成やカスタマイズ
    HTMLメールの作成ツールが組み込まれており、専門知識がなくてもカスタマイズしたメールを作成できます。
  • 効果測定
    開封率やクリック率、到達率など、メールでのデータを計測できます。

メール配信システムを導入するメリット

メール配信システムには次のようなメリットがあります。

  • 大量のメールを一斉に送信できる
  • メールの到達率や反応率の向上
  • ターゲットを分けて配信できる
  • 誤送信やミスを防げる

通常のメーラーは大量のメールを送信するのに時間がかかりますが、メール配信システムは高速で遅延も少なく送信できます。

誤送信や迷惑メール対策もされているので、到達率も高くメールでの失敗が起こりづらい点がメリットです。

また、顧客の属性で分類して違うメールを送信したり、反応率などを測定できるため、マーケティングに役立てれば売り上げアップにもつながります。

メール配信システムを選ぶポイント

メール配信システムを選ぶときは、導入する目的や使える機能などを考慮して選ぶことが大切です。

メール配信システムを選ぶポイントには次のようなものがあります。

  • 大量配信を遅延なくできるか
  • メールが確実に到達できるか
  • 効果測定や分析機能が充実しているか
  • 料金体系が自社の規模や用途に合っているか
  • 外部システムとの連携がスムーズにできるか
  • デザイン性の高いメールを作成できるか
  • 万全なセキュリティ対策が施されているか
  • 充実したサポートが提供されているか
  • 迷惑メール対策が十分にされているか

たとえば、メールの反応率を上げたり見込み顧客を発掘したいなら、効果測定機能が強いタイプやステップメール機能を備えたタイプなど、マーケティングに強いサービスを選ぶとよいでしょう。

大量のメールをしっかり届けたいなら、処理能力が高く到達率に定評のあるサービスがおすすめです。

その他にも、おしゃれなメールを簡単な操作で作成できるサービスや、安価で運用できるサービス、サポート体制が充実したサービスなどもあります。

それぞれの強みをチェックして選びましょう。

料金が安いメール配信システム

月額料金や初期費用が安いメール配信システムを紹介します。

める配くん

める配くん
無料トライアルあり
料金プランライト:月額1,980円
スタンダード:月額2,880円~
エンタープライズ:月額25,000円~
アタッチ:月額3,150円
※アドレス数によって変動
初期費用8,000円
30,000円(エンタープライズのみ)
配信量

メル配くんは、業界最安値クラスでさまざまな機能が利用できるメール配信サービスです。

無料プランと4つの有料プランがあり、さらに登録アドレス数に応じて料金プランを選択できます。

シンプルで分かりやすい操作性のため、簡単にメール配信ができるのも特徴です。マニュアルや動画、電話対応、メール対応など、サポート体制も充実しています。

2002年から20年以上に渡り、システムを停めることなく無事故でサービスを提供しているため、安定したサービスを利用したい人にもおすすめです。

める配くん公式サイトはこちら

さぶみっと!メール配信

さぶみっと!メール配信
無料トライアルあり
料金プランライト:月額1,287円
ベーシック:月額2,860円
ブロンズ:月額4,290円円
シルバー:月額8,580円
ゴールド:月額14,300円
プラチナ:-
初期費用0円
配信量

さぶみっと!メール配信は、全プラン初期費用無料月額1,287円から利用できるメール配信サービスです。

低価格で利用できますが、使いやすいHTMLエディターやバックナンバー公開機能、クリック率の効果測定など、メルマガに必要な機能が揃っています。

既存の顧客データベースとの連携もできるので、リスト作成の手間が省けて重複をなくせます。

サービス運営歴は20年以上、実績導入は6,000件以上あるため、手軽に安定したサービスを利用したい人におすすめです。

さぶみっと!メール配信公式サイトはこちら

マーケティング性能が高いメール配信システム

開封率やコンバージョン率などの計測やデータ分析の支援機能など、マーケティングに役立つ機能を備えたメール配信システムを紹介します。

配配メール

配配メール
無料トライアルあり
料金プランLight:-
Standard / Premium:-
Bridge:-
※アドレス数によって変動、要問い合せ
初期費用
配信量

配配メールは10年以上サービスを提供しており、導入企業は10,000社を超えるメール配信サービスです。

配配メールは分析業務を支援する機能と、改善業務を支援する機能をそれぞれ備えています。

たとえば、メールを自動で分析して開封率が高い曜日や時間をヒートマップで表示したり、同業種と比べた場合の開封率・クリック率のスコアを比較できたりといった機能があります。

開封率やクリック率の結果をランキング形式でわかりやすく表示する機能などもあり、メール配信や効果測定・分析を楽にしたい人におすすめです。

配配メール公式サイトはこちら

高速配信ができるメール配信システム

配信スピードが優れており、送る量が多くても遅延の少ないメール配信システムを紹介します。

Cuenote FC

Cuenote FC
無料トライアルあり
料金プランPremiumプラン:月額5,000円~150,000円
専用ASPプラン:月額150,000円~
オンプレミスプラン:月額5,4000円~
初期費用Premiumプラン:30,000円~50,000円
専用ASPプラン:200,000円~
オンプレミスプラン:3,250,000円~
配信量1,000万通/時

