- 「SEO対策はした方がいいの?」
- 「SEO対策のメリットを知りたい」
- 「SEO対策のデメリットを知りたい」
- 「SEO対策のやり方が分からない」
- 「自社だけでSEO対策はできるの?」
- 「自社だけで行えない場合はどうしたらいい?」
このような悩みや疑問をお持ちではないでしょうか。「SEO対策」という言葉は聞いたことがあっても、具体的なメリット・デメリットに関しては知らない方もいらっしゃるかもしれません。
「情報通信白書 令和2年版」によると、2019年に日本国内でもスマホの普及率が8割を超え、多くの人々がインターネットを利用する時代になりました。
多くの人々が利用するインターネットで効率的にアクセス数を獲得するためにも、SEO対策の知識は必須です。しかし、SEO対策のメリット・デメリットを正しく理解していないと、思ったような結果が得られないことがあります。
- SEO対策のメリット
- SEO対策のデメリット
- SEO対策を行う上でおすすめの方法
について紹介しています。記事を読むことで、SEO対策のメリット・デメリットを理解できるのはもちろん、おすすめの対策方法についてもしっかりと理解できるようになっています。
【必見】SEO対策のメリット
ここでは、SEO対策のメリットを5つ紹介します。
- 多くの集客が見込める
- 費用対効果が高い
- 中長期的に安定した集客を確保できる
- 制作したコンテンツが資産になる
1つずつ詳しく見ていきましょう。
1. 多くの集客が見込める
SEO対策では、対策するキーワードによっては多くの集客が見込めます。キーワードにはそれぞれ、1月の内にどれくらい検索されているかを測る「検索ボリューム」という指標があります。この検索ボリュームが多いキーワードで検索結果の上位に表示できれば、多くの集客が可能です。
例えば「SEO対策」というキーワードの場合、Ubersuggestによると、月間で約27,000の検索ボリュームとなっています。また、検索結果の順位によってクリックされる確率は変動しますが、2020年7月のSISTRIX社の調査によると、検索順位とクリック率は以下のようになっています。
検索順位 | クリック率 |
---|---|
1位 | 28.5% |
2位 | 15.7% |
3位 | 11% |
4位 | 8% |
5位 | 7.2% |
6位 | 5.1% |
7位 | 4% |
8位 | 3.2% |
9位 | 2.8% |
10位 | 2.5% |
検索結果1位を獲得できれば、約3割のアクセスが期待できるため「SEO対策」というキーワードで1位を獲得できれば、およそ8,000ほどのアクセスを獲得できます。
ただし、検索ボリュームが多いビックキーワードになればなるほど、競争率は激しくなるため、順位を上げる難易度も増します。
しかし、しっかりとした対策を講じて順位を上げることができれば、多くのアクセスを稼ぐことができるので、ぜひ挑戦してみましょう。
2. 費用対効果が高い
一般的な広告運用によって宣伝や集客を行う場合、多くの人に届けるために掲載先や掲載期間を増やせば増やすほど、費用は増加します。しかし、SEO対策ではアクセスが増えたとしても、かかる費用はサーバーやドメインの維持費程度です。
広告とは違い、ユーザーは検索結果からアクセスするので、どれだけ数が増えたとしても費用は上がりません。費用を抑えつつ、できる限り多く集客したいという場合に非常に効果的なのは、SEO対策の大きなメリットの1つです。
3. 中長期的に安定した集客を確保できる
SEO対策で検索上位表示ができれば、ある程度の期間は激しい順位変動が無いため、安定した集客の確保が可能です。一方で広告運用の場合は、集客のために広告を運用し続ける必要があるため、継続に費用が発生します。SEO対策では、ある程度の期間であれば、自動的にアクセスを稼ぐ窓口として機能します。
変動が起こる可能性があるタイミングは、Google検索アルゴリズムのアップデートです。中でもより大きなアップデートである「コアアップデート」と呼ばれる変更が加えられるタイミングがあります。ただし、このコアアップデートは頻繁に行われるものではありません。
2020年においては、1月、5月、12月の合計3回となっています。また、全てのキーワードが影響を直ちに受けるわけではありません。上位を獲得すれば少なくとも数ヶ月間は10位以内を維持できる可能性が高いので、ある程度安定した集客が見込めるでしょう。
4. 制作したコンテンツが資産になる
SEO対策によってサイト内に蓄えられたコンテンツは、そのままサイトの資産となります。なぜなら、一度作ったコンテンツは自身で削除しない限り残り続け、検索経由でのアクセスも継続されるからです。それぞれのページが上位表示できていれば、半自動的にアクセスが獲得でき、広告を運用せずとも安定した集客を生み出せます。
また、検索結果上位に表示されるような良質なコンテンツがサイト内に多くあれば、SEO上の評価も上がり上位表示にさらに優位に働きます。一方で、広告は運用し終えたらその時点で集客は止まり、後には何も残りません。
労力や費用をかけたものがその場限りのもので終わらず、集客の窓口としての資産として残り続ける点は、SEO対策の大きなメリットの1つです。
5. 興味関心が高いユーザーを集客できる
キーワードを検索して調べるユーザーは興味関心の度合いが高いユーザーです。従来の広告運用では、まだニーズを感じていない潜在顧客も含めて広い層にアプローチ可能ですが、全ての人が高い関心を持っている訳ではありません。AISASという消費者の購買行動を説明するプロセスでは、人々は以下のような流れで購買行動をとるとされています。
- Attention(注意)
- Interest(関心)
- Search(検索)
- Action(購買)
- Share(情報共有)