Cuenote FCは、月間76億通という国内最大規模の配信実績を誇る、大規模メールマーケティングにおすすめのサービスです。

独自技術による1,000万通/時の高い配信性能で、大量のメールを遅延なく高速で送信できます。

改善に必要な機能も標準装備しており、時間別やデバイス別の詳細な分析やABテストなどを実施できるため、効果的にメール戦略を進めることが可能です。

定期的に送るステップメールや、状況に応じて送る内容を変えられるシナリオメールなども、全プランで利用できます。

Cuenote FC公式サイトはこちら

Blastmail

Blastmail(ブラストメール)
無料トライアルあり
料金プランLight:月額4,000円
Standard:月額8,000円~
Pro:月額30,000円~
初期費用10,000円
50,000円(Proのみ)
配信量1,150万通/時

Blastmailは、14年連続顧客導入数シェアNo.1の人気メール配信サービスです。(2024年時点)

使いやすさを追求しており、はじめてメール配信サービスを使う人がマニュアルを読まなくても直感的に使えるよう工夫されています。

Blastmailメールは独自の高速配信エンジンと20年間の技術力により、1,150万通/時のパフォーマンスで高速配信が可能です。

既存の自社システムと連携できるAPIを無償で提供しているので、顧客データベースや配信結果などのデータもスムーズに連携できます。

Blastmail公式サイトはこちら

到達率や大量配信が強みのメール配信システム

大量のメールを送るのに適したサービスや、迷惑メール対策によって到達率の高いメール配信サービスを紹介します。

ワイメール

ワイメール
無料トライアルあり
料金プラン毎月自動継続:月額4,980円
6ヶ月分前払い:月額5,460円
12ヶ月分前払い:月額5,250円
初期費用10,000円
配信量

ワイメールは、定額制なので費用を抑えながら大量のメール配信ができるサービスです。

多くのメール配信サービスは配信数や登録アドレス数による従量課金ですが、ワイメールは配信数や読者登録数が無制限の月額定額制で利用できます。

メールマガジンやステップメールのストーリー設定も無制限です。

また、契約者ごとに独立した仮想サーバーを立ち上げるため、他者とIPアドレスやドメインを共用せず、受信アルゴリズムの影響を受けずに運用できます。

ワイメール公式サイトはこちら

ベアメール

ベアメール
無料トライアルあり
料金プランメールリレーサービス:月額5,000円~75,000円
※月間100万通以上・専用プランは要問い合わせ
迷惑メールスコアリング
SILVER:月額9,000円
GOLD:月額34,000円
PLATINUM:月額59,000円
PARTNER:月額65,000円~
初期費用50,000円
配信量

ベアメールは「メールを確実に届ける」ことを支援しており、メールリレーサービスと迷惑メールスコアリングという2つの特徴的なサービスを提供しています。

メールリレーサービスは、迷惑メール対策によるブロックを避けるためにレピュテーションの高いIPアドレス群から分散することで、到達率を高める機能です。

迷惑メールスコアリングでは、迷惑メールと判断される可能性を診断し、メールの改善点を発見できます。

どちらも到達率を高めるシステムなので、メールを確実に届けたいという人はベアメールを検討してみましょう。

ベアメール公式サイトはこちら

無料で使えるメール配信システム

完全無料で使えるメルマガ配信サービスや、フリープランがあるメール配信サービスを紹介します。

まぐまぐ

まぐまぐ
無料トライアル
料金プラン
初期費用
配信量

まぐまぐは無料のメール配信サービスの中でも知名度が高く、著名人のメルマガなども多数利用しているサービスです。

情報を発信したい人と受け取りたい人を繋ぐツールとして、簡単・安全にメルマガ配信ができます。

無料メルマガと有料メルマガを配信でき、有料の場合は売り上げの50%が発行者の収入です。

メルマガを発行するために審査は必要ですが、コストをかけずに安定したサービスを使いたい人におすすめです。

まぐまぐ公式サイトはこちら

SendGrid

SendGrid
無料トライアルあり
料金プランFree:月額0円
Essentials:月額3,000円~5,400円
Pro:月額14,000円~165,000円
初期費用
配信量

SendGridはアメリカの企業が運営するサービスで、国内外で広く利用されています。

有料と無料のプランが用意されており、無料プランでは1日あたり100通の送信が可能です。

無料でも開封やクリックの測定といった効果測定機能が使えるので、小規模な運用や本格的に導入する前のお試しとして利用できます。

導入実績は8万社以上、1,000億通以上の配信実績を誇るため、信頼性の高いサービスを利用したい人にもおすすめです。

SendGrid公式サイトはこちら

まとめ

メール配信システムは、通常のメーラーではできないような大量・高速配信ができるサービスです。

メルマガやステップメール、キャンペーンメールなど、手間のかかるメール送信の業務を効率的にできる機能が揃っています。

また、開封率やコンバージョン率などのデータ計測をはじめ、ヒートマップやランキング機能による分析支援の機能などを備えたサービスも多いので、マーケティングに役立つでしょう。

メール配信システムはそれぞれ強みが異なるので、自社の目的にあった機能や特徴があるサービスを選びましょう。