上記の流れに照らし合わせると、広告運用ではあらゆる段階の人が対象となる可能性があります。一方キーワード検索でサイトにたどり着くユーザーは、関心を持った後に自ら検索を行っているユーザーです。そのため、その後の購買に結びつきやすくなっています。
SEO対策が上手くいけば、このようなユーザーを効率的に集客できます。効率的に収益増に繋がる顧客を獲得できるのは、SEO対策の大きなメリットの1つです。
【注意】SEO対策のデメリット
ここでは、SEO対策におけるデメリットを4つ紹介します。
- 成果が出るまでに時間がかかる
- 必ず検索上位が取れる訳ではない
- Googleのアップデートの影響で順位が変動することがある
- 間違ったSEO対策を行うとペナルティを受けることがある
1つずつ、詳しく見ていきましょう。
1. 成果が出るまでに時間がかかる
SEO対策は広告運用とは違い、成果が出るまでにある程度の時間がかかります。対策するキーワードの種類や検索ボリュームによって、どの程度の期間が必要になるかは様々です。一般的には最低でも成果が出るまでに、半年ほどは必要とされています。
そのため「今すぐにアクセス数を増加させたい」という場合には効果的な手段ではありません。もし即効性のある施策を求めている場合は、従来通り広告運用による集客・宣伝を行うことになるでしょう。
両方のメリットを活かすために、最初はSEO対策による成果が出るまで広告運用も併用して行います。その後、検索順位10位以内に入るなどの成果が現れ初めた段階で、徐々に広告運用を減らすなどして対応していく方法が考えられます。
2. 必ず検索上位が取れる訳ではない
実はSEO対策には「こうすれば絶対に順位が上がる」という必勝法はありません。多くの場合は「SEOに有利とされている」という推測の域であることがほとんどです。なぜなら、検索結果の順位を決めているGoogleが決定方法に関して詳細を明かしていないからです。
そのため、世の中で「SEO対策はこうすべき」とされている手法を用いたとしても、必ず結果が出るとは限りません。SEO対策は日々の継続と積み重ねが必須です。常に仮説、実行、検証という工程を回し続け、効果的な方法を探っていく必要があります。
また、検索結果のアルゴリズムに関しては定期的にアップデートされるため、その時々で評価基準も変化します。それでも、GoogleによってSEOのガイドラインが公開されており、ある程度の基準は示されています。対策を行う場合はガイドラインを遵守し、日々継続していくことが何よりも重要です。
3. Googleのアップデートの影響で順位が変動することがある
検索結果を決めるためのGoogleのアルゴリズムは定期的にアップデートされます。これにより、アップデート前までは検索結果10位以内だったページが10位圏外に飛ばされてしまうことも珍しくありません。
アップデートに関しては、予告なく行われることがほとんどです。どのような基準に変化したのかについても、公開されないことがほとんどです。
2020年には、検索順位に大きく影響を与えるようなコアアップデートが1月、5月、12月の合計3回行われました。検索結果が大きく変動するようなコアアップデートは頻繁に起こる訳ではありませんが、業界によってはアクセス数に大きな影響を与えます。変化に少しでも早く対応できるように、日々の分析をしっかりと行っておきましょう。
4. 間違ったSEO対策を行うとペナルティを受けることがある
SEO対策では「絶対に行ってはいけない行為」がGoogleによって明確に示されています。NGとされているSEO対策を行った場合は、最悪の場合ペナルティが課せられ、サイト全体の検索順位が大きく下げられることがあるため注意しましょう。
推奨されない行為は以下のようなものです。
- 被リンク購入
- キーワードの詰め込み
- コピーコンテンツの利用
- 隠しテキストや隠しリンクの配置
上記の手法はいずれも、Googleによって推奨されていない間違った対策となります。Googleからの評価が下がってSEOに悪影響が出るのはもちろんですが、何よりもコンテンツを閲覧するユーザーにとっても害悪となる内容ばかりです。ユーザーからの信頼も失ってしまうので、決して行わないよう注意しましょう。
SEO対策では「必勝法」はありませんが「絶対やってはいけないNG対策」は明確に示されています。SEO対策を実施する際には、必ずGoogleのガイドラインを確認し、違反のないように心がけましょう。
SEO対策で不安ならWeb制作会社への依頼がおすすめ
SEO対策は自社で行えるものもありますが、より効率的かつ効果的にSEO対策を行うのであればWeb制作会社への依頼がおすすめです。なぜなら、SEO対策のためには多くの専門的な知識と経験が必要になる場面が多くあるからです。
例えば、SEOに強いコンテンツを制作する場合「ユーザーの検索意図をしっかりと満たすようなコンテンツ」が良いと分かってはいるものの、具体的にどのようにして制作すればいいのか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
どのような情報をどのように記述すれば、より効果的であるかという点は、一朝一夕で身につけるのはなかなか難しいかもしれません。
また、内部対策としてサイトないのコードなどをSEOに最適化するのにも、コーディングなどの専門知識が必須になります。間違った知識で対応してしまうと、逆に悪影響を与えてしまったりすることもあるので注意しましょう。
SEO対策においては、様々な場面で専門知識やスキルが要求されることがあります。そのため、Web制作のプロである制作会社への依頼がおすすめです。Web制作会社では制作のみならず、SEOなどのWebマーケティングを得意とする会社も多く存在します。
豊富な実績とスキルを持ち合わせたプロに任せることで、より確実に成果を上げることが可能です。少しでもSEO対策で不安を感じているのであれば、Web制作会社へ依頼してみましょう。